バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

出雲の旨いもんと名湯をめぐるバスの旅(1)@島根

2009-11-26 23:49:42 | ☆バスde温泉(中国)

どうも体調が悪いその理由はわかっています。肝臓が弱っているからなんでしょうね。はい、お酒です。そんな弱った肝臓にはシジミがいちばん。そしてシジミといえばやはり宍道湖。ってな訳で今回は松江の旨いもんと、出雲の温泉をテーマに、バスで出かけてみることにしました。

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以前に湯原温泉を訪れたときにも利用した阪急バスの高速バスで松江を目指します。前回同様、阪急梅田駅の高架下にある阪急三番街バスターミナルを出発したバスは、一路、中国自動車道を走ります。車両は西工の「ネオロイヤル」、シャシーは「ふそう」のようです。

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夜行バスにも使われているバスは3列シートで快適。しかし、高速道路なので車窓の景色は単調です。バスターミナルで買った缶チューハイを開けてシートを倒せばスグにウトウト。中国道を走るバスに乗るときはいつもこうです。そして気づけばバスは米子自動車道を北上していて、湯原・蒜山を過ぎたら米子へ達します。ここから山陰自動車道を今度は西へと走り、松江出口でバスはいったん高速道路を下りて松江駅に向かいます。

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松江駅で乗客の多くが降りました。がらがらになったバスはこの後、終点の出雲市へ向かっていきます。松江駅では市内や郊外に向かって一畑バスや松江市交通局のバスが頻繁に発着しています。今夜宿泊のホテルに行くにはどれに乗っていいのやら判らない。とりあえず一畑電車の松江しんじ湖温泉駅へ行くバスに乗ってみたものの、市内をグルグル廻るばかりで、なかなか終点に近づきません。図らずも市内観光です。

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長々とウロウロした後にようやく松江しんじ湖温泉駅に着きました。

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この駅からはローカル電車が出雲大社に通じています。車両は京王や南海の中古車です。大阪人に馴染み深いこの元南海電車は、ズームカーの愛称で高野山の急こう配をグングン登っていたクライマー。今では平坦な場所をのんびりと走っている、まるで余生を楽しんでいるかのようですね。

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宍道湖といえば夕暮れ。夕陽が湖に落ちるときがここのいちばん美しい時間帯です。目の前に広がる絶景をしばし楽しむことができる。今夜はこの松江しんじ湖温泉に宿を取りました。

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宿に荷物を置いた後、旨いもんを求めて松江でいちばんの飲食街「東本町」界隈をぶらぶらと…飲食街といっても騒々しさはなく、しっとり落ち着いた佇まいは松江らしい。ただ、静か過ぎると感じるのはワタシが大阪人だからでしょうか…「鯛めし」が絶品の「皆見館」を発見。しかしここは大阪にも支店があるのでわざわざここで食うこともあるまいと思い、もう少しうろうろ。

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翌朝は雨模様。ワタシの雨男っぷりも冴え渡っていますね。ホテルのバイキングの朝食をいただくが、蜆のお味噌汁はあまりにもトホホ…昨夜の蜆との落差に朝から沈んでしまいます。早々にホテルをチェックアウトし、近くの松江城に行ってみることに。朝っぱらの割には団体の観光客でけっこう賑わっています。

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天守閣は以前に登ったことがあるので今回はパスし、本丸の近くにある松江郷土館「興雲閣」を訪れてみることにしました。この建物は明治天皇の行幸のために建てられた、バルコニーのある洋館建築で、現在では郷土資料の展示館として市民や観光客に開かれています。この日は昭和の暮らしを彩ってきた生活道具などを展示する特別展が開催されていました。

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松江城からからは観光の足・生活の足として市街を一周するバス「松江ウォーカー」に乗って、改めて車窓からの市内観光です。このバス、以前は100円だったのが、2006年6月から減便されるとともに、150円に値上がりしたそうです。バス業界、どこも苦しいみたいですね。車両はいすゞの「エルガミオ」のノンステップです。

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「松江ウォーカー」はお堀端を半周します。このお堀沿いの小泉八雲の旧居や、宍道湖に浮かぶ嫁ヶ島など、市内の主な名所を眺めることができるので、あっさり観光するには便利。利用者は観光客より地元の方の日常の足として使われているようですが…

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松江駅で玉造温泉行きの一畑バスの路線バスに乗り換えます。バスは国道ではなく旧街道の狭い道をユルユル走り、こまめに停留所に止まる。温泉行きといっても観光路線ではなく生活路線です。車両はいすゞの中型、2ステップ。30分ほどで玉造に着きました。

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出雲の温泉めぐりの最中、バスの都合でいったん松江に戻り、ここで昼食としました。出雲に来たのならゼッタイに外せないのがお蕎麦。たとえバスの時間待ちの間の腹つなぎであっても旨いもんを食べたいからね。

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再び松江駅前のバスターミナルで、今度は大東行きのバスに乗って奥出雲を目指します。
車両はまたまたいすゞの中型、2ステップ。大東行きのバスは、途中までは玉造行きと同じ経路を辿るが、乃木駅前から道を分かち、山に向かって進んでゆきます。1時間ほど走るとかなり山奥。海潮(うしお)の村落を過ぎると程なくして海潮温泉のバス停。ここで途中下車します。

続く…

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