書名 :トヨタ流自分を変える成功ノート
著者名 :若松義人
出版社 :大和書房
刊行年 :2004/10/15
日付 :2005/06/09
定価 :1,400円
入手法 :図書館
評価:◎
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【書抜き】
*大切なのは姿勢である。やる前から「ムリだ」とあきらめるのではなく、高い目標に向かって知恵を絞る。その姿勢が、「これが常識」「これが限界」「これが習慣」と思っていたことを打破するのである。自分を変える力になるのだ。
*苦しくても動くことが大切。思い切って動けば知恵が働きだす。
*時には徹底的にやることを覚えて欲しい。「出来るまでやる」「真因がはっきり分るまでジッと立って観察する」ことで、肉体的にも精神的にも大きな自信が生まれてくる。
*最初はうまくいかないことでも、あきらめることなく繰り返しチャレンジするうちに、ある瞬間、突然できてしまう。さらに反復を重ねると、偶然の成功は、必ずできる技へと変わっていく。
*精神論より知恵が大切だ。そして、知恵を出すには長く忍耐する精神も必要である。
*トヨタ流は「いいわけをする頭で実行することを考えよ」と、何よりも実践すること、やってみることを大切にする。
*「一足飛び」より「一歩一歩」が遠くへいけるコツ。
*大切なのは「需要はある」と信じることだ。
*トヨタ生産システムといったって、特別な秘訣みたいなものがあるわけじゃありません。当たり前のことをきっちりと習慣として抜かりなくやる。これだって、大きな組織の中で徹底してやろうと思えば難しいことですよ。
*「ミスはダメだ」というのではなく、「ミスを生まない仕事はどうつくるか」を考えるのがトヨタ流である。
*変わるリスクより変わらないリスクの方がはるかに大きい。
【コメント】
*著者がトヨタ自動車で学んだ大野耐一氏の「トヨタ生産方式」のノウハウを伝える。トヨタ流のものの見方や考え方は、モノづくりだけにとどまらず、人間形成やいき方のヒントとしても有用である。