概して優秀な中小企業は・・
人材育成と云うと、
知識や技能を育てることに関心が向きがちですが、
私のところは、しつけ、礼儀作法、言葉づかいを徹底的に教えています。
学校を出て入つてくる従業員が挨拶もできない、
礼儀作法を知らない、言葉遣いもなっていないと嘆く経営者が多くいます。
基本的な知識レベルの低さに唖然とする経営者も少なくありません。
しかし私たち中小企業者は、
現実を嘆いてみても、現状に唖然としていても、何もはじまらない。
だから、私のところでは、挨拶の仕方から徹底して教えています。
その際、挨拶の仕方を教える前に、「なぜ挨拶をするのか」から教えています。
なぜから教えると、応用が利いてきます。
なぜを知ると、細かい点まで行き届き、自分なりの工夫も生まれてきます。
おかげて、工場の見学者に対しても現場の作業者はしっかりと挨拶ができています。
地域の皆さまからは、しつけ、礼儀作法、言葉づかいの行き届いた会社との評判です。
そのせいどうかは分かりませんか、顔つきも活き活きとしています。
またそれが自信に繋がっているようで、仕事にも前向きに取り組んでいます。
中小企業“人づくり”応援プロジェクトでの経営者体験発表会でのヒトコマでした。
そうですね・・・
職業人・社会人としてのしつけがきちんと出来ているところに、
概して優良な中小企業が多いのは事実ですね。