志太泉オフィシャルブログ

静岡県藤枝市の地酒の蔵元。志太泉酒造のブログ。違う角度から見た日本酒の現在とは

今年の酒造米 市況的な面

2012-11-24 15:24:36 | 酒造米

今年の酒造りは、米の調達に苦労する年です。

志太泉酒造では、かなりの数量は、直接米農家との契約となっておりますが、半分以上の酒米は静岡県酒造組合からの契約による仕入れです。

今年は、酒造組合からの山田錦、五百万石等の酒米配分数量がかなりカットされました。
これは、今年全国の酒造組合で起きていることです。

通常なら仕込み計画(このお酒には精米歩合〇〇%のなんという米を何キロ使って、もろみを何本造るか)は、早い時期に確定しますが、今年は何度も変更を余儀なくされました。

そのため、種類によっては、仕込みの容量少なくせざるえないもろみもございます。
例えば、純米吟醸の焼津山田錦などは、当初の計画よりは、お酒の生産量も少なくなりそうです。 

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買い物天使

2012-11-16 07:05:21 | ソノホカ

この前見た夢。

夢の中でテレビをみていた。
番組のタイトルは「買い物天使」。
世界弾丸トラベラーという番組があるが、それに似たような雰囲気で
台湾のような感じの異国のおしゃれな雑貨屋さんで買い物を続けるという内容だった。

但し、その買い物をしているのは、中年の顔が長く額の広い薄毛の見たことがないおじさんだった。
私は、関西人ではないが
「おっさんが天使なんかい?」と突っ込みたくてしかたないと同時にここで突っ込んだらまんまと罠にひっかかるような気がしていた。
おじさんは、テレビの中で女子のふるまいを続けていた。

実は、夢はそれだけなんだけれど
おじさんが、極めて精巧にできた女子のきぐるみをきて暮らしているという奇譚を聞いた事がある。まわりの人は、おじさんの事をずっと女子だと信じている。
きぐるみおじさんは、日中ずっとナチュラルに女子としてふるまい、夜、自分の部屋に戻ると、きぐるみを脱いでおじさんにもどり、「あー 今日も疲れた。疲れた。」と酒をあおるらしい。

もしかするとあのおじさんは、きぐるみを着るのを忘れていたのかもしれない。

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純米酒大賞2012 純米吟醸兵庫山田錦・開龍銀賞受賞

2012-11-15 07:32:44 | 鑑評会 コンテスト

 11月7日に開催されました純米酒大賞2012において、「純米吟醸 兵庫山田錦(精米歩合50%)」と「純米原酒 開龍 朝比奈山田錦(精米歩合70%)」が共に銀賞を受賞しました。
「開龍」は残念ながら完売しております。「純米吟醸」も完売間近となりました。

 http://www.fullnet.co.jp/junmaisyu_taisho/2012/index.html

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第61回名古屋国税局酒類鑑評会 吟醸部門入賞

2012-11-07 21:04:49 | 鑑評会 コンテスト

第61回名古屋国税局酒類鑑評会にて
吟醸酒部門にて(伝統型酵母部門、吟醸酒部門)両部門にて入賞しました。
入賞酒名簿はこちら
http://www.nta.go.jp/nagoya/shiraberu/sake/kampyo/61/meibo.htm

名古屋国税局にHPによると伝統型酵母とは 
 現在ではバイオテクノロジーの進歩により吟醸香を高生産する酵母が開発され、鑑評会で使用される酵母の主流となっていますが、それらの酵母が開発される以前から吟醸酒に使用されていた清酒醸造用優良酵母を指します。現在主流の吟醸酒が、華やかなリンゴ様の香りを主体とし切れの良い味であるのに対し、伝統型酵母を用いた吟醸酒は、落ち着いたバナナ様の香りであり、後味の残らないまろやかな味になります。鑑評会の主目的は酒造技術の進歩・発展でありますが、技術の伝承の観点から、平成21年度より伝統型酵母の区分を設けて品質評価を行っています。
ということです。

いろんな言い方ができますが(雑な表現です。厳密性は欠きます)
①伝統型酵母≒バナナの香りを出す 吟醸香を高生産する酵母≒りんごの香りを出す
②伝統型酵母≒酢酸イソアミルを出す 吟醸香を高生産する酵母≒カプロン酸エチルを出す
③伝統型酵母≒静岡県酵母、昔のきょうかい酵母 吟醸香を高生産する酵母≒カプロン酸エチル高生産酵母(明利酵母、きょうかい1801酵母等)

志太泉酒造では、伝統型酵母(HD-1)と精米歩合50%山田錦で吟醸酒を、吟醸香を高生産する酵母(明利酵母)と精米歩合40%山田錦で大吟醸酒を造っています。今回の鑑評会では、両部門とも入賞することができました。これは、当蔵にとっては初めてとなります。また両部門入賞は、東海4県でも3蔵のみです。

志太泉酒造の酒造りの本流は、伝統型酵母での酒造りだと考えておりますが、吟醸香を高生産する酵母でも一定水準以上の酒造りが出来る事の証明にはなるかと考えております。

但し、良いことばかりではありません。
本醸造部門では、特別本醸造は、入賞しませんでした。

本醸造の審査は45℃でのお燗の審査となります。
こちらが、県別の審査結果です。
http://www.nta.go.jp/nagoya/shiraberu/sake/kampyo/61/jokyo.htm

極めて特徴的な事は、静岡県は16点の出品で入賞は1点、愛知県は16点の出品で入賞は10点です。素直に考えれば、愛知県のお燗酒は、静岡県のお燗酒よりはるかに美味しいということとなります。

これは、本醸造の出品されたお燗酒を、利き酒した結果ですが、私の中の、美味しい45℃のお燗酒というのは、審査結果による美味しい酒とは乖離しているようです。もちろん、審査結果の方が、妥当である事は当然の事です。酢酸イソアミルが比較的高いお酒のお燗というのも、私的には、美味しく飲めますが、それは妥当ではないようです。来年以降の出品では、特別本醸造ではなく普通の本醸造を出品する方向で考えております。

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