視人庵BLOG

古希(70歳)を迎えました。"星望雨読"を目指しています。
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阿修羅展

2009-04-12 07:11:28 | 文化
小生がボランテイアガイドをしている中近東文化センターの「ヘレニズムの華ペルガモンとシルクロード -発掘者カール=フーマンと平山郁夫のまなざし-」展(5/6まで)に平山郁夫シルクロード美術館からお借りしたガンダーラ佛が2点展示してあります。
どちらも高さ1m前後の灰色片岩の立像で、むき出しに展示されているので、ガイドがそばに椅子をおいてそこで見守っています。
小生もガイドをしているときよくその席に座っているのですが、ボーッと眺めているだけでもいろいろなことに気づいてくるものです。

こういう時間がボランティアガイドをさせていただいている役得です(笑)。
また、仏像に詳しいボランティアガイドさんの説明を聞いていて、ホント、仏像については知らないことが多いと勉強の日々です。

先週の金曜日、国立博物館で開催されている「興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」」を覗いてきました。
初日以来凄い混み様ということなので、20時まで開館時間が延びている金曜日に出掛けた次第。だいたい午後4時半ぐらいに入場しようと出かけました。予想どうり入場券購入口も並んでなく、もちろん学生料金で入場。
すぐ第1会場奥の阿修羅像を視にいきました。
「阿修羅」と聞くと、小生の場合,向田邦子脚本のTVドラマ「阿修羅のごとく(昭和54年放送)」を思いだします。タイトルとテーマ音楽が印象的でした。

さて阿修羅像、興福寺でも拝観したことがあります。でも側面のお顔はよく視えなかった。
今回は側面のお顔を正面からっゆっくり視ることができました。向かって右側のお顔が魅力的でした。

こういうことが出来るのが博物館展示のよいところでしょう。

でも手を合わせている見学者もおられました。

阿修羅像もよかったのですが、小生にとってより収穫だったのは第2会場に展示してある四天王像でした。
四天王像は鎌倉時代、運慶の父康慶の作といわれる木像ですが、近くでみると圧倒的な存在感があります。着物の袖口のなびく表現など非常にリアルです。
とくに2mを越す中金堂の広目天像はすばらしかったです。

午後6時半ころ博物館をあとにしましたが入場者は大分増えてきていました。

帰り、地元の○○オフで梅原猛の「隠された十字架―法隆寺論 」の文庫本を見つけ、いま読み返しています。
書かれてから30年以上もたっているので、書かれた内容もいろいろ検討され問題もあるようですが、30数年前ハードカバーで手にいれて、読んだ時、その斬新な仮説の連続に圧倒された記憶があります。

興福寺は藤原不比等とも関係の深い寺ですよね。

また飛鳥、奈良にいきたくなりました。

隠された十字架―法隆寺論 (新潮文庫)
梅原 猛
新潮社

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