思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

ソニーのデジタル一眼・製造中止したα700は、いいカメラです。

2009-06-26 | 趣味
実際に触れてシャーターを切ってみる、
その音がカメラの構造のありようを映す。小気味良い音がするか否か?
ファインダーを覗く、画像のシャープや明るさ、色の正確さを見る。
液晶画像の見易さ、美しさを見る。
こういう基本性能の高さは、使うものに深い満足をもたらし、よい写真を生む原動力になる。

ソニーが製造中止したα700は、実売価格が9万円程度だったが、基本性能が高く、お金がかかった造りをしていて、売ってもあまり儲からなかったであろう。
手抜きなしで真面目につくり過ぎた!?ゆえに、ユーザーは大満足だ。これだけ基本性能のよいカメラは、もし後継機種が出たとしてもかなりの価格になるはず。写真をしっかり撮ろうとする意欲のある方は、在庫があれば、ぜひ買われることをお勧めしたい(常用レンズは、コンパクトなAPS用のZEISS・16~80mmが一番。ボディーとのバランスがよく、描写は、解像力はほどほどだが、艶やかさ・色の抜けの良さ・白の美しさが際立ち、主観的満足度が高い)

この真面目な姿勢が続けば、ソニーは、デジタル一眼の世界でニコンやキャノン以上の価値ある存在になれるだろう。ZEISS最新設計のレンズ群を使えるという何よりの強みがあるのだから(大きくて重たいが)。



カメラのデザインについて。
ニコンは、「機械マニア」を連想させる固くて色気のないデザインだし、
キャノンは、「偏差値秀才」を連想させる余裕のないデザインだ。
わたしは、柔らかみがあり詰め過ぎないソニーのデザインが好きだ。親しみが持て、愛着が湧く。どこか長年愛用してきたフィルムカメラのコンタックスにも雰囲気が似ている。

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上のブログに、プロのカメラマンのKさんからコメントがありました。

α-700 本当にお買い得です。大満足です。
α-7700i以来のMinolta愛用者で、Reflex 500mm F8レンズの熱烈なる愛用者です。
Konica-Minolta α-7 Digitalと共に使用してきました、良い写真が得られて来ましたが、
レンズに超音波モーターがないので、動体撮影ではCモードで「ジコジコ」と音がしました。
ところが、今回α-700 に着けて撮影すると、一瞬で合焦するので音がしません。

5月の初めに購入して、プロなので、テストに借りたNikon D700とNikon D3x と私のD300とD2x と撮り比べしました。写した結果をA4にプリントして比べてみても、Nikonのフラッグシップ・カメラによるものと、シャープネス、色再現、カラーバランス、質感などなど全く区別がつきませんでした。

恐らく、Sonyさんは、上級機種をα-900 に絞り込む予定ではないかと思います。
なぜなら、α-900はフルサイズという点を別にすれば。α-700と全く同じスペックだからです。逆にいえば、α-700 発売から1年半で、これに優る新型をだす必然性が無いと思います。

まだ在庫があれば、購入をお勧めします。
私の場合、決断が遅れて、α-700 Body は売り切れ、止む無くレンズ付キットで購入しました。キットの16-105 mm もシャープな良いレンズなので、損をしたとは思いません。

2009/06/28 12:18 

コメント
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