わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

Lego Ninjago

2017-09-24 | 映画・ドラマ・本
 友達のいない少年、いじめっ子に追いかけられて不思議な小道具屋に紛れ込む。そこで、ジャッキー・チェン演じる主人が、少年に物語を語り始める…という、絶対、前に何度か見た記憶のあるシーンで始まるレゴ映画3作目。今までの単発作品とは違って、TVシリーズの映画化なので、対象が絞られてる感じ?週末のお昼過ぎという時間帯だっか性もあってか、小学校お低学年くらいの子供連れが目立ちました。

 対象が絞られているせいか、前の二作に比べると、分かり易いギャグが散りばめられて、お子様向けな感じ。でも、子供たちがノリノリで楽しんでいて、劇場まで足を運んでよかった!と、思いました。同じ列の、歓声を上げる小学校にも行っていないような年頃の男の子に、お母さんが気を使って一所懸命、静かに見なきゃ、って囁いてたけど、私は「いいよ、いいよ。楽しくってよかったね」って思った。観客の反応も、劇場で映画を見る楽しみだよね。



 ビジュアル的にも化合事なきダースベーダーとルーク・スカイウォーカーをパロった主人公と父の葛藤、5レンジャーな仲間たち等々、パクったと言うべきなのか、パロディーなのか、微妙な展開。と、なれば、冒頭の古道具屋のジャッキー・チェンも、パロディーなのか?もう、ツッコミどころが多すぎて、どこから手を付ければいいのかわからないけど、正にそれが作りて側の狙いって気もする。ニンジャなのにカンフーだし、巨大ロボットは出て来る。前2作、レゴ・ザ・ムービーやレゴ・バットマンほどの毒はないけど、ハチャメチャっぷりは健在。

 レゴ・バットマンで「血のつながりはなくてもファミリー」を謳って、今度は血が繋がってるおかげで大迷惑な息子が、やっぱり家族のつながりを取り戻すというテーマで、実は前作をパロってるのか?自分パロなのか??と、もう、何がなんだか(@_@)なんだけど、ちょこまか動くレゴは可愛いし、カラフルな画面は楽しい。レゴのキャラクターは、前に咲く徳田ベルト、ずっと表情豊かで、動きも滑らかなんだけど、そこが却って「レゴらしさ」から離れてるって気もしました。しかし、最終兵器がアレとはwww

 もー、作ってる側がノリノリで楽しんでるんじゃないかな。なんだか観終わった後、狐につままれたような気になったけど、結局は作り手側に、いいように翻弄されたのかも。実は、この映画って凄いのかも???

 レゴ映画は次に何を出してくるのか?レゴセットのシリーズを鑑みたら、海賊かな?それとも中世の騎士?でも、きっとまた、いいように予想を裏切ってくれると思います。そして、ぜひ次作でも、この妙なハイテンションをキープしてて欲しい。