久しぶりに専門分野に近い本を読み始めています。
経済史を専門とするLaurence FontaineのLe Marche(市場)。
欧州経済史を軸とし、中世以降、市場が発展してきた経緯、
宗教との関係、17世紀のチューリップ・バブル、最近の
金融バブル、また最貧国の市場を巡る議論等を取り込みつつ、
市場機能の利点(数世紀というスパンでみると、女性や
社会的弱者の経済的自立を促してきた)や限界
(言うまでもなし)を整理した上で、今後の市場のあるべき
姿を提示しています(まだ全部読んでないので間違っているかも)。
経済が回復せず、失業率も改善しないフランスでは、昔から
反資本主義的な考えが(反米主義的な傾向もあり)強いのですが、
このように、市場機能を長期的なスパンから捉えなおすエッセイは
とても興味深く、著者に話を聞いてみたい衝動に駆られます。
同時並行で、アルジェリア独立から90年代の内戦、そして現代まで、
どのように仏が密かにその混乱に一役買ってきたかという本も
読んでいます(これは仕事のため)。
アルジェリアは、アルジェリア人でも、どのように権力が回って
いるのか分からないというくらい謎めいたシステムが構築されていますが、
暴力が蔓延ってきた背景には、旧宗主国の仏の影響も大きいことを
改めて知り、改めて、宗主国と植民地との関係の難しさ、
旧植民地の人々の傷の深さを痛感します。
みかどんは、一生懸命仏語の本を読んだり、
今日は「ルルとララのにこにこクリーム」を読みました。
経済史を専門とするLaurence FontaineのLe Marche(市場)。
欧州経済史を軸とし、中世以降、市場が発展してきた経緯、
宗教との関係、17世紀のチューリップ・バブル、最近の
金融バブル、また最貧国の市場を巡る議論等を取り込みつつ、
市場機能の利点(数世紀というスパンでみると、女性や
社会的弱者の経済的自立を促してきた)や限界
(言うまでもなし)を整理した上で、今後の市場のあるべき
姿を提示しています(まだ全部読んでないので間違っているかも)。
経済が回復せず、失業率も改善しないフランスでは、昔から
反資本主義的な考えが(反米主義的な傾向もあり)強いのですが、
このように、市場機能を長期的なスパンから捉えなおすエッセイは
とても興味深く、著者に話を聞いてみたい衝動に駆られます。
同時並行で、アルジェリア独立から90年代の内戦、そして現代まで、
どのように仏が密かにその混乱に一役買ってきたかという本も
読んでいます(これは仕事のため)。
アルジェリアは、アルジェリア人でも、どのように権力が回って
いるのか分からないというくらい謎めいたシステムが構築されていますが、
暴力が蔓延ってきた背景には、旧宗主国の仏の影響も大きいことを
改めて知り、改めて、宗主国と植民地との関係の難しさ、
旧植民地の人々の傷の深さを痛感します。
みかどんは、一生懸命仏語の本を読んだり、
今日は「ルルとララのにこにこクリーム」を読みました。
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