みかどん育児日記

自由を愛するみかどん(7才)を育児中のワーキング・マザーの日記です。

偏見、人種差別なんでしょうか

2014年10月17日 | みかどん
みかどんが友達の友達に、最近流行しているLoomの機械
(小さな色ゴムを組み合わせてブレスレット等を作るもの)を
週末だけ貸してほしいと頼まれ、自分の持っている機械3個を
全部貸したというので、なんだか怪しいなと思っていたら
予想通り、今日になっても返ってきません。

お友達も一緒に1個貸したらしく、今週に入ってから毎日
返してと言っているのに、連日「明日返す」、徐々に
調子に乗ってきて「その指輪くれたら返す」とか
「私にくれるっていったじゃない」と開き直ったり、
らちが明かない。

こちらの学校は来週から2週間秋休みに入るので、
明日(金曜日)返してもらえなければ、このまま
有耶無耶にするんだろうと思い、その女の子の
担任の先生宛に手紙を書きました。

話を聞いておかしいな、と思ったのは、
普段遊んでいる仲良しではないことと、
あとは、自分で性格が悪いと思いますが、
国籍を聞いて、これは返してこない可能性が
高いな、と思ってしまったため。

みかどんは、「信用できる子だよ」と最初は
ナイーブに言っていたけれど、何度話しても
ごまかされることにようやく気付いた様子。
思い当れば、その家庭は、学校がつまらない
(授業ばかりで課外授業等がない日)は
午前中だけで子供を下校させたり、休ませている
ことが多いので、ますます信用できないなと
感じてしまいます。

途上国、それも最貧国相手の仕事をしているのなら、
もう少し相手への理解があるんじゃないかと
言われそうですが、彼らのメンタリティもなんとなく
分かっているからこそ、人類愛に満ちた綺麗事で
物事を済ましたくありません。

紛争地にいるわけでもなく、せっかく安心して教育できる
環境にいるのに(高級住宅街の学校に通わせているのだから、
決して困窮しているわけではない)、子供の教育機会を
十分に与えていない親の姿を見ると、その国はまだまだ
発展できないだろうな、と思ってしまいます。

偏見は良くないけれど、こちらの地下鉄や路上で、日中から
子供に物乞いをさせているロマ族も、義務教育の機会が
与えられてパリ市内のメトロに乗るお金があるのなら、
貧困とか人種差別を言いつつ、受け入れ国の行政制度が悪いと
責任転嫁して物乞いを続けているのはおかしいのではないかと
感じてしまいます。

昨年秋に修学旅行バスから降ろされて、コソボ?に強制退去
させられたロマ族の娘も、当初は世論の同情を引いていたけれど、
両親は全く就労する気がなく生活保護を当てにして、
娘自体も弁護士になりたいと言いつつ学校は殆ど言っていなかった
というのだから、自分達でよくなろうと努力をしない輩を
どこまで他人が善意で助けてやらなければいけないのだろうと
つい批判的に思ってしまいます。