思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

才能ではなく、存在。それは倫理。

2011-05-13 | 恋知(哲学)
自分の隠れた才能を探し、「才能」を開花させよう、させたい、と考えるのはダメ。
自分の「存在」のよさを開こう、花咲かせよう、咲かせたい、と考えるのが幸福への唯一の道。

特定の力・能力をもった人間を目がけるのではなく、
人間としてのよろこびの生を開くにはどうしたらよいか、と考える姿勢が何より大事。
そのための条件を整備し、創意工夫を重ねることが、内的充実を生む。
同じに見える日々は、実は「創造する日々」なのだ、ということが分かると、はじめて人生は色づき輝く。

外からの刺激で光る、一時の快感をつなぐことで輝く、のではなく、
存在の内部からの光、内側から色づく魅力、それがないと、「私」は闇の中。

そして、存在を色づかせ輝かせる条件は、実存的倫理・民主的倫理の実践のみ。
人間の存在とは、イコール 倫理的存在のこと。



武田康弘
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