「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

鈴与の見込み誤り

2007-12-06 00:13:43 | 日記
福岡と新千歳にそれぞれ1日3便を予定していた鈴与が早くも計画の見直しを迫られた。
ANAに続いてJALが福岡と新千歳に就航を表明したからだ。
こうなることは既に予想の範囲だが、
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/108.html#readmore
航空機を発注してしまった鈴与は今更撤退などということはできない。
結局、
鈴与幹部「県経済の活性化のために空港事業参入を決めた。競合しても意味がない。県が期待する路線で再検討する」(読売新聞)
と、なるわけであるが、これは言い換えれば、

自社の利益のためでなく公益を目的としている。だから県の意向どおりの路線を検討するので是非税金でご支援願いたい。

に等しい。もし現実となれば、計画性もなければ節操もないということで、実に情けない限りだ。
プライドがあるのならあくまで自己責任で事業を行い決して税金には頼らないでいただきたいものだ。

一方、税金に頼るこのような根性を「こじき根性」と揶揄したスズキの鈴木修会長は東京内で開かれた講演の中で「静岡空港にとってのマイナス面は羽田空港や中部国際空港に近いこと。プラス面は富士山があり、箱根の温泉があること」(日経新聞)と述べたそうであるが、前段については何をいまさらと言いたいし、後段については何故伊豆ではなくて箱根なのかとただしたい。
こういう県東部・伊豆のことなど頭にない元官僚の経済人が現知事の後援会長となるなどして県政運営に口を出した結果が今の伊豆の衰退を招いたのかと思うと道州制の実現・県境を越えた市町合併などの地方再編が待ち遠しい。
そのためにも、早期の国政安定が必要なのである。