一昨日、締め切りを過ぎた原稿2本をようやくあげて、
心身ともに春の陽気を感じられるようになりました。
体の中を桜吹雪が過ぎていくのを感じられるような、
透明になった感じというのでしょうか…
専門図書に閉じこもっていた反動と、日本と自分たちの
この先についてあまりにも無知だったという反省から、
ここ数日、久しく手に取らなかったようなジャンルから
手当たり次第読んでいます(とはいえ手軽な新書ばかり)。
「生き方の不平等」(白波瀬佐和子)
「下流志向」(内田樹)
「高学歴ワーキングプア」(水月昭道)
「博士漂流時代」(榎木英介)
「ガラパゴス化する日本」(吉川尚宏)
私の気持ちがそちらに向いているからか、それとも
日本で最近売れるものはネガティブ志向が多いのか、よく
分かりませんが、それにしても「今の社会は幸せではない」
といメッセージがひときわ強く出されているように
感じます。
店頭で思わず買ってしまったもの
「日本の原子力施設全データ」(講談社ブルーバックス)
変なタイトルですが、内容はしっかりしてます。
「日本の原発危険地帯」(鎌田彗)
これももっとよいタイトルを付ければよいのに。原発を受け入れた
自治体や住民への丁寧な取材を通して書かれています。1982年に
出版されたものの再版。きっとどこの本屋でも平積みでしょう。
作者が言いたいのは、国、電力会社だけではなく、原発から得られる
利益にyesと言った自治体の責任も忘れてはいけないということ。
「廃炉に向けて:女性にとって原発とは何か」(新評論)
これは図書館から借りた古い本(チェルノブイリの後に出版された)。
錚々たる女性陣(鶴見和子、北沢洋子、青木やよひ、etc)による
座談会が面白い。ただ、女性だけの座談会に少々違和感を感じるのは、
時代のせいでしょうか…。父もダンナもこれには手を出さず。
趣味の本
「アフリカ:資本主義再最後のフロンティア」
3年ほど前までは、一部の専門書(大多数は文化人類学、たまに
開発学、稀に経済学)にしかなかったアフリカ本。
それが最近は、ビジネス本や新書版でもどんどん出てくるように
なった!!それが本当に驚きです。
"The boy who harnessed the wind"
マラウイの農村で独学で風車を作った青年の実話。学校は貧しさのため
途中でdrop out。まだ読んでいる途中ですが、このように外部支援が
なくとも自分で頑張って何かをやろうとする人たちは少なからずいるの
だと思います。我々外部が無理やり山を動かそうとするよりも、
どうやったらやる気の人たちを側面支援できるのかなといつも感じます。
"Fatima's good fortune"
私はフランス語で読みましたが、作者はパリ在住のアメリカ人夫婦(英語)。
なんといっても、小説の舞台が、かつてすんでいた街角なので、
出てくる街やお店、雰囲気が溜まらなく懐かしいです。話もいいです。
元気の出る良質な小説だと思います。
心身ともに春の陽気を感じられるようになりました。
体の中を桜吹雪が過ぎていくのを感じられるような、
透明になった感じというのでしょうか…
専門図書に閉じこもっていた反動と、日本と自分たちの
この先についてあまりにも無知だったという反省から、
ここ数日、久しく手に取らなかったようなジャンルから
手当たり次第読んでいます(とはいえ手軽な新書ばかり)。
「生き方の不平等」(白波瀬佐和子)
「下流志向」(内田樹)
「高学歴ワーキングプア」(水月昭道)
「博士漂流時代」(榎木英介)
「ガラパゴス化する日本」(吉川尚宏)
私の気持ちがそちらに向いているからか、それとも
日本で最近売れるものはネガティブ志向が多いのか、よく
分かりませんが、それにしても「今の社会は幸せではない」
といメッセージがひときわ強く出されているように
感じます。
店頭で思わず買ってしまったもの
「日本の原子力施設全データ」(講談社ブルーバックス)
変なタイトルですが、内容はしっかりしてます。
「日本の原発危険地帯」(鎌田彗)
これももっとよいタイトルを付ければよいのに。原発を受け入れた
自治体や住民への丁寧な取材を通して書かれています。1982年に
出版されたものの再版。きっとどこの本屋でも平積みでしょう。
作者が言いたいのは、国、電力会社だけではなく、原発から得られる
利益にyesと言った自治体の責任も忘れてはいけないということ。
「廃炉に向けて:女性にとって原発とは何か」(新評論)
これは図書館から借りた古い本(チェルノブイリの後に出版された)。
錚々たる女性陣(鶴見和子、北沢洋子、青木やよひ、etc)による
座談会が面白い。ただ、女性だけの座談会に少々違和感を感じるのは、
時代のせいでしょうか…。父もダンナもこれには手を出さず。
趣味の本
「アフリカ:資本主義再最後のフロンティア」
3年ほど前までは、一部の専門書(大多数は文化人類学、たまに
開発学、稀に経済学)にしかなかったアフリカ本。
それが最近は、ビジネス本や新書版でもどんどん出てくるように
なった!!それが本当に驚きです。
"The boy who harnessed the wind"
マラウイの農村で独学で風車を作った青年の実話。学校は貧しさのため
途中でdrop out。まだ読んでいる途中ですが、このように外部支援が
なくとも自分で頑張って何かをやろうとする人たちは少なからずいるの
だと思います。我々外部が無理やり山を動かそうとするよりも、
どうやったらやる気の人たちを側面支援できるのかなといつも感じます。
"Fatima's good fortune"
私はフランス語で読みましたが、作者はパリ在住のアメリカ人夫婦(英語)。
なんといっても、小説の舞台が、かつてすんでいた街角なので、
出てくる街やお店、雰囲気が溜まらなく懐かしいです。話もいいです。
元気の出る良質な小説だと思います。
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