志太泉オフィシャルブログ

静岡県藤枝市の地酒の蔵元。志太泉酒造のブログ。違う角度から見た日本酒の現在とは

酒問題

2009-02-24 22:24:15 | 地酒

中川財務省の辞任問題が、海外のメディアでは「サケ・プロブレム」と紹介されているようです。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090217/plc0902172025016-n1.htm
飲んだのがワインらしいのでそれは「ワイン・プロブレム」というべきじゃないかとつい突っ込みたくなります。

それはさておき私も酒で、失敗した事は何度かあります。

それぞれが非常に恥ずかしい事ですが、その中のひとつは10年と少し前の事です。

その10年と少し前は、今よりもずっと新潟の酒というのが、地酒の中で圧倒的なメジャーな存在であり、静岡の酒は今よりもマイナーな存在でした。

私は新潟市で友人の結婚式に出席しました。
結婚披露宴では、不慣れな友人のスピーチというのをやらされました。
まったくもって自己評価でも不出来なスピーチでした。

その後、新潟市某所のおすし屋さんのようなところでの二次会に行きました。スピーチの不出来ということもありふだんより飲めないお酒を飲みました。飲みすぎた事で壊れてしまったのです。

そこで、なにかの拍子に日本酒の話になった時、私は突然壊れたスピーカーのように、静岡のお酒と新潟のお酒を比較して、静岡のお酒が優れていて、静岡酵母は素晴らしいんだという事を延々と薀蓄をしゃべり続けるのが止まらなくなってしまいました。まさに空気が読めない言動でした。

今、思い出しても、自分のしゃべりに身の毛がよだちます。
お酒を評価する事も、様々の物の見方によって当然評価は変わってきます。
当時は、まだ評価の多面性に対する意識も低かった。
言動そのものは市場で強かった新潟の酒に対するコンプレックスの裏がえしでもあったでしょう。

その後もお酒の失敗はありましたが、これだけは二度とくりかえしてはいません。

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周回遅れの日本対オーストラリア戦

2009-02-16 12:29:24 | サッカー
ワールドカップ予選日本対オーストラリア戦は後半だけ見ることが出来ました。
視聴された方どう思いましたか?
(あなたが日本代表を応援してる方だと前提して)微妙だったのかなと推測します。
私の感想も微妙でした。
なんで微妙というのは、こんなにネガティブな響きがするでしょうか。
語義どおりであれば、もっとニュートラルな言葉のはずなのに。
それはともかくとして
岡田監督も麻生総理よりは支持率は高いようですが支持率が低迷しているとネットに書いてありました。
国民の期待の矢面に立たされるというのは大変な仕事です。

日本代表はともかくとして私が心配するのはオーストラリア代表です。
いくらアウエーでいくら星勘定が余裕があっていくらヨーロッパから選手を呼ぶのが難しくても日本相手にあの内容は悪すぎるでしょう。
どう考えてもはじめからケネディをターゲットに蹴り込んだ方がよかったと思います。
もうオーストラリアは98%以上ワールドカップへの出場は確定的です。
本戦にむけても今から調整はするとピークが早すぎるから
あえて調整を遅らせまくるという深い作戦でしょうか?
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蔵出し濁り酒 純米生原酒 2009

2009-02-10 09:22:13 | 地酒
今年も非常に活性に強い純米の濁り酒を発売します。

発泡力はシャンパン以上です。
普通に開栓すると確実に吹きこぼれます。
昨年はお酒が吹きこぼれるというお叱りを多数頂きました。
今年は「警告 Danger」という首掛けをして注意を喚起しました。
首掛けには「開栓に自信のある方のみご購入ください」とございます。
文面どおり開栓に自信がある方。
こぼれてもいいよという優しい気持ちの方。
危険を愛好する方。

ぜひともご購入ください。

実際の開封方法ですが
720MLの純米濁り酒はキャップを少しずつ緩め
液面が上がったら閉める操作を繰り返してください。
こちらは根気があれば、それほど恐れる事はありません。

1.8Lは、本気で恐れてください。
目打ち等で王冠の上部に小さな穴を開け
目打ちを少しずつ緩めます。
そうすると、ガスが上がってきますので
少しずつガス抜きをしてください。

どちらも、多少は間違いなくこぼれますので
浴室で開栓するか、たらい等を用意してその中で開けてください。
決して振ってはいけません。

肝心の味ですが
クリーミーで濃厚な米の味わいに、絶妙に炭酸が絡まります。
このしゅわしゅわ感はなかなか他の酒では味わえません。

開栓に自信がある方。
こぼれてもいいよという優しい気持ちの方。
危険を愛好する方。
それに加えて、美味しい濁り酒を飲みたい方。

ぜひともご購入ください。
コメント (2)
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瀬戸谷中学校の総合学習

2009-02-09 19:39:25 | ソノホカ
今日は瀬戸谷中学校の生徒さんが総合学習で蔵に来られました。

質問を30個も考えて来られました。
なかなか大人でも30個質問を考えるというのは大変な事です。
インターネットを使って十分な時間を掛けて下調べをしてから来た事がよくわかりました。
素直に非常に素晴らしいと思いました。
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サッカー今と昔

2009-02-08 14:02:11 | サッカー
2008年サッカー殿堂入りした山口芳忠氏の講演を聞きました。
山口氏は、23歳の時、サッカー日本代表のDFとして銅メダルを獲得されました。
サッカー殿堂というのがあるのは、はじめて知りました。

講演で面白かったところを一つ書きます。
Jリーグ発足前は日本のサッカー選手のキャリアの頂点が全国高校サッカー選手権の晴れ舞台であり、それ以降は実業団や大学サッカーに進んでも、それほど夢がある舞台でもなく注目もされなかった。全国高校サッカー選手権は燃え尽き症候群があったほどだ。
そのため、高校サッカーの指導者は、技術が優秀な選手には多少の怪我があっても無理にプレーさせたりした。そのため優秀な選手も怪我でつぶれる事が多く、サッカー選手として生き残るのは、技術的に劣っても、怪我に強く馬力のある選手が多かった。
Jリーグ発足後は、高校卒業後のサッカー選手としての進む道が示される事になり、指導者も無理な起用法はしなくなった。怪我の選手はリハビリが優先され医療技術の発達もありつぶれる選手も少なくなった。

この点についてはJリーグが出来て本当によかったと思います。
美談と感動のために、選手がつぶれるのはよくないと個人的には強く思います。
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