バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

油屋別館 和亭@奥伊根温泉

2018-04-17 18:34:00 | 温泉(京都府)
「京都」でイメージするのは神社仏閣や京料理、舞妓はんというのが一般的なところ。しかしこれらは洛中。もっと広域で見ると、天橋立、経ヶ岬、丹後松島、伊根の舟屋など日本海の注目スポットが多数。現在、これらを「海の京都」として積極的にアピールしています。

しかもここには今やブランドとなった間人のカニや若狭湾のグジ、サバ、ブリなど日本海や若狭湾の海の幸にも恵まれています。そんな「海の京都」の温泉と旨いもんを求め、丹後半島を訪れることにしました。 

京都丹後鉄道・宮津駅から丹海バスで1時間半ほど、舟屋で知られる伊根からもう少し北側の集落、津母で古くから旅館を営んでこられた「油屋」が運営する「和亭」は、全11室が掛け流しの露天風呂付客室という贅沢さ。せっかくの機会なので奮発しました。
 
エントランスを入ると広々としたレセプションホール、ロビーとなり、全て畳敷きなので、玄関で靴を預かってもらいます。チェックインをすますと、お部屋に案内される までの間、お茶(抹茶)とお菓子のサービスがあります。
 
案内された部屋は10帖と7.5帖の二間からなる和室で、窓からは日本海と若狭湾が一望。床の間には天橋立を描いた掛け軸が飾られ、和の趣を感じさせます。
 
縁側の前はこの部屋専用のお庭があり、ベンチに座ってのどかな春の海を眺めることができる…そしてその横にはこの旅館の白眉、丸い陶製の専用露天風呂です。
 
昭和62年から掘削を開始して、平成6年にようやく湧出したというお湯が掛け流されていて、澄明で匂いは無いが、僅かながらに味がある。泉質は炭酸水素塩泉で、湧出温度が低いので加温しているようです。
 
浸かってみると、少しぬるっとした独特の感触で、これは女性がうれしい「美肌の湯」。泉質自体は歴史ある温泉地にはさすがに及ばないが、一晩中、海を眺めながらの湯浴みが楽しめる…これは心安らぎます。
 
この旅館の3階には共同の大浴場もあり、大き目の内湯とともに海を望む露天風呂が設置されています。こちらも滞在中、昼夜を問わず湯浴みできるが、残念ながら循環式。泉質は部屋のお風呂の方がいい。

ここの料理も圧巻。料理の詳細は食べログで。
 
この旅館、まずロケーションが抜群。温泉も優れ、サービスの女性もにこやかで好感が持てる。なによりもその料理が圧巻です。丹後の恵みを最大限に活かした良質の旅館だと言えます。

・場所:丹海バス:六万部BS
・泉質:含鉄‐ナトリウム‐炭酸水素塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉) 36.6℃
・訪問日:2018年4月17日


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