旅路 とまりぎ

いくつかのグループでのできごと(主に旅)

うかい鳥山のほたる

2012年06月26日 | 

   うかい鳥山のほたる

                           とまりぎ

 宴会の途中で照明を全て消して、辺りを真っ暗にする時間がある。全員が窓や廊下から外を見る。

 明るいときには見えなかったが、闇の中にゆっくりと動く小さな光が見える。ほたるだ。

 ひとりの人が近くへ来たほたるを一所懸命に捕まえようとしている。「身体を掴まえておいてちょうだい」と言っている。縁側の下の方、池の上の草にほたるがいるようだ。

 しばらくしたら、「とった」と云った。どうも捕まえてしまったらしい。

 指に乗せて、「指輪だ」なんて云っている。

                

 照明の下だからほたるの光が良くわからないが、たしかに光っている。「カメラ持っていたら撮って」といわれる。

 意外に女性には残酷なことをする人がいるようだ。

 説明によると、ほたるの生息にはカワニナが必要なのだが、大雨が降ると流されてしまい、ここでは育たないのだそうだ。

 八王子市も蛍の育成に力を入れているようだが。

 

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