こまんたれぶ~下福田小学校

当時の同級生との交流場所
(ここ数年は模型三昧)

零戦52型 10

2011-10-31 22:50:56 | Weblog
放置していたタミヤ1/48 零戦52型を仕上げるべく再開。

零戦の製作で最も難関と思われるキャノピーの塗装を行いました。

キットには窓枠塗装用のマスキングシートが付属していますが、
印刷された形状に切り出す必要があり、粘度の低い塗料でエアブラシを行うと
シートとプラの隙間から毛細管現象で塗料が入り込む場合が有ります。

今回は比較的塗り易い1/48スケールなので筆塗りで塗装しました。
3回程度重ね塗りをしましたが、ハミ出しや隠ぺい力が不足した部分が出来てしまいました。

窓枠が非常に多い零戦ですが、透明パーツに曇りもなく
取り付け後も内部が良く見えるのには驚きました。

尚、キャノピーは開閉選択式なので3分割されており、
取り付け前には照準器(コクピット内の最前面に付く)、無線アンテナ(後部に立っている)
クルシー無線帰投方位測定機(アンテナ前のコクピット内部に付くリング状の部品)を
取り付ける必要が有ります。

これで全てのプラパーツの取り付けが終了しましたので、
デカールを貼れば完成です。


航空母艦 鳳翔 7

2011-10-30 15:59:13 | Weblog
飛行甲板の取り付け前に忘れていた14cm(写真では甲板に隠れて見えません)
舷側に吊り下げられた艦載艇などを付けました。

鳳翔の飛行甲板は鉄張り部分と木張り部が非常に変わったレイアウトで構成されています。
(なんでこんなレイアウトなのでしょう)


航空母艦 鳳翔 6

2011-10-28 16:12:19 | Weblog
いよいよ飛行甲板の取り付けです。

写真を見ると判ると思いますが、艦首飛行甲板支柱の数が鬼のようです。
これらは全て一本ずつ別部品化されており、このキットを作る最大の難所ではないでしょうか。
(艦首部分だけで16本の支柱を立てなければなりません)

タミヤなら、ブラシの様に平たい部品に支柱を立てた1パーツで成形し、
飛行甲板裏に接着する方式を採用するのではないでしょうか。

模型は部品数が多いと精密&組み立て甲斐が有ると思い、
少ない場合は組み易いが省略されてる?なんて感じてしまうものです。

今回、支柱が妙に浮いたり曲がる等の現象は起きなかったので問題なしですが、
小さな子供が作る事を考えると、もう少し一体化しても良いのではないでしょうか。

航空母艦 鳳翔 5

2011-10-27 19:32:21 | Weblog
飛行甲板を取り付け前の最終段階に入っています。

両舷の前部格納庫周辺に5、後部に2の艦載艇を取り付けます。

鳳翔以降の日本空母は搭載機数を増やす為と思いますが、
艦尾に艦載艇を集中的に搭載するスタイルになっています。
(鳳翔の方式は客船に通じた配置ですね)

しかも艦載艇はこれが全てでは有りません。
飛行甲板取り付け後に前部格納庫両舷の5隻の外側に同数を搭載しています。
赤城等の大型空母に比べ、艦載艇が非常に多いのは何故なんでしょう。

明日は飛行甲板を取り付ける予定です。

航空母艦 鳳翔 4

2011-10-26 20:05:08 | Weblog
格納庫周辺の部品と煙突を取り付けました。

鳳翔の煙突は就役当初は起倒式でしたが、(航空機の発着艦時には舷側へ倒れるが普段は直立)
キットの年代では倒れた状態での固定式へ変わっています。

以降、日本海軍が建造した空母の殆どは舷側から水面へ湾曲した煙突が主流となりました。

煙突の組み立てはストレスなく出来上がりましたが、煙突に沿うような捨管は
かなり取り付けがタイトで根気を必要としました。

完成後あまり見える部分ではないので、適当で良いかも。(爆)


航空母艦 鳳翔 3

2011-10-24 21:39:41 | Weblog
格納庫周辺の構造物の取り付けを行っています。
似たような部品が多く、説明書が判りにくいので苦労しました。

格納庫は前後に2分割されているのが判りますが、
前部の小型格納庫が戦闘機用、後部が攻撃機用だと思います。

続いて艦橋付近の組み立てです。
鳳翔は竣工時に飛行甲板上に艦橋が設置されていましたが、その後の改装で撤去されています。

新しく設けられた位置は、錨鎖甲板後方の艦飛行甲板下であり、
以後に建造される日本の小型空母の殆どが、この位置に艦橋を備えていました。


航空母艦 鳳翔 2

2011-10-23 21:59:51 | Weblog
木甲板を塗装後、細かい部分を塗り分けて船体に接着。

その後、前部格納庫を取り付けます。
この格納庫は箱組みではなく一体成形で作られています。

説明書を見ると格納庫周囲にかなり多くの部品が付くようなので
あんまり一体成形のメリットは無いような気もしますが組み立ては楽です。

赤城の時もそうでしたが、この鳳翔の説明書も取り付け場所が判りにくい部品が多そうです。
かなり苦戦するかな・・・

航空母艦 鳳翔 1

2011-10-22 17:48:30 | Weblog
香取に続き、鳳翔の製作を開始しました。

鳳翔は最初から航空母艦として建造された船の中で
世界最初に完成した記録を持っています。

艦載機の発達が著しい時代、鳳翔は小型故に最新艦載機の運用が出来ず
飛行甲板の延長などを行いましたが、大戦中盤からは練習用として用いられました。
(大戦を生き残り、戦後は復員船として活躍しています)

キットは最近発売されたフジミ製。
フジミはWLを脱退した直後、シーウェイシリーズと言う独自の展開を始め
いきなり鳳翔を発売したのは、もう15年位前の話でしょうか。

しかも、この時の鳳翔は竣工時を再現しており(大正時代)
1/700の対戦中のキットと並べる事も出来ず、嬉しいやら困ったやら・・・
モールドも甘く、価格も当時の空母より高く設定されていました。

今回の鳳翔は何度かの改装を経た開戦前(昭和14年)を再現しています。
前回のキットと部品の共用は一切ない、完全な新金型です。

本日は船体の組み立てから。
左右分割ではなく、バスタブ式の一体成形に艦底板は露出しない落し蓋(?)式。

フジミのキットは艦底板が見える物と見えない物が有りますが、
この辺りは設計する方の方針の違いなんでしょうかねえ。

軽巡洋艦 香取 9

2011-10-21 21:14:06 | Weblog
香取が完成しました。

対空兵装を強化した末期仕様ではないので、なかなかスッキリした外観です。

香取型はあまり人気がある艦ではないと思うので、
新金型でキットが出た事は大変喜ばしいです。

アオシマは香取の後に鹿島を発売(対空兵装強化時、既に購入済)、
3番艦の香椎も今月中にリリースされる予定です。

いやいや、良い時代になったもんです。

軽巡洋艦 香取 8

2011-10-19 22:41:35 | Weblog
香取はかなり完成に近づいています。

残る部品はカタパルト(ここはエッチングに変える予定)艦首尾の旗竿くらいでしょうか。

練習巡洋艦として建造された香取ですが、練習航海は太平洋戦争勃発前年の1度のみ。
その後は潜水艦隊旗艦として戦争に参加しています。

昭和19年(1944)には輸送船団を護衛する役目で創設された海上護衛総隊へ編入。
同年2月17日にトラック島が米機動部隊による奇襲を受けた際に同島を脱出すべく編成された
4205船団に加わるが艦載機の攻撃により被弾。

米軍の攻撃は執拗を極め、船団は続いて水上艦艇による砲撃を受けました。
(戦艦2、重巡洋艦2、駆逐艦4)

この攻撃で香取は沈没。
艦載艇により乗組員の一部は脱出するも、みたび艦載機による攻撃を受けてしまい
結果的に生存者0と言う悲劇を生んだそうです。

このトラック島空襲は事前に攻撃を予想し、一足先に出航した戦艦大和等は難を逃れましたが、
おいてけぼりを喰った”足の遅い”艦艇(特に輸送艦)は壊滅状態となりました。
(主力だけが先に逃げた形になったので、相当非難されたようです)

翌18日までの一連の攻撃により香取以外にも軽巡洋艦3、駆逐艦4、駆潜艇等が沈没。
海軍の輸送艦は19隻、潜水母艦1、油槽船5、陸軍軍用船4・・・被害は合計20万tにも達しました。
海没した陸軍兵士だけでも7000名を超える死者が出ました。

アメリカ軍は、この難攻不落とよばれたトラック島を占領しようとせず、
制空権も制海権も失った日本からも見捨てられ、終戦まで放置されました。

因みにトラック島空襲で奇跡的に生き残った船の中に初代南極観測船「宗谷」がいます。
元々はソ連に依頼されて建造された船でして、世界情勢が不安定になった為に
引渡しされずに「地領丸」という名称が付けられました。

太平洋戦争勃発により海軍へ徴用された際に宗谷に改名。
大戦を無事に生き残り、ソ連の依頼で建造した耐氷船構造だった事から南極観測船になりました。