書名 :人生論としての読書論
著者名 :森信三
出版社 :致知出版社
刊行年 :110430
日付 :110727
定価 :1600円
入手法 :図書館
評価 :◎
今月 25冊目 今年 197冊目
【ポイント】
※読書は心の食物であり、養分であり、生きる力の源泉である。
真の書物というものは、生命に一種の感動と活力を与える点において最有力なものである。
【書抜き】
※読書の真の醍醐味は、むしろ退職を境にして開かれるとも言えるであろう。
何となれば、その時その人の読書は、もはや職責の遂行とは、何らの関係もないからである。
即ち真にわが心の向うところについて、自在に書を読んで楽しめるわけである。
※われわれは、真に正しい読書をすることによって、われわれ自身が如何に生き如何に教えるべきかという、人生と教育の根本大道を教えられると共に、さらにそのような大道を力強く踏み行くエネルギーさえも、われわれは正しき読書から与えられるのである。
※われわれは、ひとたび書物を繙くとき、その一瞬文字通り居ながらにして、南極へも北極へも飛翔自在であると共に、さらにまた一瞬にして、われわれは人類発生の原初の時代にも、その思いを馳せることが出来るのである。
※読書の意義は
①まず青年期における読書を通しての「立志」のタネ蒔きに始まり
②やがて長じて壮年期に入っては、人生の幾浮沈の間に挫折しながらも、つねに読書によって慰籍激励せられつつ
③しかも最後に我が為すべきことを為し終わって、静かに読書に明け暮れる晩年の読書こそ
人生三期の読書の中でも、ある意味ではこの晩年の読書こそ、もっともその味わい深きものがあるのではないかと思うのである。
【コメント】
※人生における読書の重要性を強く訴えた、国民教育の師父・森信三師。
本書は、その師による幻の名著の復刻版である。
※扱うテーマは、人生における読書の意義という根源的なものから、年齢別の読書方法、書物の選択法、傍線の引き方、通勤時の読書の心掛けなど具体的なものまで、幅広い。
著者名 :森信三
出版社 :致知出版社
刊行年 :110430
日付 :110727
定価 :1600円
入手法 :図書館
評価 :◎
今月 25冊目 今年 197冊目
【ポイント】
※読書は心の食物であり、養分であり、生きる力の源泉である。
真の書物というものは、生命に一種の感動と活力を与える点において最有力なものである。
【書抜き】
※読書の真の醍醐味は、むしろ退職を境にして開かれるとも言えるであろう。
何となれば、その時その人の読書は、もはや職責の遂行とは、何らの関係もないからである。
即ち真にわが心の向うところについて、自在に書を読んで楽しめるわけである。
※われわれは、真に正しい読書をすることによって、われわれ自身が如何に生き如何に教えるべきかという、人生と教育の根本大道を教えられると共に、さらにそのような大道を力強く踏み行くエネルギーさえも、われわれは正しき読書から与えられるのである。
※われわれは、ひとたび書物を繙くとき、その一瞬文字通り居ながらにして、南極へも北極へも飛翔自在であると共に、さらにまた一瞬にして、われわれは人類発生の原初の時代にも、その思いを馳せることが出来るのである。
※読書の意義は
①まず青年期における読書を通しての「立志」のタネ蒔きに始まり
②やがて長じて壮年期に入っては、人生の幾浮沈の間に挫折しながらも、つねに読書によって慰籍激励せられつつ
③しかも最後に我が為すべきことを為し終わって、静かに読書に明け暮れる晩年の読書こそ
人生三期の読書の中でも、ある意味ではこの晩年の読書こそ、もっともその味わい深きものがあるのではないかと思うのである。
【コメント】
※人生における読書の重要性を強く訴えた、国民教育の師父・森信三師。
本書は、その師による幻の名著の復刻版である。
※扱うテーマは、人生における読書の意義という根源的なものから、年齢別の読書方法、書物の選択法、傍線の引き方、通勤時の読書の心掛けなど具体的なものまで、幅広い。