思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

ルミックスLX5レポート・ライカ思想をみんなのものに

2010-11-05 | 趣味

わたしにとって5代目となるコンパクトデジタルカメラとして、ライカレンズを搭載したLUMIX-LX5を購入し、一か月ほど使用しましたので、レポートします。

結論から言えば、これは素晴らしい出来で、一度使えば誰でもが欲しくなるのでは、と思わせます。

フルオート(iA)での撮影では、一般のデジカメと同じく、人物、風景、夜景、逆光・・・を自動認識し、押せば誰でも奇麗に撮れますが、Aモードでは、絞り優先の「考えた作画」が一眼と同じ感覚で出来ます。
機能もすべて揃っていますが、一番優れている点は、使い勝手がよく、デシタルなのにアナログのような楽しい操作感が楽しめることです。ここにライカ思想を感じますが、「マニアックなおじさんカメラ」とは違い、皆が親しめ楽しめるデジタル時代のパナソニック・ライカです。特別な高級感がなく、サラリとしているのも、使い易さ、撮り易さにプラスに作用しています。いつでも気張らずに撮れます。

レンズは、24mm広角から90mm(ほとんど画質の劣化がないiAズームで120mm)までです。24ミリ時は、開放F値が2.0ですが、素晴らしい写りです。フィルム時代には、24ミリは、単焦点でさえこれほど明るいレンズはありませんでしたが、これはズームなのに開放でもシャープで高解像力、しかも歪曲収差が大変少ないので(カメラ側で補正している?)驚きます。小型CCD(一般のコンデジに比べれば2倍の面積はありますが)のもつ欠点を逆にレンズ設計の有利さとして活かしています。接写時も見事な高画質で、顕微鏡写真!と冗談が出るほど近づけます。最短はなんと1センチ(24mm時)。広角側が28mmではなく24mmなのも助かります。この差は実に大きいのです。
 
色調は、ルミックス共通のパステル調で奇麗です。これは、「線書き」的で解像力重視のライカレンズの特徴と合っています。わたしは、色乗りがよくコントラスト重視の「面」で見せるツァイスレンズのファンですが、このルミックスライカの絵も大変魅力的です。

感度は、400までは全く問題なし。800になると少しくすみと汚れを感じますので、オートの感度上限を400にセットするとよいです。また、定評のある液晶は、奇麗なだけでなく、撮影時に色調が正確に再現されます。

写真は、フィルターをつけるための「レンズアダプター」を付けた状態ですが、付けっぱなしの方が構えやすいのでお勧めです。アマゾンで1980円。キャップはルミックスからは出ていないので、ケンコーの52ミリのキャップを付けました。上に乗っているのは、「ライブビューファインダー」ですが、全ての情報を見ることができ、角度は90度まで自在に変えられますので、強い日差しやローアングル時には重宝します。

フル装備では「みんなのライカ」のように遊び心を持って撮れますし、本体だけにすれば、ふつうのコンパクトになります。LX5は、他に比較するカメラのない「唯一性」をもっていますので、通好みですが、子どもや初心者でも扱い易く奇麗に撮れますので、みんなにお勧めです。
本体のみならば、量販店では43000円ほどですが、価格コムの最安値ならば38000円くらいで購入出来ます。

(なお、わたしのデジタル一眼レフは、ソニーα700+ツァイスレンズです。また、フィルムカメラは、コンタックス645とRTS(初代からⅢ型まで)を発売時から愛用してきましたが、最近は使っていません。)


武田康弘

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 内田さんとの対話・武田の根... | トップ | 何故これが国家機密!?情報... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

趣味」カテゴリの最新記事