以前もいつかとりあげた事はあるかもしれないが
蔵元あるいは杜氏さんの人格とその酒質が似てくるのではないかという日本酒の世界の大いなる問いがある。
厳格な蔵元さんはシャープな酒を造るとか。やさしい杜氏さんはまるい酒を造るとか。
いちばん極端に言えば、良い人は良い酒を造るとか。
これについて、私は以前より『酒質と人格は別物』であると大いに主張してきた。
これに関しては、今も全く変わっていない。
『最悪の人間が最高の酒を造ることもある。』
そうでなきゃつまんないだろう。
但し、昨年頃から一点大きな譲歩をしようかと思っている。
『酒質と人格は別物』であるが、その蔵元のすべてのスペックの酒を『同一方向にもっていこうとする』か、スペックごと『酒の中に多様性を求める』のかは、性格によるものだろう。
※人格も酒質も嗜好品のため、本来問い自体が間違っています。