むさでん業務日誌帳(改)

むら@車掌の徒然模型日記・・・・(ちょっとだけ愚痴もあるよ!)

蒸し暑さ 参上・・・!

2009-05-12 23:36:35 | 工場長の独り言

いや・・・・今日は朝から蒸し暑い一日でしたね!

既に通勤電車の車内では冷房使用が当たり前となりました。

そういえば・・・・今から三十年ほど前までは 通勤電車に付いている冷房って 勝手に使う事が出来なかったのをご存知でしょうか? このブログを見ている方は どのぐらいの年齢層なのか判りませんが 昔は国鉄・私鉄とも冷房装置の運用を期限付きで行っていたのです・・・今のように 暑いからといって 車掌さんが勝手に操作する事は出来なかったのです・・・・。

当時は通勤地獄とも囁かれた高度経済成長期・・・民営化前の旧国鉄と首都圏近郊の大手私鉄にとっては輸送力の増強が第一となっていました。 そんな中、限られた投資の中で冷房装置を装備した電車を増備することは各社とも 直ぐには取り組めない事でした・・・・。特に非冷房の旧型車両を多く運用していた鉄道会社では他の鉄道会社との間にサービス格差が生じてしまう事に危惧し、民鉄協(民営鉄道協会)を通じて「冷房装置の運用に伴う協定」というのを設けていました・・・・。 確か7月に入らないと冷房が使えなかったんじゃなかったかな?

もっとも・・・当時の暑さは現在ほど酷くは無かったようですし、乗客にしても暑くなったら窓を開ける・・・というのが当たり前だった時代です。

それに比べて今現在では 関東の大手私鉄について言えば車両の冷房化率は ほぼ100%! 旧国鉄も分割・民営化後、急速に冷房付きの通勤用車両を大量増備、一気に冷房化率を高めたのでした。 こんな車両面での整備状況からか 何時しかこの協定という話題が聞かれなくなって久しいものです。

ただ・・・最近の鉄道車両は徹底的なコストダウンを優先したため、客室窓の固定化が進捗し、昔のように窓を開けて 外の風を取り入れる事が出来なくなっている車両も多くなりました。

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個人的には やっぱり外の風を取り込むことが出来る車両のほうが 非常に魅力的なのです。

時代とともに考え方さえ変わってくる・・・・