志太泉オフィシャルブログ

静岡県藤枝市の地酒の蔵元。志太泉酒造のブログ。違う角度から見た日本酒の現在とは

焼津地酒倶楽部 春の新酒まつり

2006-04-26 22:53:29 | 志太泉が関わるお酒の会やイベント
今日は、焼津地酒倶楽部春の新酒まつりです。
お客様も340名ぐらいという事で多分過去最高の動員となりました。
日本酒人気も回復基調でしょうか?常連さんに加え新顔の方も多かったです。

志太泉では(H17BY新酒)
本醸造生酒 山田錦
蔵出しいちばん(本醸造生原酒)
純米 山田錦 瓶燗急冷
純米吟醸生原酒 八反35号
純米吟醸原酒 焼津酒米研究会 山田錦
純米大吟醸 生酒
純米大吟醸原酒
(H16BY)
純米吟醸 焼津酒米研究会
を出品しました。

普段飲めない酒を欲しいという人も、普段の晩酌の参考にしたいという人も両方おられました。そんな事情もあり、純米大吟醸原酒の評価が高く、また同時に本醸造生酒も人気がありました。
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にゃんかっぷ ネコの目

2006-04-23 23:17:52 | にゃんかっぷ
にゃんかっぷのかっぷがほんの少し変わりました。
ネコの目が半透明の白からはっきりとした白になり、ややアメリカンコミック風となりました。

にゃんかっぷはプリント瓶といってガラスに直接デザインが印刷されています。
私も当然すべてプリントされた瓶はすべて同じだと思っていました。
ところがカップによってネコの視線は正面を見ていたり、右や左を見ていたり、上目遣いだったりします。ネコの黒目の部分がちゃんと真ん中に印刷されていればデザインどおり真ん中をみているのですが意外と技術的に難しいようです。
この一種のミスプリントがネコの表情にニュアンスを加えています。なかなか一筋縄ではいかないような表情なネコが1カップ7匹楽しめると考えるとなかなかお買い得ですよ。

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名古屋国税局酒類鑑評会報告

2006-04-15 17:02:56 | 鑑評会 コンテスト
4月11日は、名古屋のウェスティンホテルで開催された名古屋国税局酒類鑑評会の表彰式と利き酒会に行ってきました。

静岡県の鑑評会と全く異なり、会場には華やかな香りが充満しています。

まずは、静岡県の酒です。こちらでも、各蔵元とも静岡県の鑑評会と違う派手な酒を出品している蔵が多いです。しかし、静岡県と同じおだやかな酒を出品している蔵元もあり酒質としては、バラエティに富んでいます。また同じお酒でもまわりのお酒との比較の中ではぜんぜんイメージが変る酒もあります。ここらあたりが出品の難しいところでしょう。

次は、比較的にすいていた三重県の酒です。一気にカプロン酸エチルの強い酒一辺倒になり、非常に利き酒していて疲れました。非常にどの蔵の酒も似ていて、かなり強い甘味ととにかくカプロンという印象が強かったです。香りの強い酒以外を得意とする蔵元はあまり出品していなかったようです。

この時点でも愛知県と岐阜県の酒は混んでいたので、コンセプト清酒の部門を利き酒しました。なんというかここは表彰する対象ではないのいで利き酒する人もまばらでしたが、私はけっこう面白く利き酒させていただきました。お酒自体は概ねそれぞれのコンセプトどおりでしたし、市販酒としては、値段というファクターがわかりませんが、それを抜きにすれば面白いお酒がならんでいました。

次は、愛知県こちらには、吟醸部門首位賞の常盤さんのお酒がありました。十分な香りと味幅のある首位賞らしいお酒でした。個人的に良い酒だと思ったのは、清洲桜さんの吟醸出品酒です。カプロン系の酒ですが、むしろ爽やかでバランスの良い酒でした。

最後は岐阜県ですが、こちらは、意外と酒質にばらつきがあったように感じました。残念ながら純米部門の首位賞の女城主さんの酒にたどりついた時ははすでになくなっており利き酒できませんでした。

全体として好評価を受ける酒は、香りが十分にあり、味わいもにも厚みがある酒が優勢でした。




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選挙と酒

2006-04-07 00:23:05 | 地酒
今年は藤枝市会議員選挙の年です。
志太泉のウェブサイトを開始したのがほぼ4年前です。

その当時のネタのリプライズなのですが、蔵元にとってかつて選挙は稼ぎ時であったのでした。昔の選挙事務所では「陣中見舞いのお酒」がずらりとならんでいたようですが、私はもうそういう蔵元にとって幸福な光景は見たことがないので昔の伝説を聞くようです。
 つい調べてしまいましたが、公職選挙法第139条で『何人も、選挙運動に関して、いかなる名義をもってするを問わず「飲食物の提供」をすることが出来ません。』と規定されています。
 これは「選挙運動に関することを動機として」という意味であり、投票を依頼する目的でなくても禁止されます。たとえば第三者が選挙運動の激励のために、いわゆる「陣中見舞」として候補者・選挙事務所に酒などを持参する場合、候補者が選挙運動員や労務者に対して慰労のために飲食物を提供する場合、選挙事務所開きなどに酒・ビール等を提供する場合などは「選挙運動に関する」ものであり禁止されているという事です。
 というわけで蔵元では、昔の必勝と印刷されたのし紙や包装紙がむなしく不良在庫となりましたが、数年前に廃棄されました。

 「当選祝いの樽酒」の鏡割りですが、これも4年前は数本の注文がきましたが、今年はまだ1本の注文もきません。市会議員という選挙の中でももっともローカルなコミュニティに依存する選挙においても、ある意味の地酒というのがコミュニティのコミュニケーションに必要とされなくなって来た証拠かなというような気もします。規制緩和の流れの中で地域コミュニティを構成していた昔ながらの酒販店さんが弱体化してきたのかもしれません。

 そういう話の流れだとすべての地酒蔵元は苦戦しそうですが、現実には、多数の苦労している蔵元と少数のそんな事は関係ない蔵元に分かれるでしょう。その差は、個々の蔵元の地元出荷比率の違いでしょう。地酒という単語も「地方で生産され地方で消費される酒」と「地方で生産され都市部を中心に全国で消費される酒」という両義性をもつものではないかと思います。
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