観音寺 札所二十一番
秩父札所21番寺は平将門が戦勝祈願のため矢を納めたので矢納堂、もっと古くは日本武尊が東征の折、ここに立ち寄り武運長久・東国平定を祈り、鏑矢を納めたから矢之堂。また八幡大菩薩が邪神悪魔退治の際、その放った矢が魔族を射抜いたまま、ここに落ちたからこの名がついたのだ、とも言われております。
正直、矢を納めたので矢納堂、というのは信じますが、平将門が秩父に来たという話は信じられません。奥さんの桔梗が、この近くまで逃れてきたという話は聞いていますが・・・。日本武尊の逸話は、秩父の至る所で、見たり聞いたりします。八幡大菩薩は、先述の”やはた”から、渡来族の秦氏の氏神ですから、秦氏がここで”戦”をした時のこと、具体名は憚られるので、魔族とか邪神悪魔の名を借りて表現した、むかしの表現ではよくあるなぞらえのような気がします。
岩之上堂を出て、観音寺に向かうところ、民家の庭に・・・
服着て帽子かぶって、目鼻立ちの彫りはかなり浅いです・・
住所:秩父市寺尾235