のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

怒る先生その後 1

2012-10-20 08:21:08 | 学校や先生について

人物特定がされるのはどうかと思うので、
あまり詳しく書かずにきたのですが、去年耐えきれずに
何度かこのブログにも書いた「怒る先生」。
実は、今年も同じ学年でご一緒してるのです。

去年は、「病的」と思われるほどの「怒り方」にハラハラし、
私もだいぶ疲弊しました。
「まずいな・・」
と思えば、主任先生や管理職に耳打ちして止めていただいたりもしましたが、
その場が収まったとしても、根本の考え方が変わらないので、
きっかけがあればまた「怒りモード」のスイッチが入っちゃう。

そして、この「根本の考え方」というのが、
どうやらこの先生の成育歴に根ざしているもののようで、
手ごわいのです。
管理職の先生方や諸先輩が優しくアドバイスして
かわれるようなものではなく、また、
強く注意すれば「逆切れ」されるだけで、やはり届かず。

私は、私の立場でできる、
「ジワジワとした洗脳」を試みて去年、今年と、
過ごしてきたつもりなのですが、
「怒りモード」の時に、この先生から発せられる言葉の
端々から、そうした周囲の働きかけが、見事に跳ね返されているのを感じます。

今年は「良い子」(或いは「叱られると大人しくできる子」)が
殆どのクラスに当たったので、去年より「怒り」頻度は減っていますが、
強烈さはたいして変わっていません。
管理職が「体罰になります。」と言い続けてくれたので、
廊下に長時間出したりするのはさすがにだいぶ収まってきた気はしますが、
注意を繰り返させる子供に対して投げつける言葉は、
とことんとがって攻撃的、しかも叱責時間が長いのです。


どうしてこんなに・・・と思っていましたが、
雑談の中で、この先生自身が親御さんからそうして育てられてきたということが
わかってきました。

参観日に家に帰ったら、
「行かなきゃよかった。おまえは親に恥をかかせた。もう2度とお前の参観日には学校に行かない!」
と言われたとか、
「うちの子はお姉ちゃんだけで十分だ。おまえなんかいえのこじゃない。でてけ!」
と言われて、どこに言っていいかわからなかったから夜8時くらいに学校に行った。」
とか・・

漏れ聞くエピソードはかなり強烈で、「精神的虐待?」と思われることも
多いのです。
子供達を叱りつける文言の中に、
「お前は、親に恥をかかせたんだ!親がどんな思いかわかるか!」
といった、20代女性とは思えない言葉が混じるのはこうしたせいなのでしょう。

「良い子」だった姉と比べて、「悪い子」だった自分自身が
母親から常に、とことん追いつめられるように叱られてきて、
そうしてそこを通りぬけ、大学を出て教師という職を得ているのですから、
自分の通ってきた道と同じように子供を叱りつけることに迷いがないのでしょう。
「悪い子」をしつけるためには必要な叱責なのだと思いこんでいるのでしょう。

また、子供時代に逆らえず溜めこんできたうっ積が
「怒りモード」に入った時に知らずにあふれだし、とめどなくなってしまうという面も
あるように思えます。


と、彼女を理解することはできるのですが、
教室という、狭い世界の中で、逆らいようのない子供達しかいない場で、
そのおかしさに気付いてもらうのは、至難です。