わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

LAで敦煌を訪れる

2016-06-20 | Museumsとイベント
特徴的な喜多郎さんのシンセサイザーミュージックに、石坂浩二さんの声がかぶる。「とんこうばっこうくつ」

 私の世代には、まざまざと耳に蘇る方が多いのではないでしょうか?未だ、中国が素朴だった時代、NHKの特別番組で紹介された砂漠の洞窟寺院は、憧れの地でした。一生に一度は実物を見てみたいという思いは未だに薄れていませんが、ちょっと今の中国の状況を鑑みると、ゴビ砂漠の端っこの田舎まで旅行したくないな、って気もする。いつかは行きたいけど、今はちょっとね…って感じ。

 しかし、現代の技術はありがたい。アメリカにいて、レプリカや3Dでの再現で触れることが出来ます。ゲティー・センターで9月4日まで、Cave temples of Duanhuangが公開中。ちょうど運良く、この特別展示を見すことが出来ました。

 レプリカだから写真も撮り放題。特設テントの中に、第275、285、320窟の忠実な原寸レプリカが展示されています。もちろん、砂漠の中に万年雪を抱く山脈を背にそびえ立つ全体的な雰囲気を含めての敦煌の魅力は味わえませんが、その片鱗を感じることが出来ました。保護のため、一般は入場できない第45窟は3Dで体験できますが、とても良く出来ており、迫力ありました。
   
特設テントの中は莫高窟のレプリカ
3Dの第45窟。中央のお釈迦様の左隣が、スーパーイケメン、アナンダくんですよ~

   
見上げても仏様


 こんな形とはいえ、長年の憧れだった敦煌莫高窟の仏教美術に触れることが出来て大感動です。ゲティーセンターは見晴らしの良い高台にあり、晴れた日には海まで見渡せるのですが、今日は霞がかかっていました。それでも、渋滞している高速405号線は見えたけどねw 美術館のギフトショップやレストランは、総じてレベルが高いものですが、ここ、ゲティーセンターのショップとカフェは、中でも充実してる方だと思います。私的には、ここのカフェは、サンタ・アナにあるバウザー美術館に次いで2番目に好き!今日はカレーチキンフォーとチーズケーキを頂きました。とっても美味しかったv

 帰り道では、しっかり渋滞に巻き込まれ、時速15マイルでのろのろ運転。隣の車線を見れば、フェラーリ君ものろのろ運転www LAって感じ~
      

最新の画像もっと見る

コメントを投稿