こまんたれぶ~下福田小学校

当時の同級生との交流場所
(ここ数年は模型三昧)

軍艦 武蔵 1

2010-05-30 19:59:53 | Weblog
今回から大和・武蔵は個別で仕上げる様に変更します。

しばらく更新をサボっていましたが、46cm主砲と15.5cm副砲は塗装も終わり完成。
増設された機銃台やホースリールの設置が終了しました。

武蔵は大和型戦艦の2番艦として、1938年に起工
進水が1940年、就役したのは1942年8月です。
(沈没は1944年10月)
大和型は4隻が計画されましたが、3番艦の信濃は途中で航空母艦に変更され、
4番艦は計画段階で中止されているので、日本が建造した最後の戦艦が武蔵です。

世界最大の巨砲を備えた武蔵は、不沈戦艦にはなれませんでしたが
航空機からの攻撃で受けた魚雷は諸説あるものの、20本以上と言われております。

大和型戦艦 9

2010-05-26 23:12:30 | Weblog
天気も悪く、仕事も忙しいので殆ど進んでいません。

本日は主砲塔の組み立てを行い(砲身は未取付)副砲と一緒に船体にセットしてみました。
写真上が大和です。(主砲塔上に増設された機銃用のブルワークが付いてます)

しかし、このフジミの大和型・・・タミヤの同スケール品と本当に良く似ています。
同じ船なのでパーツの構成が似ているのは変じゃないのですが、
シールドタイプの機銃や高角砲の銃身が取り付け型を上下逆にすると仰角が変化したり、
副砲が砲身ごと一体成形だったり、妙にパーツの設計が似すぎの気が・・・

特に大和型の副砲(これは軽巡洋艦の主砲に相当する部品)
軽巡洋艦のキットでは砲身は1本づつ別パーツになっているのに、
何故か大和ではタミヤもフジミも砲身ごと一体で成形されています。

砲身の基部には防水用の布が付いているので、塗り分けが非常に大変です。
(特に真ん中の砲身の防水布)
また、これでは仰角も選択出来ません。
後発のフジミは、こういう細かい部分にも拘って欲しかった所です。

とは言うものの、主砲塔上のブルワークの形状や艦尾に増設された機銃台などは
タミヤ製では?だった部分が改善されている等の良い部分も存在します。

フジミは最近、最新の考証を盛り込んだ1/500の大和を発売したので、
もう一回、1/700の大和を新規で開発してくれないでしょうかねえ。

大和型戦艦 8

2010-05-24 22:30:44 | Weblog
艦底板を塗装後に取り付け、上部構造物を置いてみました。
(構造物はまだ未接着です)

今回、製作している大和のキットはエッチングと艦底(フルハル)が付いていたのですが、
フルハルではなく通常の喫水線モデルで作ろうと思います。

WLでは特徴的な大和の球状艦首(バルバス・バウ)が再現出来ず見どころが減ります。
この部分は製作を先延ばしにした1/500のキットで挑戦しようと思います。

手前が武蔵、奥が大和ですが、シールド付の高角砲の装備位置が異なる以外、
このアングルでは殆ど違いは判りません。

そろそろ、個別に製作を進めた方が良さそうな気がしてきました。
この2艦は非常に似ているので、作ってる時に”うっかりミス”を起こしそうなんです。

大和型戦艦 7

2010-05-22 19:54:07 | Weblog
前甲板が出来たので、後部レール甲板を製作してしまいます。
この部分、少し色調を変えて塗装していますが
通常の鉄甲板ではなく、セメント張りだったと言われています。

大和型の後部は、短艇と水上機が収納・運用される場所です。

短艇は主砲の発砲時の爆風で破壊されてしまうのを防ぐ為、
後甲板の両脇下に格納されるという日本の軍艦の中でも特異的な搭載方法になっています。

同様に水上機も艦内に格納されています。
(艦尾付近に四角く窪んだ部分が航空機の格納場所で、実際には扉により内部へ格納)

後甲板が組み立て終わったら、甲板上の構造物(副砲や主砲の基部)を塗装します。
大和は甲板上の突起物が異常に少ないので、塗装は楽です。

大和型戦艦 6

2010-05-20 22:27:32 | Weblog
前甲板を作っています。
この部分は鉄甲板に錨鎖が這っています。

大和型の錨鎖はかなり長いので、ここを極細のチェーンに置き換えます。
(プラのモールドは彫刻刀の様な平ノミで削り落としています)

本物の鎖へ交換すると、かなり立体的になるので効果抜群ですが、
小型の艦船に同じ事をすると、妙にスケールオーバーになり逆効果になる気がします。
なので私は巡洋艦クラス以上でなければ鎖の置き換えはしません。

鎖は未塗装なのでギラギラしていますが、錨鎖は鉄甲板と同色で塗装してしまいます。
たいした作業に見えないのですが、鎖の交換は意外と時間を要します。

大和(写真手前)の方は鉄甲板と木甲板の境目も塗装を終えましたが、
武蔵は明日以降の作業にしました。

あ、写真の部分だけでは大和か武蔵かは全く判らないですね。

大和型戦艦 5

2010-05-19 22:50:47 | Weblog
今日はエッチングパーツの取り付けを行いました。

今回製作しているフジミのキット、大和だけはエッチング付きVerを買ったので、
武蔵の方は市販の別売りを使用します。

また、余っていたエッチングパーツを使って若干のディティールUPをしましたが、
あらかじめグレー塗装をしておいたので、写真では全く判らなくなってしまいました。
(無塗装の金属だと目立つのですが・・・)

かろうじて写真で確認出来そうなのは、艦橋頂部に付いている21号電探くらいですね。
大和型の21号電探は測距儀の両側に付いているので2基装備されてる様に思えますが、
実は送信・受信用のペアなので装備数は1基です。
(子供の頃、大和には21号電探が2基も搭載されていると思っていました)

21号電探は金網の様な構造をしていますが、
実際にはアンテナ素子が金網に取り付けられているだけです。
(金網は保護用なんでしょうかね?)

キットは大和が沖縄へ向けての突入時、武蔵がレイテ海戦時ですから
2隻とも最後の状態になります。

この頃になると故障が多く、アメリカよりも遥かに稚拙な日本の電探でしたが、
大和・武蔵共に、21号、22号、13号と3種の電探を装備しています。

さて、明日は船体の方を組み立てる事にしましょう。

大和型戦艦 4

2010-05-18 21:05:15 | Weblog
本日は増設された高角砲甲板の製作を行いました。
航空機の発達に伴い、大和型は何度か対空兵装の強化を図っていますが、
最も外観が変わったのが、この高角砲甲板の増設時の改装です。

本来、この位置には15.5cm副砲が設置されていました。
この砲は軽巡洋艦 最上型が重巡洋艦へ改装された際に換装した主砲塔を
改造して用いています。
(最上型は、15.5cm砲から20.3cm砲の搭載艦になり重巡洋艦へ格上げ)

新設された高角砲甲板には89式連装高角砲が片舷3基(計6基)搭載される予定でしたが、
武蔵は高角砲の調達目処が付かず、機銃が設置され、最後まで高角砲は増加されませんでした。

大和の主砲、46cm砲は砲撃による爆風が凄まじい為、
建造時の高角砲や機銃には爆風避けのシールドが装備されています。
(後にシールド無しの機銃は大量に増設されてゆくのですが・・・)

ところが、大和の高角砲甲板増設により増設された高角砲は、
上段のシールド付きを下段へ移動し、上段にはシールド無しが搭載されました。
(シールド付きの高角砲が調達出来なかったのかも)

これにより、大和の高角砲は両舷で12基(24門)に増加し、
帝国海軍の艦船中、最も高角砲の装備数が多い船になりました。

大和型戦艦 3

2010-05-17 23:09:53 | Weblog
主に艦橋周りの作製です。
大和型は、それまでの戦艦の艦橋とは大きく異なった塔型スタイルです。
これは金剛型の比叡で実験的に取り入れられ、大和型が集大成になっています。

模型でも殆どの戦艦が支柱を立てて、構造物を積層させていく方式なのに対し、
大和型の艦橋は左右分割式で構成されています。
本日は艦橋周囲に付く機銃射撃指揮装置等を中心に取り付けて行きました。

防空指揮所まで組み立てが終わりました。
写真では見えにくいのですが、艦橋背面のラッタルも取り付けてあります。
大和型の数少ない識別点として挙げられるのが、このラッタルでして、
2番艦の武蔵とは少しだけ構成が異なっています。

キットは、このラッタルを別部品にする事で大和・武蔵をきちんと区別しています。
通常、同型艦を建造する時は識別が容易なように、どこかを変えて作るらしいのですが、
大和・武蔵は相違点が少なく、遠方から撮影された写真では判別は出来ない程です。
2隻が一緒に写っている写真は多く現存していませんが、
それらの殆どは大和と武蔵の識別が出来ていません。

大和型戦艦 2

2010-05-16 13:41:28 | Weblog
中央構造物の製作にとりかかります。

戦艦の定義の中には、自身が搭載する火砲の砲撃に耐えられるというものがあります。
これが、より大きな火砲を積み、船体も巨大化する原因であり、
いわば大艦巨砲主義へ走る要因に繋がっています。

大和には世界最大の46cm砲が3連装で3基装備されており。
これは耐46cm砲防御能力が備わっている事をも意味します。

ただし船体の全てを防御すると、とてつもない重量になってしまいますから、
軍艦として重要な部分に限定して重装甲を施します。
(これは現代の護衛艦にも共通してます)

大和は重要部分を艦の中央部に集中させる設計となっています。
つまり最重要防御範囲を可能な限り狭くしている訳で
他の戦艦に比べると極端に構造物が密集しているスタイルになっています。
それはシルエットで見ても他の軍艦と間違える事が無い程の特徴です。

さて、模型の方ですが・・・
大和・武蔵共に中央部に関しての組み立てはかなり進みました。
どうでも良いのですが、フジミの大和型の説明書のパーツ番号は
ランナーによるA,B,C表記が無く、全てが通しナンバーなので物凄く若い難い!
しかも部品番号が突然違うランナーへ飛んでいる等、きちんと並んでないのです。
これ、大昔の海外製のキットみたいです。

話が脱線しました。この時点での両艦の違いは煙突直後の部分だけです。

大和は高角砲が増備された関係で高射装置が追加されていますが、
武蔵は新造時のまま、前述の部分には探照灯が設置されています。

大和は対空兵装の強化時に高角砲を6基12門から12基24門へ倍増させた結果、
高角砲を制御する高射装置を追加する必要が出た為です。

一方、武蔵は高角砲の調達が間に合わなかったのか(?)
高角砲の代わりに機銃が据え付けられたので、高射装置を増やす必要が有りませんでした。

大和型戦艦 1

2010-05-15 21:34:08 | Weblog
1/500の大和、着手は少し先に延ばそうと思います。

その代り、1/700で大和を作ります。
しかも2隻!つ~事は、2番艦の武蔵も一緒です。

武蔵は今まで一度も作成した事がありません。
1/700の武蔵はタミヤから新旧金型で発売されているのですが、
両方とも武蔵は竣工時を再現しているので作る気が起きなかったのです。

大和型は竣工時に15.5cm副砲が舷側にも装備されており、
前後と合わせて4基だったのですが、対空兵装強化に伴い舷側の物は撤去されています。

私は、この舷側に副砲が配置されたスタイルが好きになれず
武蔵のキットを購入した事が無かったのです。

しかし数年前、突如フジミが1/700で大和型を発売しました。
数えきれない位のバージョンが出ているのですが、
今までWLシリーズにはなかった武蔵の最終時がキット化されました。

キットを眺めると、恐ろしくタミヤと部品分割が似ています。
でも何か所かに最新情報が盛り込まれており、
全体的なモールドはタミヤよりもダルイ気がしますが、完成したら判らないかも。
(既にタミヤ製の大和は完成品が有るので並べてみようと思います)
フジミの大和型は対空平素強化後の状態で武蔵と並べられる点に価値が有るのかもね。

今回も零戦の時と同じく、共通している部分は同時に進行させようと思います。