拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

「負けてらんないのよぉぉ!音楽不況なんかにぃぃ!」―ROCKIN’ ON JAPAN 20周年

2006-05-20 20:41:47 | 活字全般
音楽誌『ロッキングオンジャパン』(以下『ジャパン』)最新号を買った。今日はこの雑誌片手に記事を書きなぐることにする。 
お目当ては20周年記念特集。その名の通り、「刊行から20年経った『ジャパン』の歴史を通して日本のロックシーンを貴重な写真と記事で振り返るぜ!」な特集である。この雑誌を買うのは去年ラルクが載って以来だからちょうど一年振り。でも本棚の奥を覗いてみればバックナンバーがずらーっと並んでいる。他の音楽雑誌は滅多に買わないが、『ジャパン』だけはほぼ毎号買っていたという時期があったのだよ、恥ずかしながらね。2001年は殆どコンプリート状態ではなかろうか。古本屋さんで自分の持っていない昔の『ジャパン』を見かけたら載っているミュージシャンに関わらずとりあえず買うことにしているので、わりと古めのものもあり。一番古いのは小沢健二が表紙の96年4月号か。…たった10年前か。古いバックナンバーは見つけ次第買っているが、ここ1~2年の『ジャパン』はなんかダメだ。編集長が変わったせいか、淡白。自分が全く興味の無いミュージシャンがバンバン表紙を飾ったりしてるのもあって買う気になれない。まぁ、単に年齢のせいでしょう。「思春期に感銘を受けた音楽が一番」の法則には逆らえないのだね。ただ、立ち読みで連載をチェックするのは忘れない。元スーパーカーのいしわたり淳治さんの連載が特にお気に入りだ。
今回の特集では、創刊された86年から現在までを、とにかく大量の写真で振り返っている。ボケーっと眺めているだけで日本のロックの現在までの流れが一応わかるしくみだ。特集ページのトップを飾る写真は88年の尾崎豊。以降、現在でも活躍する又は現在では行方不明(かもしれない)な膨大な数のミュージシャンの若き日の写真が大量に拝める。忌野清志郎とかブルーハーツとかストリートスライダースとかルースターズとか岡村ちゃんとか布袋とかそれとマサムネさんとか、もう書き切れないぐらい載ってる。羅列したらわけわかんなくなるね、これ。電気グルーヴの前身バンド『人生』が載ってたのには驚いた。そんな頃から彼らに注目してたんだね、『ジャパン』。あ、『人生』ってバンド名ね、念のため。パンク時代のマッドカプセルマーケッツ(今春の活動休止宣言も記憶に新しい)のTAKESHIさん、格好良すぎる…ってやばい、さっきからこのページばっか見てる。ただ、写真ばかりで当時の記事は全然読めないのが悲しい。フリッパーズ・ギター解散後、ソロ活動を開始した直後の小沢健二と小山田圭吾の写真は見れるけど、肝心のインタビュー記事は読めないんだ…。「when they were new comers」というページでは、文字通り各ミュージシャンの新人時代の記事を紹介している。ミスチルは「恐るべき子供達登場!」と紹介されている。また、95年のリップスライムの写真が笑える(PES、スラムダンクのリョータみたいだ)。
「記事は全然読めない」と書いたが、編集部が選んだ「衝撃のインタビュー再掲載」みたいなページで読めるものもある。この特集に一番期待してたのはこの部分だったけど、見事に読みたかったインタビューは載っておらず。つーかスピッツとドラゴンアッシュは選ぶなよ!ここで再掲載しなくたって書籍化してるからいつでも読めるじゃん。ここで小沢健二とか、あとhideの死の直前のインタビューとか読みたかったんだけどな~。
というわけで、『ロッキンオンジャパン』最新号を強引にレポートしてみた。わけわかんない人には本気でわけわかんないだろうな、すみませんねぇ。洋楽誌『ロッキングオン』の30周年記念の時もそうだったが、過去の紙面を大量に載せるということでとにかく飽きない。おかげでレポートだけでこんなに分量を費やしてしまった。しかも分量のわりにいつもより素早く記事書けちゃった。面白い雑誌を買ったらまたこの手法で記事書こっと。

追記
最近(というか4月頃から?)記事のタイトルがどんどん長いものになってきている。今日など、記事にタイトルを付けて投稿ボタンをクリックしたら「タイトルは50字以内にしてください」という表示が出たので仕方なく変えた。やばいなぁ…知らず知らずのうちに「タイトルは長文で!」という縛りを作ってしまっているのかも。

追記2
明日ですよ、hydeさんが豊橋に来るの。超レア~

「Myojyo」との遭遇~「アイドル雑誌」という名の秘境をたずねて~

2006-04-12 23:37:38 | 活字全般
今日、お昼ご飯を食べた後、ある雑誌をネタに友人2人と喋り倒した。存在は知っていたものの、中身を見るのは今日が初めて。その雑誌とは…「Myojyo」…。ご存知だろうか?ジャニーズを中心としたアイドル専門誌である。多分ジャニーズファンの聖典。本屋の棚にずらっと並んでるのを見て「自分には縁の無い雑誌だなぁ…」と思いつつ生きてきたが、めでたく(?)今日初対面。昨日の記事にもちらっと書いたアイドルグループKAT-TUNファンの友人の一人が地元の図書館で借りてきた「Myojyo」を見つつ様々なことを見聞きした。
「Myojyo」には見渡す限り、私の知らない世界がパノラマ風に広がっていた。そう、パノラマ。表紙巻頭特集はもちろんKAT-TUNだったが、表紙をめくったところにそんな彼らのピンナップがでろーんと付いていた。折り込み式のポスターで、ペローンと広げるとメンバーがどーんと現れる。横長サイズでまさにパノラマ。そしてインタビュー記事にいろいろとツッコミを入れつつ結構楽しく読む。
一応テレビはそれなりに見るので、KAT-TUNの2トップ「亀梨君」と「赤西君」は顔と名前が一致する。友人二人はそれぞれこの二人のファンである。この二人はCMなどで本当によく目に入るので、今日はそれ以外のメンバーに注目しようと思った。随時友人による丁寧なる解説が入る。自分が好きなメンバー以外のことも色々と熟知している彼女らに拍手。「中丸君は凄い良い人なんだよ!」という解説がやたらと記憶に残っている。実際に記事を読みながら「確かに…」と思った。「中丸君」は、インタビューでの他のメンバーによるくだらない発言に何度もフォローを入れるなど、尻拭い的な発言が目立っていた気がする。きっと彼が潤滑油のような役目を担っているのだろう。「ダウンタウンのごっつええ感じ」における今田さんみたいな印象。
なぜかヴィジュアル系バンドの風格が漂う「上田君」はつっこみどころが満載だった。彼は蝋燭が好きらしい。火のついた蝋燭に囲まれている写真はなんだかとてもシュールだった。異色の丸刈りジャニーズの「田中君」は、読者からの相談ハガキに謎のハイテンションで答えていた。口調がアホっぽいが、言っていることはなかなか的を得ているのが笑える。 Q「家で飼ってるインコの鳴き声が凄くうるさいんです」田中君「そんな小さいことで悩むな!」みたいな感じだった、確か。
KAT-TUNの次には、やたらとスキャンダルの多いNEWSが載っていた。今日見た雑誌はバックナンバーで、去年の夏前、つまり「フジテレビ・菊間アナとの飲酒騒動」が発覚する前のものだったので、実際に酒飲んじゃったメンバーも写真に写ってた。友人いわく、NEWSのイチオシは「錦戸君」。度重なる不祥事で活動休止に追い込まれたNEWSだが、「錦戸君」は演技が上手いので俳優としてやっていけるとのこと。なるほど…彼の演技は見たことがないが、雰囲気が韓流スターっぽいのできっと演技派もイケるのだろう。ちなみに私が「にしきのくん」と呼ぶ度に彼女に怒られる。
月刊アイドル誌「Myojyo」。読んだことが無かったのでなんとなく「ジャニーズアイドル専門誌かな」と思っていたが、目次見るとそうでもなかった。他の事務所のアイドルもちゃんと載っていた。元No.1ホスト現タレントの城咲仁が載っているのを見つけたときはなぜか腹抱えて笑ってしまった。この雑誌、ネタが詰まりまくっている。これは一人で読むのではなく、みんなでワーワー言いながら読む雑誌なのだなぁ。
昼食時から見始めて、気づいたら3時過ぎてた。喋りすぎー。でも私もラルクについてとか、スピッツのボーカル草野マサムネさんがいかにシャツの似合う人であるかを語りだしたらそれくらいになっちゃうかもなあ。