埼京線にE233系電車が投入されてから早3週間・・・・、朝夕の通勤時間帯、山手線の車窓から見掛ける機会も だいぶ増えてきました。 既に他の路線でも実証されているとおり首都圏におけるJR東日本の路線別車両更新のスピードには本当に驚かされてしまいます。 そういえば 仕事帰りの五反田駅ホームで通過する埼京線の電車を見送っていると ふとした事を思い出しました。
埼京線の開業時、営業に就いていたのはウグイス色の103系電車・・・、ま、当時としてはごく当然のように思えたものです。 しかしながら この103系・・・、通勤型電車という事で 足回りは加減速を重視したギヤ比になっていて 駅間の長い埼京線での運用中は それは轟音を響かせて走っていたのを思い出します・・・。 ま、自分の中ではスーパーベルズの曲?にもあるように 武蔵野線の地下区間を走る103系の走行音が最高のノイズ?と思っていますが、新幹線高架脇を走る埼京線の103系も 負けず劣らずイイ音?を聞かせてくれました・・・。
懐かしい103系時代の埼京線・・・1990年3月の池袋駅にて。
隣りに並ぶのは勝田区の485系・・・。
その後、103系を更新したのが現在の205系電車・・・。 ステンレス車体とボルスタレス台車の採用もあって走行音が103系の時に比べて格段に静かになった・・・・と思ったものです。
しかし、今 目前を走っていく205系を眺めていると 凄いモーター音を上げてるな~っ!なんて思うんだから不思議なもの・・・。それだけ現在の新型車は静かに走ってる、という事なのでしょう・・・。 まあ、走行音一つを採っても立派な鉄道趣味の一角ですし、轟音=騒音という事でも無い訳ですが 静かな電車=技術の進歩という公式を当て嵌めてしまうと 何だろう・・・ この先、ますます没個性な車両が増えていくのか? なんて事を思ってしまった次第。