石の上にも三十年

焦らず、気負わず、程程に…。
整体&リフレ+酵母パン屋の自営業一家
何でも手作り、手仕事生活。

かしこの工房大改造!!

2010年06月06日 08時41分12秒 | 家づくり

我家の玄関は「整体人」の出入り口と、「自家製天然酵母パン かしこ」の工房として

二つの役割を担っています。

生活スペースの二階は日当たりが良く一年を通して室温が高いので、

パンの材料の保管は一階にしなくてはいけないし、

焼けたパンも陳列したい。販売やご予約のお取り置きのパンを置いておきたい。

もちろん我家の本業、揉みのお客様が心地よくご来店いただけるスペースでなくてはいけないし、

気をつけてはいるものの、お客様のご来店が重なってしまったときに

少しお待ちいただける空間も確保しなくてはいけません。


というわけで我家のエントランスは欲張りな使い勝手を解決するべく大改造に踏み切りました。

おじいちゃんという本職の助っ人の力を借り一気に壊していきます。



これは最初の状態。前住居者は一階でお食事もとっていたので、こんな立派な食器棚もありました。



引越してきた当時は7Kという下宿所に転職できそうな細かい間取り。

当時築34年だった家は梁も低く、特別背の高いわけではない我々にとっても圧迫感がありました。



我家をご存知のかたは皆さん驚かれるんじゃないでしょうか?

今施術部屋として使っている部屋がこちら。

和室と洋室が隣り合っていて、障子で区切られていました。



これは当時。





これは今の施術部屋の押入れの写真。

施術部屋として使っている元和室にあった押入れを壁を作ってふさいでしまい、

エントランス側のキッチンを拡張しようというのです。

とりあえず日中の仕事を休んで「壁を抜き、ベコベコでいつ抜けるか不安な押入れの床下を作りなおす」

ここまでを目標に作業に取り掛かりました。



かなりのホコリがでると予想されるので、後でお片づけをしている私達を想って

しっかりとビニールで仕切りを作ってから始めました。

これをやらないで作業をすると、一週間くらい朝晩拭き掃除をしてもざらざら感がとれないくらいで

結構大変なんです。




まずは階段下の壁。壊せない柱がでてきませんように…と祈りながらはがしていきます。

釘はさびてるし、ものすごいホコリ。何よりビニールハウスですからひどい汗(笑)



いやぁ~おじいちゃんは本当に仕事が早い。あっという間に壁が抜き取られ、階段下が露出。

押入れの床下もきれいに取り去られました。





ベニヤは作業中に抜け落ちてしまい、本当にギリギリだったみたい。

そのわりにこんな風に補強が入っていて、作りはとても頑丈にしてありました。

板さえ張り替えれば、冷蔵庫だってホイロだって何でも置けそうです。




最近階段を上がりきった小さい踊り場の床が随分きしむようになってきて、

子供たちに、床が抜けたら怖いからここでジャンプするの禁止~なんていっていたら、

太くてしっかりしてるけど垂木の本数が少なかったみたいで、修正すれば安心してドカドカ歩けそう。




子供ができる前はいろんな銭湯にお世話になっていた主人が

「この材なら蒔きになるから」と言うので

はがしたベニヤと柱に刺さっていた釘とネジを根気強く全部はずしました。大変だった…

分別という点から見たら当然なのかな?

近いうちに近所の銭湯に差し入れしてきたいと思います。



端材を見つめていた下の2歳の娘がのこぎりを持ち出して見よう見まねでゴリゴリ。

頑張ってました。ウマまで使ってます。大人の事を見てますね。

結構さまになってますが、この後指をザクッ!「血出てゃった!」と泣きもせずに云ってました。 

さすが下の子は強いですね。

刃物は早いうちに覚えさせてしまいます。我家の方針ですが、我慢が必要。


さて、一通り壊し終わってほっと一息。

次は作っていきます。



垂木でしっかり枠を作り、断熱の為に隙間なくスタイロフォームをはめ込みました。

当然のごとく、水平ではないので、現場合わせで調整しながらで、苦労しました。



全体はこんな感じ。



このスペースが広がっただけで、すごい開放感!やってよかった~わくわくする!!!

壊す前はこんな感じ。





今回剥がしてみて「ん~」と三人で苦笑いしたのは申しわけ程度にしか断熱材が入っていなかったこと。

目線の高さにちょこっと入っていただけで後はからっぽ。

だから一階は底冷えするんだね~


ここまでで約8時間。お父さんが手伝ってくれたとはいえ職人一人+素人二人としては

素晴らしい働きっぷりでした。

特に私なんて下働きくらいしかできないから二人は大変だったと思う…


また来週時間をつくって続きをやります。

お楽しみに!


(かしこ)