毎日雨ばかりが続くと、カラッと晴れた青空を切望します。
ようやく晴れ渡り毎日暑い日が続くと、少しは雨が降ってくれることを願います。
酷暑が連続すれば、早く涼しくならないかと思います。
かといって肌寒くなれば、暑かった日々を恋しく感じます。
そんな風に私たちは1年を過ごしています。
お盆が過ぎれば、今年の残された月日を数えます。
「今年もあと4か月か」
でもそれは、来年がまたやってくると思っているからですね。
来年が必ずやってくるなどという保証はどこにもないのに、なんとなくそう思っているから、「今年も残すところあと4か月」などとのんきなことを考えてしまうのです。
雨が続いて天気を望むのも、暑い日が続いて秋を望むのも、梅雨も夏も来年またやってくると思うからです。
余命半年の命に来年の夏も秋もありません。
「今」という季節を今生限りだと受け止めれば、過去の季節に振り回され、未来の天候に気をもむ必要はありません。
人との出会いも同じです。
過去の出来事にとらわれ、未来のつきあいを心配するのは無意味なことです。
常に今は、過去のゴールであり、未来のスタート地点です。
この0(ゼロ)の地点をどう生きるのか、それ以外の命題はありません。
「前後裁断」。これで楽になれる。