さて、読みにくいぞ、ペンネームの第655回は、
タイトル:無花果日誌
著者:若合春侑
出版社:角川書店 角川文庫(初版:H17 単行本初版:H13)
であります。
お嬢さまたちが通うと言うカトリック系の女子校に通う岩岸桐子は、しかしながら周囲に魚市場やそれに付随する冷凍冷蔵工場、乾物問屋などが見渡せる地域の青果店の看板娘。
こんな劣悪な環境にいてはいけない、とお嬢さま方の通うカトリック系の女子校に入学。
お嬢さま学校とは言っても、そこはやはりおなじ高校生が通う学校。
お上品ぶっていても嫌みなクラスメイトや先生、修道女の中での生活にあれこれと思いを巡らせつつも、大好きな我孫子郁との恋に悩んだり……。
そんな中、弟の匠が実は好きだった子が転校していったことを契機に行方不明になったり、大好きな郁とのロストバージンが不発に終わったり、ある出来事をきっかけに同級生が自殺したり。
そんな様々な出来事を通じて、大人でもなく子供でもない、賢いけれど愚かでもある、そんな高校2年生……17歳の桐子の飾りのない心の動きと言ったものが描かれている。
総評としては……ん~、辛うじて及第かなぁ。
まずいまいちなのは、一人称だから描写に制限がかかってしまう、と言うところもあるが、桐子を除くキャラが薄い。
彼氏役の郁や両親、弟の匠でさえもストーリー上のただのパーツにしか見えない。
まぁ、様々な出来事に対する桐子の心理描写や、ときに軽快なユーモアのある語り口調など、見るべきところは、ある。
とは言っても、なんかいまいち作品に入っていけなかった、と言う根本的な問題もあったりはするんだけどね。
まぁ、ぶっちゃけて言えば、17歳の女子高生の心理なんぞわからん、ってだけだったりするのかもしれないが(爆)
やっぱり、これは女性向きの小説なんだろうね。
同年代の女性や、そうではない年齢でも自分の17歳のときを思い起こして、どういう感想を抱くのか、聞いてみたい気はしないでもないかな。
タイトル:無花果日誌
著者:若合春侑
出版社:角川書店 角川文庫(初版:H17 単行本初版:H13)
であります。
お嬢さまたちが通うと言うカトリック系の女子校に通う岩岸桐子は、しかしながら周囲に魚市場やそれに付随する冷凍冷蔵工場、乾物問屋などが見渡せる地域の青果店の看板娘。
こんな劣悪な環境にいてはいけない、とお嬢さま方の通うカトリック系の女子校に入学。
お嬢さま学校とは言っても、そこはやはりおなじ高校生が通う学校。
お上品ぶっていても嫌みなクラスメイトや先生、修道女の中での生活にあれこれと思いを巡らせつつも、大好きな我孫子郁との恋に悩んだり……。
そんな中、弟の匠が実は好きだった子が転校していったことを契機に行方不明になったり、大好きな郁とのロストバージンが不発に終わったり、ある出来事をきっかけに同級生が自殺したり。
そんな様々な出来事を通じて、大人でもなく子供でもない、賢いけれど愚かでもある、そんな高校2年生……17歳の桐子の飾りのない心の動きと言ったものが描かれている。
総評としては……ん~、辛うじて及第かなぁ。
まずいまいちなのは、一人称だから描写に制限がかかってしまう、と言うところもあるが、桐子を除くキャラが薄い。
彼氏役の郁や両親、弟の匠でさえもストーリー上のただのパーツにしか見えない。
まぁ、様々な出来事に対する桐子の心理描写や、ときに軽快なユーモアのある語り口調など、見るべきところは、ある。
とは言っても、なんかいまいち作品に入っていけなかった、と言う根本的な問題もあったりはするんだけどね。
まぁ、ぶっちゃけて言えば、17歳の女子高生の心理なんぞわからん、ってだけだったりするのかもしれないが(爆)
やっぱり、これは女性向きの小説なんだろうね。
同年代の女性や、そうではない年齢でも自分の17歳のときを思い起こして、どういう感想を抱くのか、聞いてみたい気はしないでもないかな。