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Maintenance SHIOHOUSE

■SHIOブログ■
「店主の独断と偏見でつづる個人的な日誌」

修理依頼の問い合わせ(都度更新)

2025-06-13 21:02:21 | ノンジャンル

先日電話で修理依頼の問い合わせがあった。

なんでも最近手に入れて調子が悪くエンストしてしまうという

場所的にも隣接した地域からであり、ネット検索で当店が近く連絡されたようだが

内容からその場でどうのという話ではなさそうなので

大変に申し訳ないがお断りさせていただいた。

また、キャブレターのO/Hに関してもここにきて問い合わせが増えている

このブログのインフォメーションにも書いているがキャブのO/Hを含め重整備はお受けしていない

1年以上手付かずのキャブレター単体O/H案件が2件あり、そんな状態でウエルカムで受け続けていたら破綻するのは分かり切っている

公私共々忙しすぎてどうにもならないのが実情

 

整備部門再開でインフォメーションでは新規の車検/点検整備はリピーターさんの紹介、かつ応談としているが

車検スケジュールの空きがあるときにしか入れられない(タイミングが合わないと難しい)

無理に組み込むことは一切しません、仕事の精度を落とすことにつながるので無理

また、リピーターさんの紹介制としたのは当店のスタンスを熟知しているお客様の紹介なら変な人は紹介しないだろうという思いから

 

それでも、藁をもすがる思いの人は居ると思うので

週末に予約を入れて来てもらい見せてもらって話を聞いてアドバイス程度は出来るかなと

それをもとに自分で作業していただければ良いかなと考えます。

どうか無理にねじ込もうとか、拝み倒すとかはご遠慮ください無理なものは無理なんです。

ちなみに当店では他店の紹介はしていません、と言うのも他のお店のスキルが分からないから

下手に紹介してトラブルが起きれば自分が尻ぬぐいしなければいけないからです。

傍から見れば高飛車な店だが、還暦を過ぎて若い頃のような仕事が出来ない自分の現在のキャパシティに応じたことしかできないということです。

 

以前お客様から聞いたが、修理で訪れたお店で快く預かってくれたがいつまで経っても着手してくれない

とりあえず預かってしまうお店あるんですよね

当店はスペース的にも厳しいので余計な車両は預かれない

車検スケジュールも週1台と決めていてなるべく被らないように進めているし、

時折ずれ込む車両が出ても大丈夫なように1台くらいの余裕を確保

この歳になって物忘れも酷くなっておりいっぺんに複数の車両に着手、管理することは難しく、作業ミス、忘却の原因となるのでそのための1台ずつ作業

作業の精度を落としたくないための判断です。

当店ではNetShopも営んでおり発送業務こそ妻が行うが、他のほとんどを店主がカバーしており

週1台の車検だけでは生活は出来ないため二足のわらじ状態になっている

従業員を入れればという人もいるだろうが店主は根っからの職人で人使いが出来ない人

以前9年間スタッフが居たことがあったが膨大な借金をこさえてもうこりごり

やんちゃ経験がある人は上下関係がしっかりしていて人使いが上手なようだが、残念ながら店主にはそんな経験もない

ということでこの店は「絶ショップ」と呼んでよいでしょう、後継ぎがいないため店主が仕事できなくなれば終わります。

それまでは完全会員制状態で細々と続けられれば良いのかなと思っています

どうかご理解をお願いいたします。

 

6/14更新

冒頭の車両のお客様が予約来訪

エンストが酷いためストップスクリューで回転を上げていると云うがうかうかしているとチョークを引いたように回転が上がる

キャブを見るとビスが新しくエアスクリューが真鍮製で新しいため社外O/Hキットを使いO/Hをされていると思うがきちんと整備されているのか疑問だ

オーバーフローもするとのことでタンク内の状態を聞くと底に錆があるというので錆が悪さしている可能性がありタンクの錆取りを推奨

エアクリーナーチャンバーのコネクティングチューブが中央2個は入っておらずただ当たっているだけ

リプロのコネクティングチューブはキャブに入る部分が面取りされておらずそのままだと結構コツがいる(当店では修正して販売)

#4キャブのチョークバタフライシャフトのキャップが付いておらず2次エアーを吸っている可能性もある

点火系と合わせて一通りの調整を推奨

また、ダイナモカバーからオイル漏れがあるとのことで、ダイナモカバー下を覗くとオイルが溜まっているそれよりもオイルパン側面が濡れておりドレンボルト前方の突起にオイルが溜まっている

オイルが漏れる要素としては

ダイナモカバー内はクランクオイルシール、オイルパスプラグ

Lカバー内はミッションオイルシール、チェンジシャフトオイルシール、オイルポンプ、セルモーター根元部、などがあげられる

クランク、ミッションのオイルシールが硬化により外周から漏れている場合、クランクケースを割らないと交換ができないため完全に脱脂して外周を液状ガスケットなどでコーキングしてお茶を濁すしかない

ただ塗れば良いわけではなくローターやスプロケットに接触しないように、塗りすぎて軸側にまで行かないように丁寧な仕事が要求される

フロントフォークを見ると両方オイル漏れ、左は特にひどくボトムケースに流れているようだ

左はブレーキがありオイルが伝ってディスクに付着したり、パッドに付着したら一大事なので優先順位は一番だろう

ギアの入りが悪いというがクラッチの遊びが多く完全に切れていない可能性がある、レバー側のアジャスターで調整することを具申した。

せっかくなので可能な限り粗探し

バッテリーのブリーザーホースが付いていない

ハンドルに対してケーブルが長すぎて変な取り回し

メインハーネス、スイッチのハーネスももSTDの取り回しと違う

今年の1月に購入し5カ月経過ということだが現状車で購入したということであれば致し方ないか

現状車を購入する場合は目利きが出来ないと後で大変なことになる場合がある

少なくともメカに精通した友人などに同行してもらいチェックしてもらう

本人は車両を目の前にして舞い上がってしまいロクに見ない場合が多いようだ。

自分である程度いじれるのであれば工賃は掛からないので楽しみながらメンテナンスをすればよいが

いじれない人がそんな車両を買ってしまい、ショップで修理をすれば都度工賃が発生する。

昔から提言しているがメカに詳しくない人はレストア車や完全整備された車両を購入することを推奨する

これから修理が出来るお店を探さないといけないがそれも大変

アドバイスしたのは雑誌は参考にならないこと、広告主は神様だから平気でちょうちん記事を書く

一番は人の口コミ、大型用品店の駐車場やイベントなどで同じ車種や旧車に乗ってきている人に聞いてみて

複数人聞いて評価が高いところを選べばよい

冒頭にも書いたけど自分は他店を紹介はしません、スキルが分からないからです。

 

このようなアドバイス程度しかできませんがご容赦いただきたいと思います。

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