こまんたれぶ~下福田小学校

当時の同級生との交流場所
(ここ数年は模型三昧)

大和型戦艦 2

2010-05-16 13:41:28 | Weblog
中央構造物の製作にとりかかります。

戦艦の定義の中には、自身が搭載する火砲の砲撃に耐えられるというものがあります。
これが、より大きな火砲を積み、船体も巨大化する原因であり、
いわば大艦巨砲主義へ走る要因に繋がっています。

大和には世界最大の46cm砲が3連装で3基装備されており。
これは耐46cm砲防御能力が備わっている事をも意味します。

ただし船体の全てを防御すると、とてつもない重量になってしまいますから、
軍艦として重要な部分に限定して重装甲を施します。
(これは現代の護衛艦にも共通してます)

大和は重要部分を艦の中央部に集中させる設計となっています。
つまり最重要防御範囲を可能な限り狭くしている訳で
他の戦艦に比べると極端に構造物が密集しているスタイルになっています。
それはシルエットで見ても他の軍艦と間違える事が無い程の特徴です。

さて、模型の方ですが・・・
大和・武蔵共に中央部に関しての組み立てはかなり進みました。
どうでも良いのですが、フジミの大和型の説明書のパーツ番号は
ランナーによるA,B,C表記が無く、全てが通しナンバーなので物凄く若い難い!
しかも部品番号が突然違うランナーへ飛んでいる等、きちんと並んでないのです。
これ、大昔の海外製のキットみたいです。

話が脱線しました。この時点での両艦の違いは煙突直後の部分だけです。

大和は高角砲が増備された関係で高射装置が追加されていますが、
武蔵は新造時のまま、前述の部分には探照灯が設置されています。

大和は対空兵装の強化時に高角砲を6基12門から12基24門へ倍増させた結果、
高角砲を制御する高射装置を追加する必要が出た為です。

一方、武蔵は高角砲の調達が間に合わなかったのか(?)
高角砲の代わりに機銃が据え付けられたので、高射装置を増やす必要が有りませんでした。