書名 :渡邉美樹の超常思考 勝つまで戦う
著者名 :渡邉美樹
出版社 :講談社
刊行年 :090730
日付 :091015
定価 :1,000円
入手法 :図書館
評価 :○
今月 19冊目 今年 360冊目
【書抜き】
*私は「変わらない」ことにこそ、本当の強さがあると考えます。時代や世間がどう移ろおうが絶対に変わらない、みずからの「軸」。まず、それがないといけません。
*常に変わらない、強い理念を持てば、おのずと自分の中に確固たる「軸」ができあがっていきます。どんな逆境にあっても、それを曲げることなく、貫いていく。その積み重ねが、時代を超える「力」を生み出すのです。
*「心」は無限です。あなたが温かい心を持って人に接し続ければ、人からも温かい心が返ってきます。それによって、あなたの心が満たされたなら、あなたはさらにたくさんの心を世の人々へお返しすることができるのです。
*すべての人は存在しているだけで、他人に対する責任が生まれる。その責任を果たすために、みずからの「存在対効果」を高めようという意識を持つべきだ。
⇒あなたの存在自体や行動、考え方を通して、周囲に何かしらの良い影響を還元していけるかということ。
*思考の三原則
①「長期的」:長い時間軸で物事を考える
②「多面的」:複数の視点で経営の方程式をつくる
③「根本的」:最大多数の幸せを軸にすえる
*ノブレス・オブリージュ(高貴なるものの義務)
全て多く与えられた者は、多く求められ、多く任された者は、さらに多く要求される。
⇒自分が人より多くお金や地位を与えられたのなら、そのことですでに大きな責任が生じていると感じなさい。
*「仕事で成長する思考法」は、いかに人生の軸と、仕事とを有意義に結び付けられるかがポイントです。
⇒自分の人生の軸をしっかり持ち、「仕事」がそれに対してプラスになる生き方を目指す。
*自分でゴールを設定したら、なんとしてでもやり遂げなければ、次のステージはやってこない。
*すべきことは、自分のありたい姿と、現実の自分とがぶれていないかを日々チェックすることであり、もしぶれていたら、それはなぜかを反省してみることです。
*幸せは自分以外の他者の存在のあるところにしか、生まれない。
⇒人の心は人の心によってしか満たされない。
*「ありがとう」と言える相手がいること。人から「ありがとう」と言ってもらうこと。そのこと自体が、かけがえのない幸せの種です。
*「どれだけ人を愛したか」「どれだけ愛されたか」「何をして、どれだけ感謝されたか」この3つに対する答えだけで、その人が幸せな人生を送ったかどうか、はっきり表れてくると思うのです。
【コメント】
*ワタミ会長の渡邉美樹氏がその思考法をどのように形成していったのか、いかにしてその思考法を行動へと結び付けていったのかを公開する。
*どんな時代でも絶対にぶれない「思考の軸」をもった、渡邉美樹氏の著書。
「勝つまで戦え、限界からあと一歩前へ進め。結果がすべてだ」。そんな強い超常思考を持ちながら、夢を追い続ける著者の前向きな姿勢に感服する。