ゴーンの拘留の長さは当然と言い切る東京地検特捜部の元検事で弁護士のおじさんの言葉には呆れました。笑いが出るほどにです。
この人は、本質的に愚かな人間の象徴で、まさしく受験病の頭脳。刑法でそのように決まっているので当然、と言い張るだけ。
人権という思想は、法律に正当性をもたらす基盤であり、人権侵害をゴーン夫人から訴えられているのですから、
長期間の拘留、別件での再逮捕を繰り返して長引かせる手法、さらには、真冬にも関わらず暖房もなく、食事も悪く、時間外での取り調べまで行われていることが、人権侵害に当たらないことを主張しなければいけないのに、それはスルー。
それをせず、刑法上問題ない、というのは、人間を人間として見ない精神疾患者の発言としか言いようがありません。論外であり、最低。
こういう頭脳しか持ちあわせないのが検察官ということは、精神的異常性を持った人の集まりが検察官ということにになりますね。ネクロフィリアという病です。
いままでも数限りなく冤罪事件を起こしている検察ですが、なにもおとがめなし、反省なし、その理由がよく分かります。「公共的人間としての常識 イコール 人権思想」をもっていない人間の集まりが日本の検察庁という役所なのです。
抜本的に改革しないと、いつまでも戦前と同じ。狂気性=非人間性をもった国家権力、という事態を変えらません。
武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員、哲学と日本国憲法の哲学的土台を講義)