朝日ジャーナル 2009年 4/30号 [雑誌]朝日新聞社このアイテムの詳細を見る |
小生の世代には懐かしい「朝日ジャーナル」の一回だけの復刊です。
http://publications.asahi.com/journal/
「片手に朝日ジャーナル・・・」の当時、読んでもチンプンカンプンでした。
でも毎週買っていた。
今回の復刊で読んで面白かった記事(しかし、理解したとは言い難い)。
P20
鼎談「思想」は希望を語れるか 浅田彰・宇野常寛・東浩紀
司会 中森明夫
「言説空間」が失われ批評と物語が衰弱したいま
「ゼロ年代」とは何だったのか。「思想」は希望を語れるのか。
共有する物語や言葉が失われつつある今、
批評家は何を問うべきなのか。
世代の違う「知」のリーダー3人が、日本と批評の未来を語った。
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1月末、東工大世界文明センターで開催された公開シンポジウム「アーキテクチャと思考の場所」の登壇者3名の鼎談。
今回は浅田彰氏も脱走せず、宇野常寛氏も沈黙せず語っているようです。
P59
赤木智弘・思想の源流
本誌・小泉耕平
「希望は、戦争」貧困層から染み出す叫び
衝撃的な「戦争待望論」を掲げて登場した赤木智弘(33)は、
「フリーター」から「フリーライター」になった今も、
ワーキングプアの立場から社会に対する発言を続けている。
彼の望む「戦争」の正体とはー。
>彼の著書「若者を見殺しにする国 私を戦争に向かわせるものは何か」は衝撃的でした。
でも若者より先に老人(団塊世代も含めて)が見殺しになるのが世の倣い(怖)。
赤木智弘氏は東京大学先端技術研究センター「ジャーナリスト養成コース」の出身者なのですね。
かれがこのコースで何を学んだかは、下の著書に書かれています。
若者を見殺しにする国 私を戦争に向かわせるものは何か赤木 智弘双風舎このアイテムの詳細を見る |
P27
国家と資本ー反復的構造は世界的な規模で存在する
柄谷行人
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P29
~現代の情勢は、1930年代よりも、はるかに1880年代に類似するといわねばならない。~
2001年に発刊された柄谷氏の著書のタイトル<戦前>は「太平洋戦争前」のことではありません。これから来る「戦争」のことです。
“戦前”の思考 (講談社学術文庫)柄谷 行人講談社このアイテムの詳細を見る |