石の上にも三十年

焦らず、気負わず、程程に…。
整体&リフレ+酵母パン屋の自営業一家
何でも手作り、手仕事生活。

ルヴァンのぱん

2016年04月07日 21時55分17秒 | 自家製酵母パン屋 かしこ

甲田さんの作る酵母パンを食べて感動した人は

数えきれないくらいいるだろうし、

あまりのおいしさに酵母パンに挑戦した人も

たーっくさんいるだろうけど、

真似できないおいしさは、いつでもあこがれる。


食べ物はレシピじゃないってよく思う。

その人の手と、身の回りの環境が作り上げる味は

作り手ならではの味だからこそおいしい。


…だけどまずは何事も真似から(笑)

有名どころのパン屋さんのレシピを見つけてはこねて焼き、

失敗しては本を読み、またこねて焼く。


やはりご主人が二回りくらい大きくなったのはこの時か(笑)


とにかく「酵母パン」ってものがなんなのか

つかむだけでも相当時間がかかった。


先日古いパン雑誌を読んでたら甲田さんのコラム発見。

「お♪」と読んでるとパンチについて書いてる一文があった。

パンチとは発酵中にガス抜きや気泡の調整などを目的に

折りたたんだり丸めなおす作業のこと。

発酵のいつ入れるかでも仕上がりや味に違いがあって、

このパンチだけでも一晩話が出来そうなくらい試した。

なのに甲田さんったら、「ま、パンチは入れないよね」

え?

「いろいろ試したけど、僕のパンはパンチがない方がおいしいと思う」

ん~…深い。

それこそ何年も前の雑誌だからもしかしたらまた進化して

今は違う考えをもっているかもしれないけど

このタイミングでこんなパンチを、と語る人より、

「入れないほうがおいしいんだよね」の方が何だかグッときて

さすがだな~と一人うなずき、かしこの酵母でも試してみた。

もちろん入れなくてもパンは普通につくれることは知ってるけど、

シンプルも究極になると一つの技な感じがして。



というわけで焼いた山ぶどうくるみと黒玄米食パン。

ルヴァンの気泡の特徴がすごく好き。

だけどいまだ真似は出来ず。

自分の好きなパンはようやく焼けるようになってきたけど、

あの生地は一度作ってみたいな~


さ、これだけ書いたけど焼き立てだからまだ切らない。

寝かしつけて起きてこれたら試食。

無理だったら明日の朝のお楽しみ。

どんなパンになってるかな。




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