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三井記念美術館で開催されている特別展 知られざるタオの世界「道教の美術 TAOISM ART」 -道教の神々と星の信仰- を視にいってきました。
今年は"世界天文年!"ということで、道教の神々と星の信仰というテーマに関連した星図や絵画が展示されています。
北斗七星を神格化した北斗星君や南斗六星を神格化した南斗星君、南極老人(カノープス)などが星座、星と関連ある道教の神々としてポピュラーですね。
"道教"といっても、横浜中華街の関帝廟位しか小生もすぐには思い浮かびませんが、七夕やお中元、庚申などの習俗も道教にルーツがあるそうです。
写真上左は道教の教祖(?)老子です。南宋(12世紀)の牧谿(もっけい)筆とのこと。その人間ばなれした風貌は迫力ありました。
※ 解説資料より
仏教の宿曜道
仏教における星の信仰との関わりは、ヘレニズム起源の占星術がインドに伝わり、インドの占星術書が3世紀に仏教を通じて中国に翻訳されたものが早い例とされますが、唐時代にインド僧善無畏(ぜんむい)の弟子一行(いちぎょう)が天文関係の著述を残し、764年にインド系の僧不空(ふくう)により「宿曜経(すくようきょう)」が翻訳されました。
その約40年後に、不空の弟子恵果(けいか)から空海(くうかい)が真言密教の奥義を伝授され、多くの密教経典や曼荼羅などを日本に伝えましたが、そのなかにこの「宿曜経」もありました。また、天台宗の円仁や円珍も中国からこの経典を伝え、真言宗と天台宗の双方においてこの経典をもとに密教占星術である「宿曜経」が発達し、陰陽道の占星術に対抗する仏教占星術として日本的な展開を見ます。
陰陽道に対抗する仏教占星術があったことは知りませんでした。
ミュージアムショップで手に入れた「中国古星図」という中国で1996年に出版された本。
B5版で厚さ4cm位ある書籍ですが妙に軽い?
カラー版古星図14ページ、モノクロ版星図110ページが掲載されいます。
中国語で書かれているのでまったく読めません(悲)。
でも販売価格2100円(!)。これで買いました。
写真は敦煌で見つかった星図(唐代)のようです。
P.S.
三井記念美術館横に千疋屋日本橋本店があるのですが、その1階にCaffe di FESTAという千疋屋らしからぬコーヒーショップがあります。
鑑賞後のコーヒーには向かいのスタバより気が利いています(笑)。
三井記念美術館で開催されている特別展 知られざるタオの世界「道教の美術 TAOISM ART」 -道教の神々と星の信仰- を視にいってきました。
今年は"世界天文年!"ということで、道教の神々と星の信仰というテーマに関連した星図や絵画が展示されています。
北斗七星を神格化した北斗星君や南斗六星を神格化した南斗星君、南極老人(カノープス)などが星座、星と関連ある道教の神々としてポピュラーですね。
"道教"といっても、横浜中華街の関帝廟位しか小生もすぐには思い浮かびませんが、七夕やお中元、庚申などの習俗も道教にルーツがあるそうです。
写真上左は道教の教祖(?)老子です。南宋(12世紀)の牧谿(もっけい)筆とのこと。その人間ばなれした風貌は迫力ありました。
※ 解説資料より
仏教の宿曜道
仏教における星の信仰との関わりは、ヘレニズム起源の占星術がインドに伝わり、インドの占星術書が3世紀に仏教を通じて中国に翻訳されたものが早い例とされますが、唐時代にインド僧善無畏(ぜんむい)の弟子一行(いちぎょう)が天文関係の著述を残し、764年にインド系の僧不空(ふくう)により「宿曜経(すくようきょう)」が翻訳されました。
その約40年後に、不空の弟子恵果(けいか)から空海(くうかい)が真言密教の奥義を伝授され、多くの密教経典や曼荼羅などを日本に伝えましたが、そのなかにこの「宿曜経」もありました。また、天台宗の円仁や円珍も中国からこの経典を伝え、真言宗と天台宗の双方においてこの経典をもとに密教占星術である「宿曜経」が発達し、陰陽道の占星術に対抗する仏教占星術として日本的な展開を見ます。
陰陽道に対抗する仏教占星術があったことは知りませんでした。
ミュージアムショップで手に入れた「中国古星図」という中国で1996年に出版された本。
B5版で厚さ4cm位ある書籍ですが妙に軽い?
カラー版古星図14ページ、モノクロ版星図110ページが掲載されいます。
中国語で書かれているのでまったく読めません(悲)。
でも販売価格2100円(!)。これで買いました。
写真は敦煌で見つかった星図(唐代)のようです。
P.S.
三井記念美術館横に千疋屋日本橋本店があるのですが、その1階にCaffe di FESTAという千疋屋らしからぬコーヒーショップがあります。
鑑賞後のコーヒーには向かいのスタバより気が利いています(笑)。