こまんたれぶ~下福田小学校

当時の同級生との交流場所
(ここ数年は模型三昧)

大和と長門

2010-08-31 22:39:15 | Weblog
大和型が就役するまで連合艦隊の旗艦を務めたのは長門でした。
(写真は完成ホヤホヤの長門型2番艦 陸奥と大和です)

極秘裏に建造された大和が国民に広く知られるようになったのは戦後の事で、
戦前~戦中にかけて最も有名だった戦艦は長門型の2隻だったそうです。
(大和型は殆ど一般には存在を知られていなかったらしい)

長門型は排水量3万9千トン、40cm砲8門を備えた強力な戦艦でしたが、
対する大和型は6万5千トン、世界最大の46cm砲を9門装備していました。
(排水量は基準排水量)

大和と並べると、あまりにも長門が小さく見えてしまいます。
こんなに巨大な戦艦を独自に建造した事は驚嘆すべき事実なのだと思います。

軍艦 陸奥 14

2010-08-29 19:40:38 | Weblog
なかなか作業が進みません。

本日は係船桁やV字型ダビットを取り付けます。
V字型ダビットは独特の形状をしており、このタイプが搭載されているのは
長門型の2隻と比叡の3隻だけでしょうか。

ここだけはエッチングを使いたいのですが、この部品は純正エッチングを購入しないと
他では手に入れられません。。。
フジミの長門型は非常に完成度が高く、エッチングへの置き換えは殆ど必要ないほどです。
なので陸奥の製作には純正エッチングの購入は見送りました。
(このV字ダビットだけ、何処かで発売してくれないかな・・・)

航空機作業甲板横のクレーンも取り付けました。
支柱以外は切り取りましたが、トラス部分は汎用のエッチングに交換します。
今回の陸奥、エッチングはこの部分とカタパルトのみになりそうです。

軍艦 陸奥 13

2010-08-28 20:58:04 | Weblog
煙突上部のファンネルカバー等を取り付けました。
既に殆どの作業が終了しているので、ここから先は破損し易い部品の取り付けです。
この為、写真では進捗が判り難いかも知れません。

組み立て自体は90%以上に達していると思うので8月中の完成を目指します。
しかし毎日暑い!

軍艦 陸奥 12

2010-08-27 22:40:15 | Weblog
暑い日が続いています。
連日、ビールを飲んだ後に模型を作ると言う健康的な(?)毎日です。

本日は艦載艇の製作を行いました。
艦載艇は面白いことに、動力付き・櫂を使用する手漕ぎが混載されています。
(これは、各国に共通しています)

アメリカ等は艦載艇の他にもゴムボートを大量に搭載していますが、
日本の艦船には大戦末期、撃沈確率が増加するに従い対空火器を増設する為に
一部の艦載艇が撤去され、代わりに多くの木材が積まれました。
(沈没したら海面を浮遊している材木につかまれと言う対策です)

木材は被弾した際に生じた破口に打ち込む為の楔としても大量に搭載されています。
これらはハンマー等を用いて穴に打ち込んで浸水を食い止める目的で
艦内で適当な大きさに加工して常備していたようです。

軍艦 陸奥 11

2010-08-25 22:36:13 | Weblog
本日は主砲塔を組み立てました。
陸奥(長門型)の主砲は誕生当時は最強と呼ばれた40cm砲(正確には40.6cm)
これを連装で背負い式の砲塔に4基、計8門備えていました。

この主砲は最大射程距離は約38000m、20000mの距離で命中した場合は
厚さ45cmの装甲版を貫通する能力を備えていました。

因みに長門型の主砲塔の前面装甲は50cm
(20km先から自らの主砲弾が命中しても貫通しない)
主砲塔の装甲は後に建造された大和型を抜けば世界最強の防御力だったそうです。

更に本日は艦首の錨鎖モールドを削り取り、金属製のチェーンに交換しました。
戦艦クラスになると見栄えが良くなるので効果抜群です。


軍艦 陸奥 10

2010-08-24 22:23:19 | Weblog
煙突周辺の組み立てを行っています。

トラス構造の探照灯台が煙突を囲むように設置されており、
この上に110cmサイズの探照灯が6基搭載されています。

また煙突の脇には高角砲指揮所が設置されています。
長門型のソレは非常に変わった形状で特徴的な部分です。

ここには高射装置・測距儀がセットで置かれています。
長門型に装備された高角砲は片舷2基ですが、戦時中の対空兵装強化後も定数は変わらず
日本戦艦の中では最も少ない装備数でした。

反面、舷側に並んだ副砲は就役時から2門減じた18門を最後まで装備していたようです。
長門は高角砲の増備よりも対艦攻撃力を重視した仕様とも考えられます。
(金剛型は高角砲を2基増加した代償として副砲を半数に減少させています)

終戦時の長門の写真には煙突と後部艦橋の間の舷側に大型のブルワークが見えます。
ここには高角砲が装備されていたと考えるのが妥当なのですが
殆どの対空火器を陸上へ降ろしてしまった後の写真なので
本当に高角砲が装備されていたのかは知りません。
(高角砲が搭載された写真は見た事が有りません)

大戦末期になると燃料の枯渇により、自由を奪われた連合艦隊の艦船の多くは
停泊したまま樹木等でカモフラージュされた防空砲台として使われていたのですが、
対空火器は少しずつ陸上へ移動される等、対空戦闘能力は低下していった様です。

軍艦 陸奥 9

2010-08-23 21:11:31 | Weblog
船体に構造物を取り付けていきます。

艦橋・煙突・後部艦橋・マストが付くと、軍艦らしくなってきました。

取り付け用の穴がズレている(大きさが合ってない?)のか、
かっちり付かず、構造物が浮いてしまいました。

幾つかのダボは切り落として接着しています。




軍艦 陸奥 8 後半

2010-08-22 22:28:46 | Weblog
続いて、航空機作業甲板の組み立てを行います。

この部分のみリノリウムが貼られていますので、塗色が異なっています。
作業甲板には航空機を運搬する際に使用するレールが敷かれており、
ターンテーブルが4基備え付けられています。

レールの配置は一番艦の長門と若干、異なっているのですが
キットはこの部分も別部品により忠実に再現しています。

本日は先に製作していた船体に木甲板を取り付け、航空機作業甲板を設置しました。
これで上部構造物を取り付ける為の準備は完了になります。