なあむ

やどかり和尚の考えたこと

一つの呪文

2015年12月08日 15時41分40秒 | ふと、考えた
波があるだとか、飽きっぽいだとか、ブログを休んでしまった理由を書きましたが、それはほんの言い訳で、実は本当の理由があります。
一つの呪文に金縛りにあい、「書きたくなくなった」というのが大きな理由です。
その呪文とは「unlock」。

佐藤良規さんは一関市藤源寺の住職です。
気仙沼のNPO「あつまれ!浜わらす」の代表であり、私とは以前にタイへスタディツアーに一緒した仲間でもあります。

彼が、今年10月から書き始めたブログ「Free Individual Buddist」のキーワードが「unlocck」。

彼は、震災の時、たまたま海岸沿いにいて津波に遭い、トラックの屋根で九死に一生を得たという体験から、人生の地軸が変わり、生きている言葉がほとばしり出てきた、と語ります。

その後の彼のブログは、まさに泉のごとくコンコンと湧き出てくる知恵の言葉の噴水のようです。
それは、震災によって言葉が生まれたということではなく、溜まっていたものが活動を始めたということだと思います。
彼にとって、地震と津波は、まるでスパークリングワインの瓶を思いっきり振られたみたいに、静かに眠っていたものが、思いっきり発砲し、栓をこじ開け、あふれ出してきたということでしょう。
ないものはいくら振っても出てきません。

そのブログのキーワード「unlock yourself」。
自らかけている鍵を開ける、解き放つということ。
以来、私の頭の中を呪文が駆け巡っています。
詳しくは私が語るより、彼の声に直接耳を傾けていただきたい。
このブログを読んでいただいた方には、是非一度、必ず、彼のブログを訪ねてほしいと切に願います。

http://satoryoki.hatenablog.com/entry/2015/12/03/094719


そして、私は、彼のブログを読み始めてから、自分のブログの小ささに嫌気がさし、空しくなり、書く気がしなくなったというのが本音のところです。

でもこうやって橋渡しができれば、全く意味のないこともないかもしれませんので、空しいながら、私は私で書く場所を手放さずにおこうと思っています。

上のページは、最近の特に秀逸な記事ですが、他の記事もみな素晴らしいので、是非、初めから読んでいただくことをお勧めいたします。

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1 コメント

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Unknown (栗林です。)
2015-12-10 12:01:07
何をつまらない言い訳を~!今の自分の等身大で表現してたらいいじゃない!?いとうたかおの歌に「窓を開けなけりゃ、風は入ってこないさぁ~」っていう歌詞があり open your mind と理解していますよ。どんどんいいものを吸収して成長を楽しみにしていますよ。ちなみに紹介のブログ、探したけどダメでした!
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