こまんたれぶ~下福田小学校

当時の同級生との交流場所
(ここ数年は模型三昧)

日本海軍砲艦 宇治 2

2013-01-31 23:02:31 | Weblog
木甲板を塗装後、ホースリール等を塗り分け船体と接着。

早くも上部構造物の組み立てに入りました。

今回、木甲板は塗装面積が小さい事も手伝って筆塗りにしていますが、
より面積の小さいリノリウムの方はエアブラシを使いました。

まだ未塗装の部品を多く取り付けたので、明日は細かい部分を筆塗装しようと思います。

宇治は戦後、中国に接収されたと書きましたが、接収当初は「長治」と命名されております。
(この時期、正確には中華民国ですね)
その後、国府軍に所属するも中華人民共和国側に鹵獲。
今度は国府軍の爆撃により撃沈されているそうです。

宇治の波乱万丈な生涯は更に続きます。

引き揚げられた「長治」は「八一」と3つ目の艦名を付けられ、更に「南昌」に変更。
1945~1950年の間に「宇治」「長治」「八一」「南昌」と名前が変わった珍しい船です。




日本海軍砲艦 宇治 1

2013-01-30 22:51:17 | Weblog
勢多型に続き、橋立型砲艦の宇治を作り始めました。

橋立型は日本海軍が建造した最後の砲艦になります。

勢多型などは河川での使用を主目的としていましたが、
橋立型は沿岸でも航行出来る様な仕様で建造されました。

武装も8cm高角砲2門から12cm高角砲3門に強化されるなど、
船体も20m以上長くなっています。

キットは発売から日も浅く、勢多型と同じくアオシマから発売されました。
(こちらは1箱に1隻です)

初日は船体と軍艦色部分の塗装を行いました。

日本海軍砲艦 勢多型 5

2013-01-28 22:48:18 | Weblog
突貫作業で完成まで漕ぎ着けました。

勢多型は全長56mですから、1/700では8cm程度の小型艦艇です。

ネームシップの勢多は終戦まで残存し、中国に接収されました。
(中国では長徳と命名されたようです)

3番艦の比良は昭和19年に航空機による爆撃で大破しており、その後は放置。
終戦の1カ月後ぐらいに除籍処分されています。

日本海軍砲艦 勢多型 4

2013-01-27 22:48:11 | Weblog
90%以上の部品を付け終わりました。

まだ未塗装の部品が多いのですが、残っているのは艦載艇と屋根上の13mm機銃位です。

艦尾に直立している箱状の構造物は厠(トイレ)だったりします。

当時の写真では、この部分は薄い鉄板が貼られているらしく、
用を足している最中にも若干の防御で守られる構造だったみたい。




日本海軍砲艦 勢多型 3

2013-01-26 23:32:40 | Weblog
小さなキットなので、サクサク進みます。

艦橋も途中まで作り終わり、煙突も取り付けました。

主砲(8cm高角砲)が搭載される甲板には、リノリウムの様なパターンがモールドされてます。
ですので、主砲周囲以外の部分をリノリウム仕上げにしてみました。

屋根には通風筒が付きますが、これは軍艦色時代には棒状からキセル型に変更されているので、
ジャンクパーツを漁って、キットの部品と交換する予定です。

日本海軍砲艦 勢多型 2

2013-01-25 23:52:29 | Weblog
船体の次は上部構造物の組み立てです。

説明書では屋根(?)はウッドブラウンで塗れと書いてあります。
この色、リノリウム塗装の部分で使うことが多いのですが屋根にリノリウムって有り得るのか?
(単純に茶色系に塗られていたとしたら、何故なのかが判らない)

しかし、茶色をしているには何か資料や根拠があるワケでして・・・・
悩んだ挙句、茶色で塗装しました。

写真では判り難いのですが、屋根の下の側壁は開口された四角い窓の様な物が並んでおり、
全体に横縞でモールドが入っています。
これって、白く塗ると百葉箱を彷彿させるデザインだ。

う~む、砲艦は謎が多いですな。
艦首の錨鎖甲板は軍艦色に塗られる時代にはキット部品よりも拡大されているらしく、
そのほかにもマストが短縮されている、煙突高さが変わっている、
通風筒の形状が変更されている等、製作する年代を考えた追加工作が必要みたいです。

もう少し調べてから着手すべきだったのかも知れません。


日本海軍砲艦 勢多型 1

2013-01-24 23:25:43 | Weblog
海防艦、水雷艇と小型艦船を連続して製作してきましたが、
今回からは更に小型の砲艦を作ります。

勢多型は所謂、河川砲艦と呼ばれる種類に属しており、
喫水線下が非常に浅く出来ています。

主に中国の河川に展開する目的で建造されたようで、
平時は警備目的の他に領事館の様な役目も果たしていたみたいです。
(有事の際には砲を駆使した戦闘艦艇)

砲艦は排水量も小さく、喫水が浅い為に外洋での航行には非常に不向きな設計であるため
一部は完成後に解体して運搬、目的地で再度組み立てる方式が取られたようです。

さて、キットは突如としてアオシマが発表して話題を呼びました。
まさか、このような艦種が発売されるとは誰も予想していなかったと思います。
小型故か2隻入りで発売されました。

勢多型は1920年代前半に就役していますが、ある期間までは船体は白塗装。
煙突などは黄色で塗られています。
太平洋戦争が勃発した頃には灰色の軍艦色で塗装されており、その間に何度か改装されています。
白い船体は他の艦船と並べると違和感が出そうなので、今回は2隻とも軍艦色で塗りました。

ただ、キットは大戦前と大戦中の状態が混在したような状態になっており、
そのまま組み立てると、妙な時代設定になってしまうようです。
今回は細かい部分には拘らずに単純に豆艦船を楽しもうと思っています。

甲板も説明書では木甲板色で指定されていますが
当時の写真を見ると、リノリウムの押さえ金具が有るようにも見えます。
今回は軍艦色で塗装したので完全なフィクション作品決定かも。

組み立ては船体塗装後に艦底板を塗装して張り合わせまで終了。
2隻同時進行なので、特徴的な艦底部分が見えるように1隻は裏返して撮影してみました。

一応、キットの内容通り、ネームシップの勢多と3番艦の比良で作ります。

日本海軍水雷艇 鴻型 5

2013-01-23 23:03:59 | Weblog
随分と時間を要しましたが、鴻型完成です。

今回は竣工当時の状態なので、ナノドレッドの25mm機銃は出番なし。
主砲も別売りパーツ等の選択肢が無いので、今回は爆雷装填台と掃海具のみを
ハセガワのWLシリーズ用エッチングに置き換えたのみです。

掃海具の支柱(?)は当初、エッチングに変えるとトラス構造に精密感が出るなと思いましたが、
鴻型のような小さな艦船ではスケールオーバー気味のようです。
(通常のプラ部品の方が良いのかも知れないと思いました)

これで水雷艇のキットは全て組み立てが終わったので次回からは・・・
まだまだ小型艦艇の製作が続きそうです。