みかどん育児日記

自由を愛するみかどん(7才)を育児中のワーキング・マザーの日記です。

「バクダン製造者の告白」

2015年06月14日 | 仕事
仕事の一環で手にとった
「テロ爆弾の系譜―バクダン製造者の告白―」(第三書館)は、
昔の共産党や極左等の活動を全く知らない世代の者にとっては
大変興味深い内容でした。

化学が弱い私にはちんぷんかんぷんなところもありましたけど
(化学式とかがあるわけではない)。
もちろん、イデオロギー云々の話では全くなく、著者(故人)は、
昨今の過激派による無差別なテロ・爆発行為を強く非難しています。
表紙が危ない印象を与えるので(そもそもこの出版社だし)、
平積みになるような本ではないけれど、埋もれさせておくのは
もったいない。専門家/技術者だからこそ主張できることがある。

「恋するソマリア」(高野秀行)
「サヨナラ、学校化社会」(上野千鶴子)
「発明マニア」「打ちのめされるほどすごい本」(米原万里)も
さっと終了。

漫画「ママだって人間」(田房永子)←帯に「育児漫画のタブーを破る」と
あるので買ってみたら、あまりにも率直な内容ですごかった。
最後に、出産直後の私の心情を痛いほどよく表している場面があり
(産後の体を見て、女性として終わったという精神的な打撃を受けた)、
こんな思いを抱えているのは私だけじゃないんだ、と泣きそうに
なりました。

あれだけ山のように持って帰ってきたフランス語の本だけど、
読みはじめたら1週間ほど仕事も家事も放棄してしまいそうなものばかりで、
なかなか手に取れません。
といいつつ、夏は、できれば本を買いに渡仏したいものです。

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