書名 :デッドライン仕事術
著者名 :吉越浩一郎
出版社 :祥伝社新書
刊行年 :2007/12/25
日付 :2007/12/19
定価 :740円
入手法 :購入
読書ペース/分:2.36P
評価:○
今月 24冊目 今年 381冊目
【書抜き】
*デッドライン仕事術の2つのポイント
①毎日、「お尻の時間」を決めて仕事をする(ダラダラ残業禁止)
②すべての仕事に「締切日」を入れる
*ホワイトカラーの仕事を可視化する手段は、各自の作業に一つひとつ明確な「デッドライン=締切日」を設定することである。
*デッドライン仕事術の基本
①すべての仕事に「○月○日」までという締切日を入れる
②すべての仕事は「何を、誰が、いつまでに」を明確にする
③デッドラインの基本は「明日」。ドンドン前倒しにする
④仕事は発生した瞬間に取り込むことで、一番、効率が上がる
⑤一日分の仕事の優先順位で悩むのは無駄。すぐに仕事に手を着ける
⑥仕事の効率を上げるためには、朝イチからエンジン全開で仕事をする
*「会社のために」という目的の前では、社長の意見も平社員の意見も平等である
*複雑な問題は、小さくブレイクダウンする。最後は「失敗しても死ぬわけではない」と割り切れば、即断即決できる。
*仕事の対極として「休み」ではなく、「遊び」の時間を持てるよう、効率よく働いて、しっかりと休むことが大事。
*会議の正しいやり方
①プロセスまで含めて「情報を共有化」することで、現場の判断力を上げる
②会議で取り上げるかどうか、といったことで悩まない。小さな案件もドンドン取り上げて、リーダーが即断即決していくべし
③ブレーンストーミングなどせずに、担当者に徹底して考えさせる。担当者は「結論」まで用意して、会議に諮る。
④最初は週に一日から始めて、無理して多くのデッドラインをつけない。しかし、会議でデッドラインをつけた仕事は、徹底して守らせる。
*会議は「終わったこと」を淡々と確認するような場ではなく、「これからの行動」を精力的に推進していくための真剣勝負の場であるべきだ。
*会議は「みんなで話し合う場」ではなく、「物事を決める場」だ。そして、最終的に判断を下すのはリーダーの役目である。ボトムアップで結論を出すのではなく、すべてをトップダウンで決めていく。
【コメント】
*トリンプを19年連続、増収・増益に導いた、吉越浩一郎氏の超効率的仕事術を伝授する。
*「即断即決」「がんばるタイム」「早朝会議」「デッドライン」等々、吉越式仕事術の真髄を公開している。前著「2分以内で仕事は決断しなさい」とかぶる部分も多いが、再認識ができるという意味でも一読の価値はある。