こまんたれぶ~下福田小学校

当時の同級生との交流場所
(ここ数年は模型三昧)

丁型海防艦 2

2012-11-30 23:09:03 | Weblog
船体のヒケ埋めが終了したら塗装です。
今回も他の海防艦と同じく、リノリウムと船体色を塗りました。

丁型は大戦後期に登場したので、リノリウムが張られていないor剥がした可能性大ですが、
単一塗装だと見栄えが良くないので、あえてリノリウム色を塗装しています。

船体の後部甲板に並んでいる突起の様な部分は爆雷投射機です。
この投射機は半埋込み式タイプで所謂Y砲ではなく、K砲になります。

これが片舷に6基並んでおり、潜水艦の真上近くで一度に12発の爆雷を投射します。
また、艦尾にはゴロゴロと転がして海中に爆雷を投げ込む軌条が備えられています。

この軌条、予めモールドされているのですが今回は削り取りました。
(WLシリーズのエッチングに置き換えます)

丁型海防艦 1

2012-11-29 22:47:40 | Weblog
本来ならば、御蔵型の次に建造されたのは丁型ではありませんが、
残りの海防艦で未組み立て品が無い為、最期の量産型海防艦である丁型を作ります。

この丁型、元々は丙型に使用していたディーゼル機関の生産が追いつかない為に
スチームタービンを搭載した艦として設計されました。

基本的に武装は同一で、機関の違いにより最高速力や航続距離が違っています。
外観上の識別点は、丙型が直線的な煙突を持つのに対して、丁型は丸みを帯びています。

これらの量産が開始される頃、日本輸送船団の航路はズタズタにされていましたので、
短期間で大量に建造するべく船体は直線のみで構成されています。
(生産性の悪い三次元曲面を全く持っていません)

しかも大量に建造された為、丙型と丁型には固有の艦名は与えられておらず、
単なる艦番号だけになっています。

この艦番号、丙型には奇数、丁型には偶数が付けられており
丁型は2号、4号、6号・・・となり、63隻が完成し25隻を喪失しました。

さて製作は恒例の艦首部分のヒケ埋めからです。
このキットもピットロード社の製品で、発売から20年近く経過していると思います。

御蔵型海防艦 7

2012-11-28 20:52:39 | Weblog
少し手間取った感もありますが、完成しました。

今回の御蔵型、就役直後の艦尾には防雷具が備えられています。
(パラベーンと呼ぶ方が一般的かも知れません)

爆雷装填台に使うWLシリーズのエッチングパーツには、
この防雷具の基部が含まれておりまして、今回初めて使用してみました。

使用後の感想:少し大振りじゃない?って感じです。
エッチング製の基部はトラス構造が抜けており精密感は高いのですが、
海防艦には大きいのかも知れません。(駆逐艦に使えば違和感は改善するのかな?)

パラベーン自体はピットロードの艦船装備セットから適当な物を選んで接着しています。

さて・・・次も海防艦を作る予定です。
しかし、本来の建造順番からいけば、鵜来型(または日振型)になるのですが、
これは以前に製作してしまい未組み立てキットの在庫が有りません。

また、次に建造された丙型も同様の理由で在庫なし。

最期に建造された丁型は最近再販された際に購入したので在庫あり。
なので、次は丁型を作りたいと思います。

御蔵型海防艦 6

2012-11-27 20:16:40 | Weblog
武装を中心の作業になります。

写真奥が竣工時、対空機銃は25mm連装2基が艦橋脇に配置されています。

これが対空兵装強化後(写真手前)では3連装機銃5基、単装1基に強化、
まだ未取り付けですが、後部マストには13号電探も装備されました。

さて、続いて艦首の主砲を組み立てます。
こちらはムキ出しの艦尾連装砲とは異なり、単装で簡単なシールドが付いていますが、
後部は完全にオープンなので、操作員の保護機能は殆どなく波除け程度でしょうか。

この12cm高角砲、パーツは砲身とシールドに分割されているのですが、
本来ならシールド後方から見える筈の砲尾が有りません。
(船体へ差込用のダボのみ)

あまりにも実感に欠けるので、ここは余剰として出る12cm平射砲(G型)の砲尾を切り、
適当な位置に無理やり接着しておきます。
(写真奥の艦首に装備された主砲の後部に何となく見えるかと思います)

なんちゃって仕様ですが、何もしないよりマシですな。(爆)





御蔵型海防艦 5

2012-11-26 21:15:13 | Weblog
寒いですな。。。

本日は艦載艇を搭載、後部の連装高角砲や爆雷装填台などを取り付けました。

写真左が対空兵装備強化後になります。(爆雷装填台、投射機も3基に増えています)

12cm連装高角砲は砲架に全くモールドが無いので、どうにかしたいのですが
この部品はキット付属の物以外だと空母・赤城の物を転用する以外に方法が有りません。

ハセガワの三段甲板かフジミの赤城のパーツ請求で入手可能なのですが、
今回は見送りました。

この砲は、御蔵型の次に建造された鵜来型にも使われています。
ただ、前述の赤城から調達出来る部品は3セット。
(赤城には合計6基が装備されているのですが、右舷側はシールド付きで形状が違う)
御蔵も鵜来も2隻入りなので、合計4基が必要になりますので頭が痛い所ですね~。


御蔵型海防艦 4

2012-11-25 17:44:18 | Weblog
御蔵型の製作が続いています。
一部のマストやレーダーも載せ、艦橋や煙突は完成しました。

これから艦載艇や機銃等を取り付けていきます。
小型艦艇は製作場所をとらないので非常に楽ですね。

夜にかけて、もう少し進捗が有るかも知れません。

御蔵型海防艦 3

2012-11-23 23:09:52 | Weblog
あいにくの天気なので御蔵の製作を進めています。

既に艦橋基部、機銃台や煙突、ボートダビット等が付け終わっています。

今回も就役当時と対空兵装強化した後期の2種を作製する予定です。

占守を作っているときに気が付いたのですが、
この御蔵型もランナーを良くみると、同じ物が2枚同梱されているのではなくて
微妙に部品の一部が差し替えられていて、実は前期と後期が1隻づつになるのがデフォルト。

写真では確認が難しいかも知れませんが、
手前が後期型のランナーで組み上げた物で爆雷投射機と装填台の取り付け穴が3組あります。

これに対して奥側の就役時は投射機と装填台取り付け穴は2組、
更に艦尾側の両舷には防雷具(パラベーン)用の張り出しが設けられています。

就役時または後期の状態で2隻を作りたい場合は、キットは2つ買わないといけませんね。

御蔵型海防艦 2

2012-11-23 18:23:47 | Weblog
天気は悪いし、メチャ寒いですな。

本日は船体塗装。
リノリウムを吹いた後で軽くマスキングして船体色を塗装、細かい部分は筆で仕上げます。

御蔵型は主砲が高角砲になったと書きましたが、後部が連装になった為に砲座は2基
艦首側は単装ですが弾片除け(波除け?)の簡易型シールドが装備されています。
(艦尾側の連装砲は剥き出し)

組み立てる前は御蔵型は択捉型などよりも大きいと思ったいたのですが、
全長の違いは僅か1m程度で想像していたよりも変わらない事に気が付きました。

写真では見えませんが、艦底板も塗装・取り付け済みなので
明日からは上部構造物の組み立てに入ります。

御蔵型海防艦 1

2012-11-22 21:29:06 | Weblog
択捉型に続いて建造されたのが御蔵型になります。
このタイプ、今年に入ってピットロードから発売されました。
(船体のヒケも健在です)

これで同社からは量産された全ての海防艦がキット化されたことになります。
今回、海防艦を続けて建造している理由は、まさにこれだったりします。

御蔵型は、択捉型に比べると大きな変更(改良)を加えて建造されています。

まず、海防艦の中で初めて主砲が高角砲になりました。
(平射砲のG型と同じ45口径の12cm砲の改良型なので、やはり大正生まれです)

また爆雷は択捉型の36個から120個へ、投射機も1基から2基へ増えています。

同型艦は8隻(うち5隻は戦没)
大戦の勃発前に船団護衛用の小型艦艇を装備すべきだったと言われていますが、
占守・択捉に続く御蔵型でも量産性は大きく向上せず、
登場は昭和18年以降になっています。(1隻の建造に9ケ月程度を要したそうです)

本日は恒例の艦首付近のヒケ埋めを実施後、対空兵装強化前後で2隻を作り分ける為、
舷側の窓をピンバイスで適度に差をつけて開けました。

択捉型海防艦 7

2012-11-21 19:51:05 | Weblog
3隻目の干珠も無事、完成しました。

こちらは機銃座を増設し、3連装機銃だけで5基を装備しています。
2番砲の撤去跡に連装機銃を更に2基、単装を2基ですから機銃装備数は21挺。
(就役時は僅か4挺です)

更に前部マストには22号レーダー、後部には13号レーダーを装備しています。

占守・択捉と続いた海防艦ですが、当然ながら次は・・・