拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

先生、おみやげとして『スーベニア』を一つ…

2006-03-10 20:48:53 | 音楽
ラルクブームもほんの少しだけ落ち着いた。今日はスピッツのアルバム『スーベニア』を聴いている。アルバムタイトルの響きが秀逸。声に出して言いたくなる。ちなみにタイトルは「おみやげ」という意味らしい。落ち着いてるけどまったりしすぎない空気感がちょうど冬と春の間のこの季節にぴったり。一曲目の「春の歌」を聴いた瞬間から名盤の予感がしたのだが、これかなり良いですよ。「春の歌」はCMでしょっちゅう流れていたので誰もが耳にしたことあるでしょう。「♪春のう~た~」ってやつですよ。メロディーのキレが半端じゃない。ほぼ全曲キレのある色鮮やかなメロディーを持つラルクをこよなく愛する私がそう感じるので間違いございません(なにこの態度、死ねばいいのに)。世間の持つスピッツのイメージそのままの「正夢」もあればかなり変化球の沖縄民謡風ソング「ナンプラー日和」なんてものもあり。必殺バラード「優しくなりたいな」「会いに行くよ」は、自分の中では殿堂入り。今挙げたこれらの曲を聴くと、つくづくスピッツって王道じゃなくて邪道なバンドだなと思う。もちろん賞賛の意味で。今の所、全アルバムを聴いたわけではなくまだ数枚残っている。スピッツマニアの友人に借りてもいいんだけど、なんとなく全アルバムハズレ無し、みたいな雰囲気が漂ってるのでこつこつ集めようと思う。で、そんな雰囲気を飄々と匂わすスピッツ凄い。
そんなスピッツとラルクには共通点がいろいろとあるのだ。「また共通点話か」と言われそうだが別に実際に私に聞こえてくるわけではないのでこのまま話を先に進める。以下、見つけた共通点。

①全盛期、常にスピッツはミスチルの、ラルクはGLAYの二番手。
②ボーカリストが実年齢より若く見られる。
③ボーカリストが美術系の学校出身
④メンバー全員昔ヘビメタ好き
⑤ベーシストがリーダー
⑥スピッツで一番売れたアルバム(ベスト盤除外)は『ハチミツ』、
 ラルクで一番売れたシングルは「HONEY」。

こんなところか。少し解説すると、①に関しては、先述の王道/邪道の話と関連している。それぞれミスチル、グレイが王道である。売り上げ的にも。②に関して、例えばスピッツのボーカル草野マサムネさんは38歳、ラルクのhydeさんは37歳。見えないでしょ。凄すぎ。
私はたまに、この両バンドが互いの曲をカバーし合ったらかなり素敵なことになるんじゃないかという妄想をしている。スピッツにラルクの「flower」を、ラルクにスピッツの「ロビンソン」を、それぞれカバーしてもらう、とか。マサムネさんもhydeさんも類稀な美しい声を持ってるし、かなりの名曲が生まれそう。そういえばスピッツはライブでラルクの「HONEY」をカバーしたことがあるらしい。どうやらマサムネさんはラルク好きらしいのだ。アルバム『三日月ロック』を出した頃もラルクについてコメントしてた。『三日月ロック』の一曲目「夜を駆ける」はラルクを意識した、と。おもろいバンドだ、スピッツ。


追伸
テンプレ変えました。こっちのが春らしいし、なにより右上に猫がいる!先生、私、このテンプレじゃなきゃだめな気がしたのです。


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2 コメント

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春らしいですね (たかまさ)
2006-03-10 22:30:17
ほんわりと春の香漂うテンプレートですね。右上のネコはどんな夢を見ているんでしょうか?「のんき のらねこ ねごとをぬすむ あの あのね あのよはなかなかこんなあ」というのは木島始の詩ですね。

ところで、はちみつというと、ボクは「はちみつぱい」というバンドと、「ハチミツとクローバー」という漫画を思い出してしまいます。ちなみに、蜂蜜色というのはボクの凝っている色なんです。
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猫は… (shallow)
2006-03-10 23:34:25
寝たふりをして「ああ、また変な記事書いてるニャ、やれやれ」と言う感じではないでしょうか。よって夢は見ていません。
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