こまんたれぶ~下福田小学校

当時の同級生との交流場所
(ここ数年は模型三昧)

日本海軍潜水艦 伊-19、伊-27 part7

2009-11-29 17:58:46 | Weblog
AFVクラブの零式小型水偵は、小さいながらも部品の分割が多いです。
特にフロート支柱は透明プラで成形された部分を削り取り、
エッチングへの置き換えが可能になっています。

あまりにも細かい作業なので、この辺りの改造は手抜きしました。
垂直尾翼と水平尾翼の間に存在する支柱も、エッチングが用意されていますが、
これまた3mm程度の棒なので省略。
(ここは伸ばしランナーで作る方が接着等も楽な気がします)

今年は1/350スケールの潜水艦を3隻も製作しました。
(伊-400、伊-27、伊-19)

大きさも手頃で、潜水艦模型は1/350が最も良いサイズの様に思えます。

日本海軍潜水艦 伊-19、伊-27 part6

2009-11-28 22:32:35 | Weblog
AFVクラブの伊-19も組み立てが完了しました。
(艦橋周囲の一部は未塗装状態ですので、もう少し作業が残ってます)

アオシマもエッチング・パーツが同梱されていましたが、
部品自体は潜水艦用ではなく、特殊潜航艇に使用する物でした。

対するAFVクラブは同梱のエッチングが潜水艦の細部用です。
一部、プラとの選択式も有りますが、多くはエッチングの取り付けが必要です。
完成した際の見栄えはAFVクラブに軍配が上がりそうですが
細かな部品が多い為、全体的な組みやすさはアオシマの方が良さそうに思います。

船体が完成したら、搭載機を組み立てないといけませんね。
この潜水艦に搭載された零式小型水偵は、海上の潜水艦から射出され
アメリカ本土を爆撃した唯一の日本飛行機です。

しかも、これは太平洋戦争中ばかりでなく、
攻撃機がアメリカ本土を爆弾を落とした記録として
未だに破られていない物だったりします。

日本海軍潜水艦 伊-19、伊-27 part5

2009-11-23 21:35:17 | Weblog
AFVクラブの伊-19を組み立てています。
こちらは標準で潜水艦用エッチングパーツが付属しているのですが、
プラとの選択式ではない為、全て金属部品を折り曲げる等加工が必要になります。
(アオシマに標準で付属している金属パーツは特殊潜航艇用)

航空機を持ちあげるクレーンのエッチング部品の組み立ては苦労しました。
真鍮製のようですが、かなり厚くて硬いので大変。
(事前に焼き入れしておけば良かった・・・)

おかげで、あんまり進捗しませんでした。

日本海軍潜水艦 伊-19、伊-27 part4

2009-11-22 22:11:58 | Weblog
潜水艦っていうのは、通常の艦船に比べて甲板上の構造物が多く有りません。

船体の作製が終わってしまうと残る部品は非常に少なくなります。
まず先に伊-27号潜水艦が完成しました。
(こちらがアオシマのキット)

こちらはシドニーへ向かって出撃した際の状態を再現しており、
後部甲板に特殊潜航艇を乗せています。
(写真で、甲板に乗ってる小さな潜水艦が特殊潜航艇です)

キットに付属しているエッチングパーツは特殊潜航艇用になっていますが、
防潜網カッター等の部品は、実感溢れるものの、あまりに小さくて
特に曲げ加工が必要な艇首の防潜網カッターは取り付けが難しいです。

全体的に組みやすく、さすが最新キットだなと思いましたが、
あまりにも小さなプラパーツ(ボラードは一体成型で良いのでは・・・)や
必要以上に分割された部分も有り、組み立て難い箇所が幾つか存在します。

AFVクラブの伊-19も作業が進んでいますが、
組み立て易さは一長一短な気がします。

艦首に有る潜水艦最大の顔と言うべき魚雷発射管は、
やはりAFVクラブの造形の方が実物に似ている様です。
(この部分、アオシマには頑張って欲しかった・・・)





日本海軍潜水艦 伊-19、伊-27 part3

2009-11-18 20:43:03 | Weblog
ようやく潜水艦の甲板塗装に入りました。
(ちょっと忙しい日&悪天候が続き、作業が捗りません)

大戦中の日本海軍の潜水艦甲板は、黒塗装された物もあれば、
無塗装と思われる様な写真も残っていて、良く判らんのです。

今回は、無塗装の木甲板でいきます。
マスキングが面倒だったので、木甲板は全て筆塗装で行いました。
(近くで見ると筆ムラが・・・)

水はけを考慮しているからだと思いますが、
潜水艦の甲板は、通常の軍艦と異なり
板と敷き詰めた物ではなく、いわゆる”スノコ”状になっています。

キットは両社共に、このスノコを再現するために彫りが深いですね。
手前がAFVクラブ、奥がアオシマです。
アオシマは船体が左右貼り合わせの為、甲板部が別部品です。
この方が塗装は楽ですが、どうしても隙間が発生し易くなるのが弱点ですね。

この部分、スミ入れをして更に際立たせるのが良いかも。
(やり過ぎると汚くなるので迷っています)

日本海軍潜水艦 伊-19、伊-27 part2

2009-11-15 19:35:17 | Weblog
艦底と船体の塗装を済ませました。

手前がAFVクラブの伊-19、奥がアオシマの伊-27です。

塗装をするとモールドに差が有る事が判ります。

舷側にズラリと並んだ注排水口の形状や深さは、
アオシマの方が深く大きいようです。(特に二列に並んだ下段側)

上下のモールド形状が同じAFVクラブの方が正確なのかな?

日本海軍潜水艦 伊-19、伊-27 part1

2009-11-12 21:41:56 | Weblog
船体の組み立てに入ります。

艦底を最初に塗装してしまう為、舵などの部品から組み立てて行きます。

写真の上がアオシマの伊-27、下がAFVクラブの伊-19です。

船体は、アオシマが左右貼り合わせ方式なのに対して
AFVクラブは喫水線から上下分割した形式になっています。
(AFVクラブの艦底は赤色プラで成形されています)

人によって好みは有ると思いますが、どちらも部品の合いは悪くないようです。

船体のモールドにも大きな差異は無さそうです。
(同じ型の船だから、当たり前なのかも知れないですが)

写真は船体後部しか写っていませんが、前部の魚雷発射管に関しては
両社の表現は随分違う印象を受けました。

アオシマは発射管をスライド式のシャッターみたいな感じで仕上げています。
一方、AFVクラブは発射管のシャッター後方に微妙な膨らみを付け、
魚雷が外側ギリギリの所を通っているような表現です。
(タミヤの1/350での伊-400の表現に似ているのがAFVクラブになります)

どちらが正しいのか・・・良く知りません。(爆)
だって、潜水艦の写真って洋上に姿を出して航行している写真ばかりなので
水面下に位置する魚雷発射管は見えないんだも~ん♪

日本海軍潜水艦 伊-19、伊-27

2009-11-10 22:13:50 | Weblog
さて、これから製作に入る潜水艦2隻は同型艦に属します。
ほぼ同時期に国内・海外メーカーから同じ潜水艦が発売されたという事です。
(最近、こういう現象が多いんですよね)

2隻共、長大な航続力を活かした巡潜型と呼ばれる中で
艦橋前に格納筒を設け、水上偵察機を搭載した乙型に分類されています。
(甲型は旗艦設備&水上偵察機、丙型は攻撃能力に特化)

世界中の潜水艦で航空機を艦内に搭載して運用したのは日本海軍だけです。
(或る意味、これは卓越した運用法だったと思います)
その集大成が海底空母と呼ばれた 伊-400型(水上攻撃機2機を格納)です。

乙型は伊号潜水艦(一等潜水艦)の中でも30隻が建造され、
最も同型艦の多いタイプとなりました。

戦果も全潜水艦が撃沈した商船の40%を占める等、
トップクラスの成績を残しています。

日本のアオシマからは伊-19、伊-27の2艦が発売され、
台湾メーカーのAFVクラブから伊-19が、ほぼ同じ時期に発売されました。

全く同じ伊-19同士では面白くないので、アオシマの物は伊-27を選択しています。
後部の14cm砲を撤去し、特殊潜行艇を搭載している点のみ違います。

伊-19号は、太平洋戦争中に潜水艦単独による雷撃のみで正規空母を撃沈した
唯一無二の潜水艦です。

しかも本艦より発射され、空母ワスプに命中しなかった魚雷は海中を進み続け、
10km先を航行していたアメリカ戦艦と駆逐艦にも命中しています。
一度の攻撃(魚雷6本)で空母と駆逐艦を撃沈し、戦艦を大破させたのです。

また、伊-27号は特殊潜航艇(小型の潜水艦)を搭載しオーストラリアに進出、
シドニー湾への突入作戦を実施しています。
(特殊潜航艇による攻撃は失敗)
伊-19の方が遥かに戦果に恵まれてる様に思えるのですが、
実は伊-27、日本潜水艦の中でも合計8万tの船舶を沈めたトップスコアラーです。

活躍した潜水艦のキット化と考えるならば、伊-19、-27を含めた乙型は
非常に妥当な選択だと言えますね。

明日からは両社の比較を含めた製作に入る予定ですが、
大雨の予報が出てるので塗装が出来ないかも。。。

日本海軍海防艦 丙型(後期)4

2009-11-09 22:57:08 | Weblog
本日は残る部品の取り付け&塗装です。

艦載艇や機銃、錨などを付けていきます。

前部マストのヤードはエッチングを使用してみました。

同じく後部マストの13号電探もエッチングを使いましたが、
こちらはヨレヨレ状態になってしまいました。

13号電探はトラス構造の三角柱の胴体に
ムカデの足の様なアンテナ素子が付いてます。
(形状は現代のUHFアンテナを縦にした物に似てます)

んで、組み立てですが、エッチングを折り曲げて三角柱にするのが大変。
そして素子類を折り曲げてゆくのですが、これまた大変。

上手く作れれば非常に精密感溢れる部分になるのですが、
下手クソが作ると喰い荒らした魚の骨みたいで逆効果。(涙)

細かい部分で少し作業が残っていますが、
これらは写真では判別が難しいと思うので、ここで完成と言う事にしておきます。

次は最近発売された伊号潜水艦を作る予定です。
こちらはほぼ同じタイミングで同じ1/350スケールの同じ型の潜水艦を
2社が発売したので同時に作ってみようと思います。
(アオシマの伊-27とAFVクラブの伊-19)


日本海軍海防艦 丙型(後期)3

2009-11-08 22:19:14 | Weblog
兵装類を中心に取り付けていきます。

丙型の前期では、前後に搭載された 12cm高角砲のうち
前部のみ簡単な防盾が付けられ、後部は剥き出しだったのですが
機銃掃射対策(単なる波よけ?)からか、後部高角砲にも防盾が付けられました。

対潜水艦用の装備としては、艦尾にズラリと爆雷投射機が並んでいます。
これらは艦本体へ半埋め込み式の投射機で
片舷のみ爆雷を撃ちだすK砲と呼ばれる物が左右合計で12基装備されています。

本日は、他にボート・ダビット類を取り付けています。
この部品、純正の別売りエッチングに含まれていて使用を迷いましたが、
ペラペラで実感に乏しいと感じ使用を断念しました。