志太泉オフィシャルブログ

静岡県藤枝市の地酒の蔵元。志太泉酒造のブログ。違う角度から見た日本酒の現在とは

さくらさく

2007-03-30 13:18:32 | ソノホカ
昨日の暖かさでサクラが開花しました。

静岡市や東京はかなり花が開いているようですが
こちらは、まだほんのわずかです。
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酒屋さんの来る季節

2007-03-28 13:02:11 | 酒造り
酒造りが終わる頃
かならず特定の酒屋さん(数名)が蔵にやってきます。

それでその年の酒の出来を試していきます。
蔵元にとっても緊張する瞬間です。

今日はある酒屋さんが純米の山田錦(精米歩合70%)
を気にしながら帰っていきました。
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地獄に道連れ

2007-03-27 23:51:09 | にゃんかっぷ
昨年お中元・お歳暮と連続してある人からワインを頂きました。
まったくあなたは私が蔵元と知って喧嘩を売ってんのかね。
しかもお中元の赤・白ワインの2本セットの内、白は激まずでした。

お歳暮の赤ワインもほっておいても邪魔になるので
意趣返しに「にゃんかっぷ」で飲んでいます。
こう見ると闇夜に黒猫のダークな雰囲気が漂います。
という事で「赤ワインをにゃんかっぷで飲むときのテーマ曲」は
「地獄に道連れ クイーン」に決定しました。

ちなみに味は、今回は2本セットでなく赤1本だったので
ずいぶん改善されました。
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にゃんかっぷ卒業制作

2007-03-26 17:37:49 | にゃんかっぷ
お知らせがひとつあります。

昨年、知人の娘さんが大学(造形学部)の卒業制作に
カップ酒を題材にしたいと言う事で取材を受けました。
このほどその作品が優秀作品に選抜されました。
にゃんかっぷもこんな感じの冊子に載ると洒落てます。

若い世代の方がカップ酒とはいえ
日本酒を題材にしてくれる事はうれしいなあ。
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静岡県清酒鑑評会一般公開

2007-03-25 21:30:27 | 鑑評会 コンテスト
3月23日は静岡県清酒鑑評会一般公開です。
(以下個人的感想)
清さん、杉井さんおめでとうございます。

さて吟醸部門の首位賞富士錦さんですが、
香気のバランスが絶妙で2位以下の酒に比べると華があります。
ずば抜けて完成度が高いお酒でした。

純米部門の激戦で3位くらいまで非常に似た酒質に感じましたが、
首位の杉錦さんは静岡吟醸らしい爽やかさがあり、
非常に個人的にも好きなお酒でした。
さらに力強さも兼ね備えていますので
さらにこれから酒が上がって行きそうです。

その他、喜久酔さんが吟醸・純米とも欠点がない酒であり、
例年よりこの時期にしてはやわらかくすでに完成形に近く
仕上がっているのが印象的でした。

志太泉の出品酒をどう感じたかは、企業秘密にしときましょう。
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純米大吟醸酒粕パンナコッタ

2007-03-24 15:33:49 | ソノホカ
先日、志太泉の純米大吟醸の酒と酒粕を使ったパンナコッタを頂きました。

これが美味しい。

はじめにお酒の香りと米の軽い旨みが伝わった後
クリーム系の旨みが追いかけてくる感じです。

酒粕とクリーム系は意外と相性がいいんですね。
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火入作業

2007-03-22 09:12:16 | 酒造り
酒造りも最終作業火入に入りました。
蛇管という蛇がとぐろを巻いたような細長い管を通過する間
に60-65度位に加熱殺菌する作業です。
この時は独特の甘い香りが蔵に漂います。
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49個のカップ酒

2007-03-21 08:46:23 | にゃんかっぷ

全国47都道府県すべてから、49個の多彩なカップ酒をあなたのお手元にお届けするとういう破天荒な企画がスタートします。
静岡県のカップ酒として「にゃんかっぷ」がエントリーしています。
注目の宮城の「鳴瀬川 」さんや石川「天狗舞」さんをのカップ酒を飲んでみたいですね。
詳しくは(http://www.47club.jp)

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全国新酒鑑評会における最近の酒質動向とその目指すところ1

2007-03-20 17:23:11 | 鑑評会 コンテスト
酒造業界には、日本醸造協会誌という業界誌があります。
年ごとに表紙の色が変わり今年はスカイブルーです。
2007年3月に
「全国新酒鑑評会における最近の酒質動向とその目指すところ」
という寄稿がございます。

その中からの抜粋です。(勝手にまとめてあります)
「香気成分と審査成績の関係」
平成15酒造年度より、香気成分の強さのグループごとに審査する方式が採用されました。

平成14酒造年度では
カプロン酸エチルと予審の総合評価の相関係数は、-0.371です。
全国鑑評会の予審のお酒の審査では、1点から5点までの評価です。
(すばらしい酒が1点 良好2点 どちらでもない3点 やや難点4点 難点ありが5点)
-0.371という事は、カプロン酸エチルとお酒の点数には負の相関があり
ちょいとややこしいですが点数が低い=高い評価の酒なので
カプロン酸エチルが高いお酒が高い評価を受けやすいという結果でした。

平成15年度の相関係数は、0.031ということは、
ほとんどカプロン酸エチルと酒の評価は関係ないという結果でした。
(あえていえばカプロン酸エチルが高いお酒がほんのわずかだけ低い評価を受けやすい。)

またカプロン酸エチル5PPM未満のグループ(280点)Aグループ
5-7PPMのグル―プ(494点)Bグループ
8PPM以上(245点)Cグループ
(なぜか7-8PPMがない????)
の金賞率がAグループ20% Bグループ30% cグループ23%と言う事で
特に香りが高い事が有利とはいえないという結果になっています。
というように結論づけています。

ちょっとこれには異論があります。
また改めて書きます。
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はみがき

2007-03-19 12:51:31 | ソノホカ
どんな利き酒名人も激辛カレーや激甘饅頭を食べた後では
なかなか正確な利き酒は難しいでしょう。

蔵にいて昼の後ではみがきをした後の利き酒というのも
なかなかつらいです。
はみがきは、けっこう後まで味覚に影響します。

そんな人に最適なのは
エスケー石鹸のファミリーハミガキです。
研磨剤が炭酸カルシウム
発泡剤が石鹸
香味剤がメントールとスペアミントだけです。
はっきり言って歯磨き直後でも支障なく利き酒ができます。

ただし歯磨きの本来の目的からすると
普通のライオンとかサンスターとか花王の製品が
効果がありそうで私はずばり併用しています。
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名古屋局出品

2007-03-15 18:36:27 | 鑑評会 コンテスト
名古屋局には吟醸酒の出品酒をすでに送付しました。
今年から純米の出品酒はなくなり吟醸酒も出品が2点から1点となりました。
ちなみに名古屋局は静岡県とはまったく違う香りの高いタイプを出品します。

またコンセプト清酒部門に
焼津酒米研究会山田錦の純米吟醸を
静岡の米・水・酵母を使用して静岡の食と相性が良いというコンセプトで出品しました。
さてどうなりますか?
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速報 静岡県清酒鑑評会

2007-03-14 18:26:13 | 鑑評会 コンテスト
残念ながら吟醸酒の部、純米酒の部とも入賞出来ませんでした。
(敬称略)
吟醸酒の部
富士錦(1位 県知事賞)
忠正(以下会長賞)
國香
喜久醉
杉錦
千寿
高砂
出世城
満寿一
正雪
磯自慢
萩錦
千代乃峰
初亀
開運
若竹
花の舞
伊豆海

純米酒の部
杉錦(1位 県知事賞)
忠正(以下会長賞)
正雪
千寿
高砂
喜久醉
満寿一
出世城
國香
千代乃峯
富士錦
萩錦
磯自慢
白糸
開運
萬耀
花の舞
白隠正宗

清さん、杉井さんおめでとうございます。
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斗瓶の滓引き

2007-03-12 18:50:35 | 酒造り
志太泉では、大吟醸や純米大吟醸の
ふねで搾る時の中取りの部分やごくわずかですが吊るして搾る部分を
斗瓶に取ります。

中取りの部分は澄んでいますが
よくみるとお米のかけらや一部流れ出たもろみでかすかに白濁しています。
これを約1週間冷蔵庫で静置すると瓶底に滓が沈殿します。

滓をいつもまでもからめた状態でいると
お酒に粕っぽい風味がついてきますので滓を分離します。

この分離した斗瓶の滓はごくわずかしか取れませんので
なかなか世の中でも飲んだことのある人は少ないですが
上品な酒の味わいの中に米の滋味が溶け込んだような感じですごく美味しいです。
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静岡県鑑評会への出品酒検討

2007-03-09 22:36:13 | 鑑評会 コンテスト
静岡県の清酒鑑評会は14日に開催されます。
吟醸部門には2種類。純米部門に2種類の酒を出品します。

このお酒をどれを出品するかこれは重要です。
この選択で入賞するかしないかも違います。
この選ぶ作業をしました。

静岡県の場合カプロン酸エチル(りんごのような香り)が強いと入賞できません。
酢酸イソアミル(バナナのような香り)は強い方が評価されます。

ただし、酢酸イソアミルの強い酒は、
逆に酢酸エチルとかつわり香(アルデヒド臭)とか
エステル臭とかセメダイン臭いとか生老とか
というような悪い評価もされやすいです。

カプロン酸エチルの香りは強烈なため、
上記の弱点をすべてマスキングするような利点もあります。

そこら辺が出品酒選びの難しいところです。
さて結果はどうなりますか?

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