なあむ

やどかり和尚の考えたこと

福島の苦しい選択

2013年07月23日 18時08分42秒 | ふと、考えた

昨日の書き込みへの反省。投げやりな言葉が過ぎたようです。

福島の方々は悩んで悩んで投票されたのだと思います。「目先の・・・」などという外野の勝手な思い込みは慎むべきですね。
とにかく今の現状を何とか打開して欲しい。いつまで経っても進まない除染や復興を何とか動かしてもらいたい、そのためには早く国会を機能して欲しい。その願いからは混乱よりも大きな与党という選択にならざるを得なかったのではないでしょうか。
それにしても、原発推進党以外の受け皿としてのしっかりした候補者がいなかったことが原因だと思います。
悩んだ末に原発推進党を選ばなければならなかった福島の人々の切ない思いも受けとめたいと思います。

選ばれた方には、そんな苦しい胸の内を慮っていただき、無視したり、裏切ることのないよう祈るばかりです。

でも既に、軍備拡張にも動き出しそうな匂いですね。


福島の選択

2013年07月22日 22時53分45秒 | ふと、考えた

福島の皆さんが原発推進の党の人を選んだということであればそれはそれでいいのでしょう。

周りの人間がとやかく騒いでみても、中の人々が選択したことであれば口出しする必要はありません。

今後、福島の県民も再稼働を選んだ、という既成事実になると思われます。

こうなると、民主党の罪は重いですね。

政治の安定を選んだというよりも、反民主の力が強かったように思います。

自民党を圧勝させたのは民主党です。

自民党独裁により、今後この国はどんどん変わっていくと思われます。

ナショナリズムを掲げ、強さを求める宣伝をするでしょう。

強さを意識させるためには、多少の犠牲も仕方がないと思わせるでしょう。

弱そうな意見はバカにされ、相手にされなくなるでしょう。

自分が苦しくとも、国の強さのためには我慢しなければと思わされるでしょう。

苦しみに耐えることが国のためだと錯覚をしてくるでしょう。

負けることは許されず、常に勝ち続けることを追い求めていくでしょう。

もしオリンピックでも招致になったなら(別に反対でもありませんが)、そこに向かって意識は高揚し、益々煽られていくでしょう。

集団催眠のように、痛みを忘れてしまうでしょう。

嗚呼、それが国民の選択ならば仕方がない。

目先の幸せを求めて、大事なものを犠牲にしてしまいそうだと思えて仕方ないのだが。

何だか気の抜けた感じです。


選挙前に

2013年07月18日 19時16分28秒 | ふと、考えた

ここ最近ファイスブックに投稿したものをまとめてこちらにUPしておきます。

選挙と原発問題について書いたものです。

そろそろ選挙の話をしようじゃないか。せっかく解禁になったんだし。原発の再稼働が進められようとしている今。福島の人々は置き去り。あれだけの苦しみを与えておいて知らぬふりはないだろう。今回の選挙は原発をどうしようとしているのかだけで選ぼうじゃないか!未来は選べるんだよ!こんな元気な人間も出てきた。日本をあきらめるのはまだ早い!是非動画を視聴してシェアしてください!(7/16)

http://www.earth-garden.jp/magazine/29803/

何故今この時点で原発の再稼働をねらうのか。海外に原発を売りに<wbr></wbr>行くのか。首相は「日本の原発は絶対安全」と言っているのだろう<wbr></wbr>か。このたびほど「絶対安全」という言葉が「危険」であることを<wbr></wbr>思い知らされたことはない。
経済優先。経済は「何」より「優先」されるのか。それは命。多く<wbr></wbr>の人間が命を奪われた。人間ばかりではない、動物や小さな命、植<wbr></wbr>物、大地の命も奪われた。将来に命の危険を感じながら生きなけれ<wbr></wbr>ばならない人々がいる。それらの命を軽視するのが経済優先。原発<wbr></wbr>再稼働。
社会にとって最も優先されるべきは「命」。そういう社会でなけれ<wbr></wbr>ばならない。
今回の選挙は命を優先するのか軽視するのかを選ぶ選挙だといって<wbr></wbr>もいい。
よくよく候補者の公約を見て、原発の一点だけで選んでも価値があ<wbr></wbr>ると思う。
お金は生きるための「道具」であり、目的ではない。目的と道具を<wbr></wbr>誤ってはならない。
子孫に残す未来を選ぼう!(7/16)

私が呼びかけているのは、選挙の話をしようということ。日本の未<wbr></wbr>来を考える選挙に、無関心であることは無責任。せっかく止まって<wbr></wbr>いる原発をまた動かそうとするこの時期に行われる選挙は、止めて<wbr></wbr>おくのか動かすのかを決める選挙。再稼働やむなしという意見の方<wbr></wbr>はそう語ってほしい。どちらかを人任せにするのはやめよう。未来<wbr></wbr>は選挙で決められる。そう信じよう。まだ間に合う。(7/17)

原発をつくって儲けようとする人たちのために、国は後押しをして<wbr></wbr>きました。夜間電気料が割安なのは、原発は動き始めると簡単に止<wbr></wbr>められないから、消費量の少ない夜の電気を多く使ってもらうため<wbr></wbr>の作戦です。その延長がオール電化です。さらに余った電気で夜間<wbr></wbr>に水を高いところまで汲み上げて日中水力発電するという効率の悪<wbr></wbr>いことをやっています。すべて原発を増やすためです。元々深夜は<wbr></wbr>それほど電気を使わないので、使わないときは発電しないのが自然<wbr></wbr>にやさしい方法です。(7/17)

大切なのはお金じゃない、命だ!そしてもっと大事なことは、子供<wbr></wbr>たちに、お金よりも大切なのは命だと教えていくことだ!命を奪い<wbr></wbr>、自然を壊すものが優先される社会に育つ子供たちは、今後ますま<wbr></wbr>す命を軽視する人間に育つだろう。今大人が明確に価値観を示さな<wbr></wbr>ければ、この国は、魂のない、金だけをむさぼり食う奪い合いの社<wbr></wbr>会となるだろう。(7/17)

福島の人々の怒りや悲しみや苦しみの声が聞こえないか?津波の映<wbr></wbr>像を見て、家族も家も失った人々の姿を見て涙を流さなかったか?<wbr></wbr>何とかしたい、自分に何ができるのかを考えなかったか?同じこと<wbr></wbr>だよ。日本人は瞬間のことには熱くなるけど、継続する苦しみには<wbr></wbr>冷めてしまう。「かわいそう」だから支援するんじゃない、困って<wbr></wbr>いるから支縁は必要なんだ。自分に何ができるのか。今の福島の人<wbr></wbr>々の苦しみを生んだ原因の元を絶たなければならない。それは原発<wbr></wbr>であり、金で支配するという考え方であり、危ないもの汚いものは<wbr></wbr>地方へという中央の傲慢な考え方だ。一人一人の気づきと行動で社<wbr></wbr>会は動いていく。たとえ大河の一滴であっても一滴の方向が集まっ<wbr></wbr>たものが大河となるんだ。一人一人だよ、自分の意志だよ。今この<wbr></wbr>時代に生きている責任として、原発の問題は考えていかなければな<wbr></wbr>らない。他人の意志に流れを任せてはいけない。(7/18)

中島みゆきは歌っている「その船を漕いでゆけ おまえの手で漕い<wbr></wbr>でゆけ  おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな」(宇船)<wbr></wbr>。
自分の船は自分で漕いでいくんだよ。自分の行き先を他人に任せて<wbr></wbr>はいけない。しっかりとオールを握って行く先に向かって漕いで行<wbr></wbr>くんだ。どんなに流れがきつくても、流されたらだめだ。一掻き一<wbr></wbr>掻きが人生だ。(オールって、選挙のことだとわかってくれたかなぁ。)(7/18)


瞬きの間

2013年07月07日 12時44分12秒 | ふと、考えた
広島、呉からの帰りです。
昨晩は、ここ数年お招きいただいている神応院さんの仏教講座でした。
年間を通じての講師陣は、奈良康明先生、青山俊董老師、角田泰隆先生等々、超一流の先生方ばかりで、「なんで」という異分子は私一人。
それでも厚顔無恥にノコノコ出かけているのは、私にしか話せない話も、少しはあるのではないかと思うからです。
動きながらものを考える人間は、動かないと、ものも書けないし、話もできません。その分、動くから見えることもあるはずです。
空回りしているだけ、という部分もあるかもしれません。確かにもっと若い頃の自分を思い出すと、空回りの連続で、迷惑ばかりを振り撒いていたと、汗顔の至りです。
でもね、人間は、経験を重ねるごとに少しは成長するものです。
私も、若干は社会に役のたつことができてきたのじゃないでしょうか。そう思いたいです。
もっとも、動き回っていること自体が迷惑だと思っている人が近くいるようが気がしないでもありません。
仕方ありません。人生は瞬きの間、それぞれの役割を果たし切るしかありません。