むさでん業務日誌帳(改)

むら@車掌の徒然模型日記・・・・(ちょっとだけ愚痴もあるよ!)

配管押さえの表現

2010-03-04 23:51:00 | 工場長の独り言

昨日に引き続いて 西武101系電車の工作を進めました。

今回は当工場としては 初めての工法を試してみました。

屋上配管の表現は真鍮線によらず ランナー引き延ばし線を適当に切り出し、実車資料を眺めながら ピンセットで曲げながら 直接屋根板に接着してしまおう・・・という次第. 材料費用も掛らず また、屋根板に直接固定してしまうので 「浮かせた」表現は出来ませんが 簡易的且つ 適度なディテール表現としては良いのかな? と判断しました。

この工法は ネット上のモデラー様各位のテクニックを参考とさせて頂きましたが 実際にやってみると 意外?と良さそう・・・・難点としては ランナーの引き延ばし線の太さを一定に揃えなければ使えない、といったところでしょうか?

それでも捨てるほど在庫のあるランナーフレームが 模型材料として「再生」される訳ですから その点は財布に優しい工法なのかもしれません。 屋根板への固定は面相筆によるラッカーシンナーの流し込みで済みますし、接着後の多少の引き廻し修正なども簡単に出来ました。 不要な部分はカッターで取り除けば良いのだし、これは当工場には向いている工法でした。

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と・・・昨晩 配管の引き廻し&固定まで済ませてあったので、今宵はここに もう一つの新工法を試してみました。 実車では配管を引き廻す過程で 配管を押さえるバンド状の金具が使用されています。 これを表現するために電子基板等の版下作成時に使用するICテープというのを使用する・・・とありました。 当工場にもICテープの在庫はありましたが 何れもかなり古いもので、テープ裏にある糊が効かないような代物と化していました・・・普段、中々使用する機会が無いので こうなってしまうのもしょうがない・・・・。そこで 今回 当工場初の試みとして このICテープの代わりにマスキングテープを使用してしまおう・・・という事に。

マスキングテープをカッティングマット上に一旦貼り付けた後、幅1mm程度に切り出して 実車の配管押さえのように貼っていきました・・・。最初 長めに貼っておいた後、ピンセットと楊枝を使って粘着面を馴染ませておきました。 最後に このテープ上に瞬間接着剤をちょっとだけ垂らしておきました・・・テープを確実に固着させるためです。

こうして・・・・とりあえず 新工法導入の試作車体?が完成しました。俯瞰的に見てみると 精密感もまずまず得られているようで良い感じ・・・・。 最終的には塗装作業をしてみないと何とも言えませんが 当工場における標準工法として多用出来そう・・・・そんな気がしています。