♪三ちゃんの、サンデーサンサンラジオ!
さーて、今週も始まりました三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。
お相手は、三ちゃんこと三部和尚です。
先日南相馬に行ってきたので、今日はその話をしたいと思います。
22日から24日、福島県は南相馬市に行ってきました。
去年の6月以来です。
原発から20㎞圏内にある小高区が、来年4月に居住制限解除、つまり元の住民が帰れるようになるので、その後どのような状態になるのか、何かお手伝いすることはあるのか、見てきたいと思いました。
市のアンケートによると、解除になれば帰りたいと応えた人が約2割、条件がそろえばと応えた人が約4割。その条件も、人それぞれで多岐にわたっているということ。
すぐにも帰りたいと思っている人はほとんどが高齢者で、小さな子どもをかかえる親の世代は、今は帰れないと思っている、という話でした。
そうなった場合、解除になったとしても、小高区の人口は、超高齢化社会になると思われ、そういう状態でどうやって生活していくのか、誰にも分からない、というのが現状のようでした。
もちろん、高齢化社会は全国各地の過疎地での実状で、それ自体は珍しくないのですが、原発被災地においては、自然発生的に徐々に進行していった高齢化ではなく、ある日突然住居を追われ、5年もの間、誰も住まなかった町になり、病院も商店街もなく、子どもたちもいない所に帰って行くという社会です。
こんな経験は、今まで誰もしたことのないことで、その推移を見守っていきたいと思うところです。
それじゃあ、そんなところへ帰らずに、どこか別の所で暮らせばいいじゃないか、という人がいることでしょう。
毎日、仮設住宅から小高区の住まいに通って草刈りや掃除をしている区長さんの声をお聴きください。
「ふるさとというのはよ、自分が住んでいた家と地域のことで、いくら町の中心にまとまって住めと言われてもそこはふるさとではないべ。南相馬市民だからって言ったって他の地区はふるさとじゃない。ふるさと以外の土地で住むんだったら俺は茨城さでもいって住むよ。こんないいとこ他にないんだから、ここさ住むなって言われても俺はできね。」
そうですよね。そういう思いを否定はできないと思います。
強制的にふるさとを追われた人々の悔しさと苦しさを、少しは分かりたいと思います。
コマーシャル
南相馬市、農家民宿「いちばん星」。
地元の食材をふんだんに使い、手作りの家庭料理が好評です。
昨年、大浴場「巌の湯」も完成!自然に囲まれた湯船で足を伸ばすのは格別。
また、新潟県山古志村から贈られた、アルパカとヤクシカも飼っていて、子どもたちに人気。
ご主人の星巌さん、奥様、スタッフの皆さんが明るく迎えてくれます。
南相馬にお越しの際は是非どうぞ。
今日のサンサンラジオ、いかがだったでしょうか。
原発被災地の状況はまだまだ深刻です。
ほとんど忘れ去られてしまっても、そこに暮らしている人がいるということは変わりがありません。
三ちゃんは、今後もかかわっていくつもりです。
それでは今週はここまで。
また来週もお立ち寄りくださーい。
なむなむチーン!
さーて、今週も始まりました三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。
お相手は、三ちゃんこと三部和尚です。
先日南相馬に行ってきたので、今日はその話をしたいと思います。
22日から24日、福島県は南相馬市に行ってきました。
去年の6月以来です。
原発から20㎞圏内にある小高区が、来年4月に居住制限解除、つまり元の住民が帰れるようになるので、その後どのような状態になるのか、何かお手伝いすることはあるのか、見てきたいと思いました。
市のアンケートによると、解除になれば帰りたいと応えた人が約2割、条件がそろえばと応えた人が約4割。その条件も、人それぞれで多岐にわたっているということ。
すぐにも帰りたいと思っている人はほとんどが高齢者で、小さな子どもをかかえる親の世代は、今は帰れないと思っている、という話でした。
そうなった場合、解除になったとしても、小高区の人口は、超高齢化社会になると思われ、そういう状態でどうやって生活していくのか、誰にも分からない、というのが現状のようでした。
もちろん、高齢化社会は全国各地の過疎地での実状で、それ自体は珍しくないのですが、原発被災地においては、自然発生的に徐々に進行していった高齢化ではなく、ある日突然住居を追われ、5年もの間、誰も住まなかった町になり、病院も商店街もなく、子どもたちもいない所に帰って行くという社会です。
こんな経験は、今まで誰もしたことのないことで、その推移を見守っていきたいと思うところです。
それじゃあ、そんなところへ帰らずに、どこか別の所で暮らせばいいじゃないか、という人がいることでしょう。
毎日、仮設住宅から小高区の住まいに通って草刈りや掃除をしている区長さんの声をお聴きください。
「ふるさとというのはよ、自分が住んでいた家と地域のことで、いくら町の中心にまとまって住めと言われてもそこはふるさとではないべ。南相馬市民だからって言ったって他の地区はふるさとじゃない。ふるさと以外の土地で住むんだったら俺は茨城さでもいって住むよ。こんないいとこ他にないんだから、ここさ住むなって言われても俺はできね。」
そうですよね。そういう思いを否定はできないと思います。
強制的にふるさとを追われた人々の悔しさと苦しさを、少しは分かりたいと思います。
コマーシャル
南相馬市、農家民宿「いちばん星」。
地元の食材をふんだんに使い、手作りの家庭料理が好評です。
昨年、大浴場「巌の湯」も完成!自然に囲まれた湯船で足を伸ばすのは格別。
また、新潟県山古志村から贈られた、アルパカとヤクシカも飼っていて、子どもたちに人気。
ご主人の星巌さん、奥様、スタッフの皆さんが明るく迎えてくれます。
南相馬にお越しの際は是非どうぞ。
今日のサンサンラジオ、いかがだったでしょうか。
原発被災地の状況はまだまだ深刻です。
ほとんど忘れ去られてしまっても、そこに暮らしている人がいるということは変わりがありません。
三ちゃんは、今後もかかわっていくつもりです。
それでは今週はここまで。
また来週もお立ち寄りくださーい。
なむなむチーン!