書名 :宇野千代 幸福の言葉
著者名 :宇野千代
出版社 :海竜社
刊行年 :2002/03/12
日付 :2008/02/13
定価 :1,238円
入手法 :図書館
読書ペース/分:14.0P
評価:◎
今月 16冊目 今年 49冊目
【書抜き】
*困難は避けても、なくすことは出来ない。その困難に身を寄せることによって、はじめて、困難は困難でなくなる。
*忘れるということは新しく始めるということです。心を空っぽにするから新しい経験を入れることが出来るのです。いくつになっても人生は今日がはじまりである。
*熱中する、夢中になる、何かが生まれる。
*予定を立てて生活することが、一日を充実させることのコツである。
*才能とは能力を積み重ねることである。積み重ねた能力が花を咲かせる。
*今日から明日へと希望をつなぎ、その希望に向かって突き進む。その突進が毎日の生活である。
*絶対の幸福も不幸もありません。悩みや心配事から解放されるコツはこだわらないこと、これ一つです。
*心をかけると、暮らしが愉しくなる。
*人生はいつでも「今、この時」がすべてである。いつでも、どこでも、愉しんで生きて行きたいものである。
*悲しみに負けてはいけません。生きている間は、充実した毎日を送ることが、人間としての義務なのです。
*毎日の、この一瞬、一瞬が生きることなのである。私は、この一瞬、一瞬、意識を明瞭にして生きなければならない。
*人間の体は心に支配され、心が身体を動かしている。心に思うことが体に現れるのである。
*あくせくと働くことは生きることそのものである。死の瞬間まで私は現役でありたい。
*人の顔つきも習慣である。笑顔が習慣になればしめたものである。
*私は辛いと思うことがあると、その辛いこと中に、体ごと飛び込んでいく。まず飛び込んでいくと、その、辛い、と思う気持ちの中に、自分の体が慣れてくることで、それほどには、辛いと思わなくなる。これが私の、生活の術なのであった。
*おしゃれはお金をかけることではなく、心をかけることです。
*幸福は、遠くにあるものでも、人が運んでくれるものでもない、自分の心の中にある。
*自分の幸福も人の幸福も、同じように念願することの出来る境地まで、探し当てて歩いていく道筋こそ、真の人間の生きて行く道標ではないだろうか。
*人生はいつだって、今が最高のときなのです。
【コメント】
*98才まで生きた、宇野千代さんの幸福の言葉。
前向きでプラス思考でポジティブな言葉が心を元気付けてくれる。
「いくつになっても人生は今日がはじまりである。」「人生はいつだって、今が最高のときなのです。」千代さんが言うから説得力のでる言葉である。